高知のニュースをまとめて紹介|高知の1週間(2020年10月4~9日)
「高知のニュース」では、子育てだけでなく、日々の暮らしで知っておきたい高知に関連するニュースのポイントを 1 週間分まとめて紹介します。
一番最後にお届けするニュースは、ココハレ編集部イチ押しの、心が“ほっこり”温まる話題です。お子さんとの会話のヒントにいかがですか?
目次
高知競馬に10年ぶり高知県出身騎手 17歳の井上さんデビュー
(高知新聞 2020 年 10 月 4 日朝刊より)
高知競馬(高知市長浜)で3日、10年ぶりの高知県出身騎手となる井上瑛太騎手(17)=同市出身=がデビューした。祖父は「打越勇児厩舎(きゅうしゃ)」の厩務(きゅうむ)員で元騎手の松崎健次さん(73)。レース前のパドックでは、井上騎手が騎乗した馬の手綱を祖父が引いて共演を果たした。
黒潮町長に松本氏 投票率59・01% 小田々氏に大差
(高知新聞 2020 年 10 月 5 日朝刊より)
任期途中の辞職に伴う高知県幡多郡の黒潮町長選は4日投開票され、無所属の新人で元町情報防災課長の松本敏郎氏(64)が5375票を獲得し、無所属新人の会社社長、小田々豊氏(65)を圧倒的大差で破り、初当選を果たした。任期は4日から4年間。
投票率は59・01%で、3人が立候補した2010年を14・75ポイント下回り、黒潮町発足後、最低となった。
芋菓子「ひがしやま」爆売れ 全国放送で紹介 四万十ドラマ増産
(高知新聞 2020 年 10 月 5 日朝刊より)
高知県高岡郡四万十町の地域商社「四万十ドラマ」が製造販売している、干し芋「ひがしやま」を使った焼き菓子、その名も「ひがしやま」の売れ行きが絶好調だ。全国放送のテレビ番組で紹介され注文が殺到。「材料が足りなくなるかも」とうれしい悲鳴を上げつつ、急ピッチで製造を続けている。
四万十ドラマの「ひがしやま」は6年前から販売。四万十市などで取れたニンジン芋で作ったひがしやまと、バター、白あん、卵黄を混ぜた生地を小判状にして焼き上げた菓子。
9月13日に放送されたTBS系「坂上&指原のつぶれない店」は、新型コロナウイルスによる売り上げ減で困っている全国の店や生産者を紹介し、高級スーパー「成城石井」で販売する企画。全国から201件の応募があり、成城石井の原昭彦社長らバイヤーの審査をパスした5品の一つとして番組で紹介された。
三山ひろしさん「せられん」生披露 高知市で公演
(高知新聞 2020 年 10 月 8 日朝刊より)
演歌歌手の三山ひろしさんが7日、高知市で開いたコンサートで土佐弁ロック「せられん」を生披露した。「せられん、せられん、いうたろう~」のなじみの節に、ファンは「元気が出る」「最高!」と大盛り上がりだった。
三山さんは今夏、約40年前に高知でヒットした「せられん」をカツオ人間の依頼でカバー。この日、ファンの前で初披露した。
オーテピア高知図書館が来館者数・貸出冊数で全国1位 昨年度
(高知新聞 2020 年 10 月 10 日朝刊より)
県市合築が効果で“2冠”
オーテピア高知図書館(高知市追手筋2丁目)の2019年度貸出冊数、来館者数が、全国の都道府県立図書館の中で全国1位となった。高知県立図書館、高知市民図書館の両図書館を合築した全国でもまれな施設だけに、他県の図書館と単純比較できない部分もあるが、合築効果で来館者が大幅に増え、14年連続トップの座にあった岡山を追い抜いた。
今週の“ほっこり” 「元気届けたい」
(高知新聞 2020 年 10 月 5 日朝刊より)
大作モザイク画「元気届けたい」 佐川中学校・高校生
高知県高岡郡佐川町の佐川高校と佐川中学校の生徒がモザイク画を共同制作し、3日の佐川高校文化祭でお披露目した。縦11メートル、横4メートルの大作で、団結して制作した生徒たちは「作品で多くの人に元気を届けられれば」と話している。
新型コロナウイルスに悩まされ続けている世の中に向けて「前向きなメッセージを発信したい」と、同高の美術部員が発案。佐川中に協力を依頼し、密集を避けるため個々で作業ができるモザイク画に取り組んだ。
「pull together (団結)」と名付けられた作品は、3005枚のハートマークで巨大なハートや桜の花びらをデザイン。両校の美術部員ら約50人がゴム版を削った凸版画で8センチ四方の紙に一枚一枚ハートを刷り、2カ月ほどかけて仕上げた労作だ。
文化祭を訪れた人たちは、校舎の屋上から下まで伸びた作品を見上げ、「大きいね」「すごくきれい」とため息。同高2年で美術部の岩佐春奈さん(16)は「みんなの協力があったからできた」とほほ笑み、「見た人みんなが元気になってくれたらうれしいです」。
文化祭はコロナ対策のため、来校は保護者に限定して開催された。美術部顧問の橋上一好教諭(57)は「生徒たちが頑張った作品。地域のイベントなどでまた展示できれば」と話していた。(楠瀬健太)