高知FDが12年ぶりに優勝しました!|高知の1週間(2021年9月11~17日)
「高知の 1 週間」では、子育てだけでなく、日々の暮らしで知っておきたい高知に関連するニュースのポイントを 1 週間分まとめて紹介します。
高知ファイティングドッグス(FD)が 11 日、四国アイランドリーグplusで 12 年ぶりの優勝を決めました。
今週のイチ押しは「中土佐町の農家が〝トリニダード〟のトウガラシソース」。東京五輪でトリニダード・トバゴのホストタウンになった高岡郡中土佐町で、同国ゆかりのトウガラシを使ったスパイスソースを販売しています。
目次
- ふるさと納税、最多135億円 高知県内市町村2020年度 巣ごもり需要影響か
- 高知ファイティングドッグスが12年ぶり優勝 四国アイランドリーグplus
- 高知県議補選、桑鶴氏が初当選 高岡郡東区 安田氏に1171票差
- 高知市「ひろめ市場」にぎわい戻る 「まん延防止」明け、観光客の姿も
- 高専開発の人工衛星、南国市の海洋堂SFからリアルタイム観測 全国初、公開型受信局
- コロナ禍が影...高知県内職場いじめ4割増で最多の606件
- 新型コロナウイルス 高知県内の感染確認が累計4000人超える
- とさでんが高知空港の売店・レストラン撤退 9月30日閉店
- コロナ禍で「ミートショック」輸入肉高騰、高知県にも打撃 牛バラ・タン仕入れ値2倍
- 高知県がコロナ「非常事態」解除 時短要請継続、自宅療養は取りやめ
- 高知自動車道・立川PAがあす9月18日新装オープン 大豊町、ジビエ充実
- 【今週のイチ押し】中土佐町の農家が〝トリニダード〟のトウガラシソース 五輪ホストタウンなどの縁で
ふるさと納税、最多135億円 高知県内市町村2020年度 巣ごもり需要影響か
(高知新聞 2021 年 9 月 11 日掲載)
2020年度の県内市町村へのふるさと納税の寄付金額は前年度より約4割増え、過去最多の約135億2700万円となったことが分かった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う「巣ごもり需要」や、生産者支援のために国が創設した補助事業を背景に伸びたとみられる。
高知ファイティングドッグスが12年ぶり優勝 四国アイランドリーグplus
(高知新聞 2021 年 9 月 12 日掲載)
四国アイランドリーグplusは11日、福岡県筑後市のタマホームスタジアム筑後で、高知ファイティングドッグス(FD)とソフトバンク3軍の交流戦を行った。後期優勝へのマジックナンバーを1としていたFDは1―1で引き分け、2009年後期以来、12年ぶりの優勝を決めた。
高知県議補選、桑鶴氏が初当選 高岡郡東区 安田氏に1171票差
(高知新聞 2021 年 9 月 14 日掲載)
前職の任期途中での辞職に伴う県議会高岡郡東選挙区(佐川町、越知町、日高村)の補欠選挙は12日投開票され、無所属の新人で自営業の桑鶴太朗氏(43)が5098票を獲得し、共産党の新人で元小学校教員の安田節子氏(67)を1171票差で破って初当選を果たした。
高知市「ひろめ市場」にぎわい戻る 「まん延防止」明け、観光客の姿も
(高知新聞 2021 年 9 月 14 日掲載)
高知県内の「まん延防止等重点措置」が解除となった13日、高知市帯屋町2丁目の「ひろめ市場」は8月30日の休館から約2週間ぶりに営業を再開し、観光客や地元住民らでにぎわった。
高専開発の人工衛星、南国市の海洋堂SFからリアルタイム観測 全国初、公開型受信局
(高知新聞 2021 年 9 月 14 日掲載)
高知高専(南国市物部乙)など全国10高専が開発した超小型人工衛星「KOSEN―1」の観測拠点となる受信局がこのほど、同市大そね甲の「海洋堂SpaceFactoryなんこく」に完成した。宇宙研究を広く知ってもらおうと、市と同校が連携。10月1日の衛星打ち上げ後は一般の観測体験会も開き、全国に例のない公開型受信局として運営する。
コロナ禍が影...高知県内職場いじめ4割増で最多の606件
(高知新聞 2021 年 9 月 14 日掲載)
高知労働局が2020年度に受け付けた職場のいじめに関する相談件数は前年度比41・9%増で、過去最多の606件となったことが分かった。新型コロナウイルス関連のいじめが急増し、同労働局は「感染対策で勤務形態が変わるなどして職場のコミュニケーションが減ったことが一因」とする。コロナ禍が職場にも暗い影を落としている。
新型コロナウイルス 高知県内の感染確認が累計4000人超える
(高知新聞 2021 年 9 月 15 日掲載)
高知県は14日、県内で新たに10歳未満~60代の男女14人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。いずれも軽症で、感染経路不明は3人だった。県内の累計感染者数は4千人を超え、4001人となった。
とさでんが高知空港の売店・レストラン撤退 9月30日閉店
(高知新聞 2021 年 9 月 15 日掲載)
とさでん交通は、高知龍馬空港で運営している売店とレストランを9月30日限りで閉店する。売店は1959年、レストランは83年から営業を始め、空港利用客らに親しまれてきたが、新型コロナウイルス下で業績が低迷し、空港からの撤退を判断した。
閉店するのは、ターミナルビル2階に並ぶ土産物店や飲食店のうち、東端にある売店「とさでんショップ」と「レストランチャオ」。
コロナ禍で「ミートショック」輸入肉高騰、高知県にも打撃 牛バラ・タン仕入れ値2倍
(高知新聞 2021 年 9 月 16 日掲載)
今年に入って輸入肉の仕入れ値が世界的に高騰し、高知県内の小売店や飲食店にも影響が出てきた。新型コロナウイルス禍が引き起こした「ミートショック」と呼ばれる現象。感染拡大で生産と流通が不安定になった上、米中の経済活動再開で需要が高まり、価格を押し上げているとみられる。
米国やオーストラリアの牛、デンマークの豚、タイの鶏など、県内にも多様な国々から食肉が入ってくる。スーパーや精肉店によると、仕入れ値はずっと上昇が続き、「牛バラ肉は半年で2倍」「タンは前年の2倍」「豚バラは3割増」という状態。
高知県がコロナ「非常事態」解除 時短要請継続、自宅療養は取りやめ
(高知新聞 2021 年 9 月 17 日掲載)
高知県は16日、新型コロナウイルス感染者の減少を受けて、5段階で最上位の「非常事態」が続いていた県内対応ステージを、1段下の「特別警戒」に引き下げた。特別警戒になるのは8月18日以来29日ぶり。これに伴い、高知市での外出自粛や会食制限の協力要請を一部緩和する一方、同市の飲食店などに対する営業時間短縮要請(26日まで)は継続する。また、軽症者らの一部を自宅療養としていた対応は原則、入院や宿泊療養に戻す。
高知自動車道・立川PAがあす9月18日新装オープン 大豊町、ジビエ充実
(高知新聞 2021 年 9 月 17 日掲載)
長岡郡大豊町の高知自動車道下り線の立川パーキングエリア(PA)が18日、リニューアルオープンする。県産材をふんだんに使った新店舗に建て替え、四国産食材のジビエメニューを充実。西日本高速道路は「山岳の景観と四国、高知県の魅力を堪能してほしい」とPRしている。
【今週のイチ押し】中土佐町の農家が〝トリニダード〟のトウガラシソース 五輪ホストタウンなどの縁で
(高知新聞 2021 年 9 月 15 日掲載)
東京五輪でトリニダード・トバゴのホストタウンになった高岡郡中土佐町で、同国ゆかりのトウガラシを使ったスパイスソースを販売している。「交流を何かの形で残したい」と地元農家が製造。「トリニダード・トバゴを知ってもらいカリブの味を楽しんでほしい」と呼び掛けている。
同町は2018年の音楽イベントが縁となり、19年6月にホストタウン登録。同国のスチールパン楽団を招くなど交流を続けてきた。20年以降は新型コロナウイルス感染拡大のため、オンラインで親交を深めてきた。
音楽を通じて交流していた農業の下村具裕さん(48)=大野見下ル川=は、選手の来町に合わせ何か記念品を作ろうと、同国原産のトウガラシ「トリニダードスコーピオン」のソースに注目。種を取り寄せ昨年、栽培を始めた。
「―スコーピオン」は世界屈指の辛さで知られる。激辛好きの同国では香辛料を加えた液体調味料「ホットソース」として、日本のしょうゆ並みにあらゆる料理に使われているという。
下村さんは、「―スコーピオン」のほか、地元の万願寺トウガラシをメインにピーマン、ニンニクなどを十数種類の野菜や香辛料をブレンド。同国を知る知人らの協力を得て、日本人の口に合うスパイスソース「Oh! No!! Me!!!(オー ノー ミー)」を1年がかりで完成させた。
ただ、新型コロナの影響で、五輪後の選手の同町訪問は中止に。下村さんは「このまま終わるのはさみしい。ホストタウンとして何か一つでも残したい」と、8月、販売に踏み切った。
肉料理やカップ麺、ギョーザなど、ゆずこしょうに近い使い方でおいしさがアップするという。下村さんは「辛いだけでなく、旬の野菜のうま味を凝縮しました」と勧めている。
1瓶(60ミリリットル)880円(税込み)。道の駅「なかとさ」などで販売中。問い合わせは下村農園(0889・59・0229)へ。(富尾和方)