高知のニュースをまとめて紹介|高知の1週間(2020年6月14~20日)
「高知のニュース」では、子育てだけでなく、日々の暮らしで知っておきたい高知に関連するニュースのポイントを 1 週間分まとめて紹介します。
一番最後にお届けするニュースは、ココハレ編集部イチ押しの、心が“ほっこり”温まる話題です。お子さんとの会話のヒントにいかがですか?
目次
奈半利町収賄 総額7000万円に
(高知新聞 2020 年 6 月 16 日朝刊より)
高知県安芸郡奈半利町のふるさと納税汚職事件で県警は15日、元奈半利町課長補佐の柏木雄太容疑者(41)=受託収賄罪などで起訴休職中=とその父母が、返礼品の取引に絡んで約656万円の賄賂を得ていたとして、収賄容疑で再逮捕した。立件総額は約7千万円となり、県内の汚職事件では過去最高。
決裁文書偽造で高知市長ら再び不起訴
(高知新聞 2020 年 6 月 17 日夕刊より)
高知市南部の「道の駅」構想に絡む都市計画マスタープランの決裁文書偽造問題で、高知地検は17日、虚偽有印公文書作成などの容疑を高知検察審査会が「不起訴不当」としていた岡﨑誠也市長ら19人について、嫌疑不十分で再び不起訴処分にした。審査会の最初の議決が「不起訴不当」のため再審査には進まず、捜査は終結となった。
高知県内初の自治体新電力が発足
(高知新聞2020年6月18日朝刊より)
高知県須崎市、高岡郡日高村と県内外の民間企業5社の共同出資で17日、電力小売り事業を行う「新電力」会社が発足した。社名は「高知ニューエナジー」で、地域内の発電施設を活用した「電力の地産地消」を進め、エネルギーや利益が地域で循環する枠組みを目指す。電力供給開始は12月ごろの予定。
高知FD新社長に武政重和氏が復帰
(高知新聞 2020 年 6 月 18 日朝刊より)
高知ファイティングドッグス(FD)は17日、新社長にサッカー高知ユナイテッドSC(高知U)社長の武政重和氏(46)が就任した、と発表した。2014年まで高知FDの社長を務めており、6年ぶりの復帰。武政氏は高知FDと高知Uの社長を兼務する。
県が6月補正でコロナ対策197億円
(高知新聞 2020 年 6 月 19 日夕刊より)
高知県は19日、新型コロナウイルス対策費用を盛り込んだ6月補正予算案197億300万円を発表した。経営状況が特に厳しい事業者の雇用維持を支援するため、県単独の給付金制度を新設。医療機関や福祉施設のスタッフに最大20万円の慰労金を支給する。
苦境の県内イベント業団結
(高知新聞 2020 年 6 月 20 日朝刊より)
新型コロナウイルスの影響で苦境に陥っている、県内のステージやイベント業に携わる人たちが19日、高知市の県民文化ホールに集まり、初めての情報交換会を開いた。数ヶ月間収入が全くないなど過酷な状況が次々と報告され、近く連絡協議会を発足させ、協力していくことになった。
今週の“ほっこり” 波介川のヒマワリ10万本 鮮やかに
(高知新聞 2020 年 6 月 17 日朝刊より)
土佐市の松本さん栽培20年
高知県土佐市出間の波介川沿いで夏の風物詩となっている10万本のヒマワリが、今年も見頃を迎えている。地元の農業、松本都一(くにかず)さん(68)が、ネギ栽培の合間に育て始めて20年目。今後も「体が続く限りやりたい」と意欲を見せている。
ヒマワリ栽培のきっかけは、国の区画整理という。10カ所以上に分散していた畑が約9千平方メートルの1カ所に集約された。松本さんはネギの連作障害を防ぐため、春~夏に別の作物を育てようと考え、「遊び心でヒマワリを植えた」と笑う。
最初は3千平方メートルに3万本植えたが、土をかぶせすぎるなどして「1万本も咲かんかった」。徐々に栽培のこつをつかんで本数を増やし、ここ10年ほどは毎年約10万本が鮮やかに咲いている。松本さんは「水はけをよくするために畑の中に溝を入れるなど工夫を重ねた」と振り返る。
壮観な景色は口コミや報道で知れ渡り、見物客は「最多で1日5千人来たこともある」。駐車場に誘導するスタッフを雇うなどしていると経費が増大。本業のネギ栽培がおろそかになると“閉園”も考えたが、土佐市の助言もあって3年前からは入園料を設定。現在は大人200~300円(高校生以下無料)としている。
「体力面など苦労もあるが、喜んでくれる人がおるのは励みになる」と松本さん。「1年ごと“延長戦”という感覚やけど、やれるだけ頑張りたい」と笑顔を見せた。
今年は今週いっぱいが見頃だという。マスク着用での来場を呼び掛けている。(山崎友裕)