新型コロナウイルス・3回目のワクチン接種 高知県内では12月から順次始まります
新型コロナウイルスワクチンの 3 回目接種のスケジュールが見えてきました。医療従事者の接種が 12 月から始まり、1 月以降に高齢者の接種が始まるとのことで、各市町村で準備が進んでいます。
3 回目接種は 2 回目接種を終えて 8 カ月以上経過した人が対象。接種が可能となる時期の数週間前に接種券や案内が送付されるそうです。
この記事には各市町村の接種開始予定時期が掲載されていますので、ご確認ください。スケジュールは変更されることがありますので、ご注意ください。
3回目接種12月から順次 新型コロナワクチン、高知県内の準備進む
(高知新聞 2021 年 11 月 10 日掲載)
予約混乱・廃棄回避が課題
新型コロナウイルスワクチンの3回目接種に向け、県内自治体でも準備が進んでいる。2回目接種を終えて8カ月以上経過した人が対象。医療従事者の接種が12月から始まり、来年1月以降は高齢者を皮切りに一般向け接種が本格化する見通しだ。ワクチン廃棄対策など3回目ならではの課題もあり、各自治体は医療機関との調整など体制整備を急いでいる。
ワクチンは2回目接種後、時間の経過で感染予防効果が低下することが、海外の研究で示されている。これを受けて国は9月、3回目の「ブースター接種」を進める方針を決めた。
本紙は8、9日、県内34市町村に3回目接種の準備状況を取材した=表参照(調整作業中で変更される場合あり)。それによると、各市町村は先行接種を受けた医療従事者向けに12月~来年2月にかけての接種開始を想定。県は1、2回目と同様、医療従事者が自院や周辺の医療機関で接種が受けられるよう調整する。
高齢者ら一般向け接種は1~3月に順次スタート。2回目接種から8カ月がたった対象者に対し、接種が可能となる時期の数週間前に接種券の発送や案内の送付を行う。
高知市は今月16日、2回目接種を今年4月末までに受けた医療従事者ら約8千人に接種券を発送。12月中旬からは高齢者にも接種券を発送し、インターネットと電話で予約を受け付ける。
来年1月下旬からは高齢者の接種が本格化し、電話予約の増加や混乱が想定される。このため、1月から当面、おおむね1週間ごとに接種券を発送し、予約を分散させる。市担当者は「今回は接種が1回のみなので、医療機関での個別接種のみで対応する」としている。
室戸市は高齢者ら一般向け接種を3月上旬から始める計画。「前回は医療機関での個別接種から予約を開始した結果、申し込みが殺到して一時混乱した」とし、3回目では集団接種の予約を先行させ、医療機関の負担軽減を図る。(本紙取材班)