高知県内の新型コロナウイルス感染者が1000人を超えました|高知の1週間(2021年4月24~30日)
「高知の 1 週間」では、子育てだけでなく、日々の暮らしで知っておきたい高知に関連するニュースのポイントを 1 週間分まとめて紹介します。
高知県内の新型コロナウイルスの累計感染者が 27 日、1010 人となりました。昨年 2 月 28 日の初確認以降、約 1 年 2 カ月で 1000 人を超えました。
今週のイチ押しニュースは、高知県立のいち動物公園から。イラストレーター・絵本作家の柴田ケイコさんによる動物のイラストパネルがお目見えしました。
目次
- 高知県の人口5年で5%減、69万2065人 減少率最大 国勢調査速報
- 四万十市長に中平氏が3選
- 田野町長に常石氏が再選
- 学びを「生きる糧に」高知市に県立夜間中学が開校
- 高知空港―のいち2025年春に開通へ 高速道、芸西直結 国交省見通し
- 高知県内のコロナ感染1000人超す 「第4波」到来に懸念
- スタジアム演舞を正式決定 よさこい祭り連年の中止
- 新型コロナウイルス 高知南高と認定こども園でクラスター
- 高知県内観光、宿泊予約は屋外・屋内で明暗 コロナ下2度目のGW
- 口屋内・岩間沈下橋開通 高知・四万十市 住民ら全面復旧祝う
- 新型コロナウイルス 高校バレー大会で拡大か
- 【今週のイチ押し】柴田ケイコさん作の動物イラストが登場 高知・のいち動物公園
高知県の人口5年で5%減、69万2065人 減少率最大 国勢調査速報
(高知新聞 2021 年 4 月 24 日掲載)
高知県の昨年10月1日現在の人口は69万2065人で戦後最少を更新したことが、県が23日に発表した国勢調査結果の速報値で分かった。5年前の前回調査に比べて3万6211人減り、減少率は過去最大の5・0%に拡大した。国勢調査の結果としては昭和以降初めて70万人を割り込んだ。前回に続き県内34市町村全てで減少する一方、県全体に占める高知市の人口は47・2%と前回より0・9ポイント増加し、人口の偏在がより顕著になった。
四万十市長に中平氏が3選
(高知新聞 2021 年 4 月 26 日掲載)
任期満了に伴う四万十市長選は25日投開票され、無所属で現職の中平正宏氏(64)=自民党県連・公明党県本部推薦=が9752票を獲得し、無所属で前職の田中全氏(68)を1983票差で退け、3選を果たした。投票率は63・41%で前回2017年の54・34%を9・07ポイント上回った。3期目の任期は5月15日から4年間。
田野町長に常石氏が再選
(高知新聞 2021 年 4 月 26 日掲載)
任期満了に伴う安芸郡田野町長選は25日投開票され、無所属の現職、常石博高氏(68)=大野=が774票を獲得し、ともに無所属新人で元町議の河田角栄氏(48)=岡地、山本美園氏(68)=千福=を破って再選を果たした。2期目の任期は5月19日から4年間。
投票率は71・29%で、前回2017年の75・97%を4・68ポイント下回った。
学びを「生きる糧に」高知市に県立夜間中学が開校
(高知新聞 2021 年 4 月 27 日掲載)
高知県で初の公立夜間中学となる「県立高知国際中学校夜間学級」が26日夜、開校した。高知市新本町2丁目の同校で開設式と入学式が行われ、1期生10人が新たな学びをスタートさせた。
夜間中学は、戦後の混乱期に学校に通えなかった人▽不登校などで義務教育を受けられなかった人▽外国籍の人―らが学ぶ。全国で設置が進んでおり、高知は36校目。20~70代の男女10人(外国籍1人)が通う。
高知空港―のいち2025年春に開通へ 高速道、芸西直結 国交省見通し
(高知新聞 2021 年 4 月 28 日掲載)
国土交通省土佐国道事務所は27日、高知東部自動車道・南国安芸道路の高知龍馬空港インターチェンジ(IC、南国市物部)―香南のいちIC(香南市野市町東野)=3・5キロ=の開通時期を2025年春ごろと発表した。開通すれば、高知市以東の高速道路は安芸郡芸西村まで直結することになり、観光や地域経済への貢献、「命の道」としての機能向上が期待される。
高知県内のコロナ感染1000人超す 「第4波」到来に懸念
(高知新聞 2021 年 4 月 28 日掲載)
高知県は27日、県内で新たに10歳未満~70代の男女14人が新型コロナウイルスに感染したと発表し、県内の累計感染者は1010人となった。昨年2月28日の初確認以降、約1年2カ月で千人を超えた。
スタジアム演舞を正式決定 よさこい祭り連年の中止
(高知新聞 2021 年 4 月 28 日掲載)
よさこい祭振興会(会長=青木章泰・高知商工会議所会頭)は27日に総会を開き、今夏の第68回よさこい祭りの中止を正式に決めた。代替の特別事業として、8月19、20日に高知市大原町のりょうまスタジアムで「2021よさこい鳴子踊り特別演舞」を開催する。
新型コロナウイルス感染が収束せず、昨夏の第67回に続く連年の中止となった。特別演舞のチーム募集は例年と同じ5月中旬ごろに始め、練習時の感染対策などの指針を示す。
新型コロナウイルス 高知南高と認定こども園でクラスター
(高知新聞 2021 年 4 月 28 日掲載)
高知県は27日、県内で新型コロナウイルスの感染者が新たに14人確認されたと発表した。いずれも軽症で、感染経路不明は1人。1日10人以上の感染発表は1月20日以来となった。このうち7人は高知南高校の女子バレーボール部員と顧問。また、3人は既に感染者が確認されている高知市内の認定こども園の園児で、いずれもクラスター(感染者集団)と判断された。
園児のクラスターが発生したのは、高知市春野町東諸木の認定こども園「春野学園」。3人はいずれも学年が異なり、うち2人は既に感染が判明していた園児の濃厚接触者。別の1人は23日に嘔吐(おうと)などの症状があり、検査で陽性が確認された。
これまでに園内の同じ場所で活動していた園児や職員計46人を検査した結果、いずれも陰性が確認された。園は5月1日まで休園し、大型連休後に再開する。同園での感染者は園児7人となった。
高知県内観光、宿泊予約は屋外・屋内で明暗 コロナ下2度目のGW
(高知新聞 2021 年 4 月 29 日掲載)
全国的に新型コロナウイルス感染が「第4波」の様相を呈する中、29日からゴールデンウイーク(GW)が始まった。高知県内の観光業界にとって書き入れ時だが、主な宿泊施設の予約率は5~7割程度。「回復には遠い」とため息が漏れる。
一方、「密」を避けることのできるキャンプ場は、主要施設が「予約でいっぱい」とするなど、にぎわいを見せる。コロナ下、2度目のGWは屋外と屋内で明暗が分かれる展開となっている。
口屋内・岩間沈下橋開通 高知・四万十市 住民ら全面復旧祝う
(高知新聞 2021 年 4 月 30 日掲載)
修繕工事のため通行止めとなっていた高知県四万十市西土佐地域の口屋内沈下橋と岩間沈下橋が29日、全面復旧し開通式が行われた。住民らは早速、徒歩や車で橋を渡り、生活道の復活を喜んだ。
新型コロナウイルス 高校バレー大会で拡大か
(高知新聞 2021 年 4 月 30 日掲載)
高知県は29日、県内で新型コロナウイルスの感染者が新たに9人確認されたと発表した。いずれも軽症で感染経路不明は1人。このうち4人はクラスター(感染者集団)が発生した高知南高校女子バレーボール部の部員や、同じ大会に出場した他校の女子部員。県の担当者は「大会で感染が拡大した可能性がある」としている。
【今週のイチ押し】柴田ケイコさん作の動物イラストが登場 高知・のいち動物公園
(高知新聞 2021 年 4 月 28 日掲載)
高知県立のいち動物公園(香南市野市町大谷)に26日、高知市在住のイラストレーター兼絵本作家、柴田ケイコさんが作画した動物のイラストパネルがお目見えした。
開園30周年記念の一環。同園がアフリカ・オーストラリアゾーンのトンネル通路を「明るく楽しい空間にしたい」と、柴田さんに依頼した。
通路左右の壁に縦90センチ、横1・8メートルのパネルを計8枚設置。国際デザイン・ビューティカレッジ(高知市)の学生も制作に協力し、ハシビロコウやミーアキャットなど43種の動物を鮮やかに描いた。
柴田さんは「ますます楽しい動物園になるように、動物のいきいきとした様子を明るい色づかいで表現した。子どもたちに喜んでもらえたらうれしい」と話していた。(深田恵衣)