高知のニュースをまとめて紹介|高知の1週間(2020年10月25~31日)
「高知のニュース」では、子育てだけでなく、日々の暮らしで知っておきたい高知に関連するニュースのポイントを 1 週間分まとめて紹介します。
一番最後にお届けするニュースは、ココハレ編集部イチ押しの、心が“ほっこり”温まる話題です。お子さんとの会話のヒントにいかがですか?
目次
- 高知ユナイテッドがJFL初勝利 ホンダに1―0
- 芸西村村長選挙に溝渕氏が再選 投票率60.50% 竹内氏に43票差
- 足摺海洋館の来館者が最多に 41年ぶり記録更新 土佐清水市
- 阪神ドラフトで高知県関係2人 栄枝捕手4位、石井投手8位指名
- 文化功労者に西川きよしさん 漫才師で初の快挙 高知市出身
- 高知県が大阪観光局と協定 商品開発・交流人口拡大へ
- 「高知くろしお感動大賞」第1号に阪神・藤川球児投手
- 技研(高知市)が「イクメン」日本一 男性育休推進に評価 厚労省表彰
- 来年2月「龍馬リレーマラソン」 規模縮小し代替イベント
- 奈半利町長が住民に謝罪 「処分甘い」の声も ふるさと納税問題
- JA高知県 仁井田米を偽装販売 別産地など45トン「収穫足りず」
- 今週の“ほっこり” 本山の民家にヤマネ 冬眠前 果実に誘われて?
高知ユナイテッドがJFL初勝利 ホンダに1―0
(高知新聞 2020 年 10 月 25 日朝刊より)
お待たせ! 高知Uが初勝利―。サッカーJFL(日本フットボールリーグ)は24日、静岡県のホンダ都田サッカー場などで第25節4試合を行い、高知ユナイテッドSC(高知U)は、リーグ5連覇を狙う、ここまで負けなしのホンダFCに1―0で競り勝った。県勢にとって初となるJFL白星を挙げ、高知県サッカー界の新たな扉を開いた。
芸西村村長選挙に溝渕氏が再選 投票率60.50% 竹内氏に43票差
(高知新聞 2020 年 10 月 26 日朝刊より)
任期満了に伴う高知県安芸郡の芸西村長選は25日投開票され、無所属の現職、溝渕孝氏(61)が951票を獲得し、無所属新人の元芸西村議会議長、竹内英樹氏(52)を43票差の僅差で破り再選を果たした。任期は11月10日から4年間。
1996年以来24年ぶりの選挙戦で、投票率は60・50%。前回(84・88%)を24・38ポイント下回った。
足摺海洋館の来館者が最多に 41年ぶり記録更新 土佐清水市
(高知新聞 2020 年 10 月 26 日朝刊より)
3カ月で達成 10万9756人目に記念品
高知県立足摺海洋館「SATOUMI」(土佐清水市三崎)で25日、本年度の来館者が10万9755人を突破し、1979年度に記録した単年度の最多来館者を41年ぶりに更新した。7月のリニューアルオープンから約3カ月で上回る盛況で、本年度目標の11万2千人の達成も目前となっている。
阪神ドラフトで高知県関係2人 栄枝捕手4位、石井投手8位指名
(高知新聞 2020 年 10 月 27 日朝刊より)
プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)が26日、東京都内で行われ、高知高校出身で立命館大の栄枝裕貴捕手(22)が阪神タイガースから4位で、高知ファイティングドッグス(FD)の石井大智投手(23)も阪神に8位で指名された。
栄枝捕手は高知市出身。高知中学校から進んだ高知高時代に甲子園出場はなかったが、立命館大進学後は強肩を武器に関西学生野球リーグで活躍し、大学日本代表候補に選ばれるなど、高い守備力が注目されていた。
一方、石井投手は秋田市出身。秋田高専卒業後の2018年にFDに入団した。直球の最速が153キロの右腕で、エースとして活躍。昨季は四国アイランドリーグplusの最多奪三振のタイトルを獲得した。
文化功労者に西川きよしさん 漫才師で初の快挙 高知市出身
(高知新聞 2020 年 10 月 27 日夕刊より)
「お客様のおかげ」 “やす・きよ”時代築く
惜しまぬ努力でその道を究めた各界の第一人者たちが27日、2020年度の文化勲章や文化功労者に選ばれた。高知市出身の西川きよし(本名・潔)さん(74)は、漫才師として初めての文化功労者となった。高知県出身者が文化功労者に選ばれるのは、2009年度の作家、故・宮尾登美子さん以来で、通算12人目になる。
西川さんは、故・横山やすしさん=宿毛市沖の島出身=との“やす・きよ”コンビで一時代を築き、今もお茶の間に愛され続ける大ベテラン。「(文化功労者に)名前を挙げてもらったのはお客様のおかげ」と感謝した。
高知県が大阪観光局と協定 商品開発・交流人口拡大へ
(高知新聞 2020 年 10 月 28 日朝刊より)
まいど! よろしゅう! 大阪・関西圏からの経済活力の取り込みに向けて高知県は27日、大阪観光局と連携協定を結んだ。「日本観光のショーケース」を標榜(ひょうぼう)する大阪観光局は国内外に大きな発信力を持っており、高知県は新型コロナウイルス収束後のインバウンド(訪日外国人客)獲得など、観光客の拡大を目指す。
協定は、浜田省司知事が公約に掲げる関西圏との連携強化の一環。この日、大阪市内で高知県観光コンベンション協会も加えた3者で締結した。3者は協定に基づき、新たな観光商品の開発▽国内外へのプロモーション強化▽スポーツを通じた交流人口拡大▽「コロナ後」の新しい地方観光の確立―などに取り組む。
「高知くろしお感動大賞」第1号に阪神・藤川球児投手
(高知新聞 2020 年 10 月 28 日朝刊より)
知事 引退試合で表彰へ
高知県は、県民に深い感動を与えた人物を表彰する「高知くろしお感動大賞」を新設し、第1号として今季限りで現役引退するプロ野球阪神の藤川球児投手(40)に贈ることを決めた。11月の引退試合で浜田省司知事が表彰状を授与する。
高知県広報広聴課によると、名誉県民や県功労者といった既存制度に合致しないものの、「県民に深い感動と勇気を与え、県を元気にした人物」に県民からの感謝を表すため、新しい賞を設けた。
技研(高知市)が「イクメン」日本一 男性育休推進に評価 厚労省表彰
(高知新聞 2020 年 10 月 29 日朝刊より)
男性が育児参加しやすい企業をたたえる厚生労働省の「イクメン企業アワード2020」で技研製作所(高知市布師田)がグランプリに輝いた。男性の育休取得率を1年間で0%から30%に引き上げたことが高く評価された。28日に発表された。
来年2月「龍馬リレーマラソン」 規模縮小し代替イベント
(高知新聞 2020 年 10 月 29 日朝刊より)
新型コロナウイルス感染症の影響で中止になった「高知龍馬マラソン2021」の代替イベントとして、マラソンが予定されていた来年2月21日に高知市の春野総合運動公園でリレーマラソンが開かれる。参加ランナーを平常開催の約1割となる1200人程度に抑えて開催する。マラソン実行委員長を務める浜田省司知事が28日の記者会見で明らかにした。
「高知龍馬リレーマラソンwithよさこい」と題したイベント。1チーム3~7人で計150チームを募り、陸上競技場などに設定する周回コース(26~39キロで検討中)を走る。小学生や車いす走者による「ファンラン」(計1・2キロ)も行い、競技中は会場でよさこい演舞も行う。
奈半利町長が住民に謝罪 「処分甘い」の声も ふるさと納税問題
(高知新聞 2020 年 10 月 30 日朝刊より)
高知県安芸郡奈半利町の竹﨑和伸町長は29日夜、ふるさと納税を巡る一連の問題について住民説明会を開き、チェック体制の甘さなどを住民に謝罪した。竹﨑町長が引責として自ら行った減給処分について、町民からは「甘い」という声が続出したが、町長は「再生に向けて取り組みたい」と述べ、辞任などは改めて否定した。
奈半利町では、ふるさと納税を担当していた地方創生課の元課長補佐ら職員2人が返礼品業者らから賄賂を受け取ったとして起訴された。さらに町が返礼品調達費の割合を低く偽装して国に申告したことも発覚し、7月には返礼品の基準違反で全国で初めて制度からの除外処分を受けた。
JA高知県 仁井田米を偽装販売 別産地など45トン「収穫足りず」
(高知新聞 2020 年 10 月 31 日朝刊より)
JA高知県(武政盛博組合長)は30日、四万十営農経済センター(高岡郡四万十町)が取り扱った2019年産のブランド米「仁井田米」の一部で、品種や産地の表示を偽装して販売していたと発表した。通常栽培米を付加価値の高い特別栽培米と偽るなどして計約45トン、1571万円を販売。同JAは「取引量に対して収穫が少なく、職員が別の品種や産地で補おうとした」とし、購入者には全額返金するとしている。
「仁井田米」は四万十町窪川地域で栽培された米の総称で、古くから親しまれてきたブランド米。県内有数の米どころでJAが偽装表示をしていたことに、生産者や消費者は大きな衝撃を受けている。
今週の“ほっこり” 本山の民家にヤマネ 冬眠前 果実に誘われて?
(高知新聞 2020 年 10 月 26 日朝刊より)
国の天然記念物に指定されているヤマネがこのほど、高知県長岡郡本山町北山丙の式地孝太郎さん(72)、和さん(58)夫妻方で見つかった。夫妻はかわいらしい珍客を一時保護した後、山へと逃がした。
17日午後1時ごろ、家庭菜園で育てているトマトの世話をしていた和さんが、すぐそばをトコトコと歩く小動物に気づいた。「この小さいのは何!?」と驚き、家にいた孝太郎さんを呼んだ。小学生のときにヤマネを見たことがあった孝太郎さんは「貴重な動物。放っちょけれん」といったん保護した。
胴体、しっぽを含め体長9センチほど。高知市の「わんぱーくこうちアニマルランド」によると「ヤマネの子どもで、冬眠前に菜園の果実に誘われて来たのでは」。県内には広く分布しているが「民家で見つかるのは珍しい」と話していた。
1975年に国の天然記念物に指定され、「森の妖精」とも呼ばれるヤマネ。夫妻は「喜ばせに来てくれたろうかねえ」とにっこり。「また遊びに来てね」と優しく裏山に逃がしていた。(竹内将史)