高知のニュースをまとめて紹介|高知の1週間(2020年7月12~18日)
「高知のニュース」では、子育てだけでなく、日々の暮らしで知っておきたい高知に関連するニュースのポイントを 1 週間分まとめて紹介します。
一番最後にお届けするニュースは、ココハレ編集部イチ押しの、心が“ほっこり”温まる話題です。お子さんとの会話のヒントにいかがですか?
目次
よさこいネットで総踊り 振付師ら8人が考案
(高知新聞 2020 年 7 月 12 日朝刊より)
高知市のよさこい祭りで人気チームの踊りを長年指導してきた“カリスマ振付師”ら8人が、ネット空間での「よさこい開催」を目指し、切れ味と個性あふれるダンスを完成させた。8月中旬には、各地の踊り子をパソコン画面上でつなぐ「世界総踊り」の開催を計画している。祭りが中止になった中、鳴子踊りの魅力を再発見し、元気を取り戻そうとの試みだ。
高知産ユズ使用のサッポロポテト「ゆずポン酢味」 7月13日発売
(高知新聞 2020 年 7 月 12 日朝刊より)
カルビー(東京)は、高知県産ユズの果皮パウダーを使った「サッポロポテトつぶつぶベジタブルゆずポン酢味」=写真=を中四国限定で13日に発売した。
カルビーは2017年から、47都道府県の特産品の味をポテトチップスで表現するプロジェクトを展開。これまで高知の味は「芋けんぴ」「ミレービスケット」「ゆずポン酢」が発売された。
高知FD選手がコロナに感染 県内4月末以来
(高知新聞 2020 年 7 月 13 日夕刊、16日夕刊より)
高知県は13日、高知ファイティングドッグス(FD)の選手で、高岡郡佐川町に住む20代男性が新型コロナウイルスに感染した、と発表した。県内での感染確認は4月28日以来。7月16日には四万十市を訪問していた大阪府に住む30代女性の感染も分かった。
高知市コロナ補正46億円 宿泊業最大2500万円給付
(高知新聞 2020 年 7 月 14 日夕刊より)
路線バス1台35万円、タクシー25万円
高知市は14日、新型コロナウイルス対策を軸に編成した7月補正予算案を発表した。総額46億1800万円で、企業の事業継続に向けて、影響が深刻な宿泊事業者に最大2500万円を給付。交通事業者向けにも所有車両1台につき25万~35万円の給付金を設ける。ひとり親世帯や妊婦も支援する。予算案は17日に開く市議会臨時会に提出する。
高知市に心の教育センター完成 8月から業務開始
(高知新聞 2020 年 7 月 15 日朝刊より)
相談室など増設
不登校やいじめといった教育相談にカウンセラーらが応じる「高知県心の教育センター」(高知市大原町)の建て替え工事がこのほど完了した。木造2階建ての温かな雰囲気で、県の不登校対策の強化に合わせ、相談室や研修室を増設した。8月2日から業務を開始する。
高知大丸の約30店8月末までに閉店へ 20区画は新店の見通し
(高知新聞 2020 年 7 月 16 日朝刊より)
高知大丸(高知市帯屋町1丁目)に入るショップのうち、婦人服や紳士服を中心に約30店が8月末までに閉店することが分かった。新型コロナウイルス感染拡大の影響などで、アパレル大手が全国で進める店舗の閉鎖が主な要因。高知大丸は「約20区画は次の店の見通しがついている。リビング雑貨を拡充するなど建物全体の構造改革も図りたい」としている。
ふるさと納税から奈半利町を除外 国が初の厳重処分
(高知新聞 2020 年 7 月 18 日朝刊より)
ふるさと納税の返礼品に関して違反行為があったとして、総務省は17日、安芸郡奈半利町を制度の対象から2年間除外すると発表した。「返礼品は寄付額の30%以下の地場産品」という基準に反したのが処分理由で、対象自治体としての指定を23日付で取り消す。ふるさと納税の指定取り消しは全国初。奈半利町ではこれまでに町職員の汚職事件や国への虚偽申告が表面化しており、ルールを無視した一連の対応に監督省庁が重い処分を下した格好だ。
新足摺海洋館SATOUMIオープン 350種1万5000点を展示
(高知新聞 2020 年 7 月 18 日夕刊より)
高知県土佐清水市三崎の新足摺海洋館「SATOUMI(さとうみ)」が18日オープンした。竜串湾に面した2階建てで、県観光開発公社が運営。地域の海洋生物を中心に350種1万5千点を展示。森から川、海へと順を追って地域の自然や生き物を紹介している。
今週の“ほっこり” 共働きで餌やり
(高知新聞 2020 年 7 月 15 日朝刊より)
ブッポウソウが四万十町大正地域で子育て中
高知県高岡郡四万十町大正地域の山あいで、国の絶滅危惧種、ブッポウソウが子育てを続けている。食欲旺盛なひなの元に、両親がせっせと虫を捕まえては運んでいる。
「ブッポウソウ(仏法僧)」というコノハズクの鳴き声が、この鳥のものと誤解され、この名が付いた。実際の鳴き声は「ギャー、ギャー」と聞こえ、美声とは言えないが、胴体や翼の一部が青く、美しい姿をしている。ハトほどの大きさで、ユーラシア大陸南部から夏に飛来している。
四万十町大正地域中心部から車で30分ほどの場所。門脇恒美さん(73)ら地元住民が、13年前から集落や周辺に木の巣箱を設置。今では約40個あり、今年は4月下旬以降、4組の繁殖を確認した。
餌やりは両親が“共働き”で行う。巣箱近くの木の上から、トンボやセミなどを見つけると飛び立つ。空中で虫を捕まえては、ひなのいる巣箱へ。3、4羽いるひなの元へ、早朝から日没まで、餌を運び続けている。
「もう巣立ちが近いような感じ。16、17日ごろかと思う」と門脇さん。例年、9月上旬ごろまで付近で過ごした後、南へ旅立つという。(井上太郎)