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【イチ押しニュース】夏本番前にエアコンが「入荷待ち」状態。高知県内の家電店で品薄になっています

高知県内は梅雨真っただ中。気温も上昇し、蒸し暑い日が続いています。そんな時、欠かせないのがエアコンですが、家電店では「入荷待ち」状態なのだそうです。

原因は世界的な半導体不足と、生産を担う中国が新型コロナ禍で都市をロックダウン(都市封鎖)していた影響。

子どもやお年寄りの熱中症対策に、適切なエアコンの利用が推奨されている昨今。皆さん、くれぐれもご注意ください。

高知県内家電店エアコン品薄 「入荷3カ月待ち」も 上海封鎖影響、夏商戦への影響懸念

品薄を知らせる張り紙が掲げられたエアコン売り場(高知市知寄町2丁目のベスト電器高知本店=山下正晃撮影)
品薄を知らせる張り紙が掲げられたエアコン売り場(高知市知寄町2丁目のベスト電器高知本店=山下正晃撮影)

(高知新聞 2022 年 6 月19 日掲載)

梅雨に入り、徐々に暑くなってきた高知県内の家電店で、エアコンが品薄になっている。世界的な半導体不足に加え、生産を担う中国が新型コロナ禍で都市をロックダウン(都市封鎖)していた影響が表れたためだ。一部は「入荷まで3カ月」という状態で、需要がピークを迎える7月にさらに品薄となる懸念も。夏のボーナス商戦を控える各店は「先が見通せない」と嘆いている。

「お急ぎください! この夏、家電製品の生産が大幅減!」

ベスト電器高知本店(高知市)は今月に入り、エアコン売り場入り口にこんなのぼりを掲げた。一部メーカーの商品は入荷まで3カ月待ちという。

「ここまで入荷が滞ったのは記憶にない」と徳弘元彦店長は険しい顔。「在庫切れの商品も出てきた。もう少し気温が上がれば一気に増えそう」と不安を隠さない。

エアコンは主に中国で製造されている。3月下旬に世界有数の貿易港がある上海がロックダウンされたことで、4月以降に日本への物流が滞った。今月13日には県内が梅雨入りし、寝苦しい夜や洗濯物の乾燥にエアコンを使いたい家庭が増えてきたことで、品薄が一気に顕在化した。

品薄と聞き店に駆け付けたという高知市内の女性(74)は、今秋の引っ越しに備えてエアコンを3台注文。入荷まで最長2カ月半待ちだが、「何とか間に合いそう」と胸をなで下ろした。

アトム電器チェーン高知旭店(高知市南元町)は一部エアコンの入荷がなく、顧客を2カ月待たせたことも。店長は「在庫は例年の10分の1以下。夏前にこれほど少ないのは異常」と嘆く。

さらに家電業界では昨年から続く半導体不足により、洗濯機や電子レンジなども品薄となっている。

安芸市内の家電店では、エアコンの在庫は「平年の半分の5台」のみで、冷蔵庫と洗濯機は入荷待ちの状態。男性店主は「書き入れ時なのに仕入れのめども立たない。経営的に大ダメージ」と頭を抱える。

給湯器も昨秋から生産量が激減しており、入荷に半年かかることも。ガス給湯器を扱う四国広瀬産業(高知市旭町3丁目)は「在庫がないときは中古の仮付けでしのいでいる。梅雨時に活躍する浴室乾燥機能は付いていないが、お客さんに説明して理解してもらうしかない」。

上海のロックダウンは6月1日に解除されて、各メーカーは生産量を増やしているが、半導体不足は解消しておらず、感染動向により物流が再び停滞する懸念も消えていない。

徳弘店長は「家のエアコンを運転してみて、不調があれば早めに修理や買い替えの検討を」と呼び掛けている。(安岡仁司、加藤風花)

 

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この記事の著者

森本 裕文

森本 裕文

高1の長男、中2の長女の4人家族。理論派のO型組(私と長女)と、感覚派のB型組(妻と長男)でいつも楽しく抗争中。1979年生まれ。

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