【パパ・ママリサーチ】子どもの飛行機デビュー|飛行機デビューは何歳?機内で役に立ったグッズは?体験談も紹介します
機内で子どもがぐずって迷惑を掛けたらどうしよう…飛行機デビューの疑問、不安を徹底調査!ANA広報部にも聞きました
家族でのおでかけで気になるのが、子どもの飛行機デビュー。
「機内でぐずって迷惑を掛けたらどうしよう」「子どもは気圧の変化で耳が痛くなって、ギャン泣きするらしい」など、心配な面がありますね。
今回の「パパ・ママリサーチ」は「飛行機デビュー」をテーマに徹底調査!飛行機を利用する際の工夫や、役に立ったグッズを紹介します。
さらに、飛行機デビューがまだの方から寄せられた疑問や不安について、ANA広報部に質問しました。お父さん、お母さんの体験談も盛りだくさん。初フライトの参考にしてください!
目次
リサーチは 2023 年 8 月 29 日~ 9 月 1 日、ココハレLINE公式アカウントのお友だちの皆さんを対象に行いました。190 人(女性 175 人、男性 14 人、その他 1 人)から回答がありました。たくさんのご協力をありがとうございました!
リサーチでは第 1 子のお子さんについて聞きました。お子さんの年齢は 0 歳から高校 3 年生まででした。
【飛行機デビューの年齢】最多は「生後6カ月~1歳未満」。8割近くが2歳までに経験しています
今回のリサーチでは、第 1 子が飛行機デビューをしたと答えた人が 70.5 %、まだという人が 29.5 %でした。
飛行機デビューした時の子どもの年齢がこちら。「生後 6 カ月~ 1 歳未満」「 2 歳」「生後 1 カ月~ 6 カ月未満」の順に多く、2 歳までの合計が 8 割近くとなりました。
【機内での子どもの様子】ぐずる?動く?年齢別にご紹介!
機内での子どもの様子はどんな感じでしょうか。年齢別の傾向を紹介します。
まずは 2 歳児まで。国内線では 2 歳までは大人 1 人につき、子ども 1 人が膝上無料になる場合がありますが、航空会社によって異なります。
【生後 1 カ月~ 6 カ月未満】
- 生後 4 カ月で利用しました。飛行機に乗る前に授乳し、抱っこひもで乗り切りました。見事にすやすやと寝てくれ、1 回起きた時にミルクをあげ、そのまま到着しました( 25 歳お母さん)
- 抱っこしながら荷物をしまったり、出したりというのが地味に大変でした。普通席だと狭かった( 39 歳お母さん)
- 授乳は、狭い空間で授乳用ケープをかぶって飲ませるのが大変でした( 28 歳お母さん)
【生後 6 カ月~ 1 歳未満】
- 場所見知りをして泣いた。客室乗務員さんがいろいろとあやしてくれましたが、効果がなく、申し訳なかった( 29 歳お母さん)
- 気圧で痛みがあり、ぐずって少し大変だった。飛行機に乗る前にたくさん遊ばせて、寝てもらうのが一番( 34 歳お母さん)
- 離陸から着陸までお膝で抱っこなので、寝てくれないとずっと相手をしないといけなくて疲れてくる( 37 歳お母さん)
- 隣の人に迷惑を掛けまくった。足をパタパタして当たる、手を伸ばして絡みにいく、喃語で話し掛けるなど( 35 歳お母さん)
【 1 歳】
- 膝抱っこで座ると窮屈で、隣の方との距離も気になった( 39 歳お母さん)
- あまり動けないので、ジタバタすることが多かった( 31 歳お母さん)
- 到着して降りるまでが長く、息子がついに泣きだして焦りました( 30 歳お母さん)
【 2 歳】
- 席を取らなかったので、2 歳児を膝に乗せては重かった( 32 歳お母さん)
- トイレはできるようになっていたのですが、前もって行くのをすごく嫌がるので行けず、着陸寸前で「トイレいくーーー!!!」と叫び続けました( 31 歳お母さん)
- 席には座っていられるのですが、前の座席を蹴ってしまうことがあり、困りました( 34 歳お母さん)
- 搭乗してから離陸までの時間が意外に長いので、飽きてしまった。飛行途中も席を立ちたがった( 41 歳お母さん)
年齢が上がるにつれて、飛行機を乗り物として楽しんでくれるようです。
【 3 歳】
- 飛行機がすごく揺れてドキドキしていたのは親だけで、子どもは車とあまり体感が変わらないのか、平気でした( 32 歳お父さん)
- 機内アナウンスが流れると動画が止まるようになっていて、怒ったり泣いたりするのに少し困りました( 36 歳お母さん)
【 4 歳】
- 周りに関係なく、大きな声で話す。自分の思い通りにならないと、大きな声で「いやや~」( 40 歳お母さん)
- 後半は飽きてしまって、離席したがって大変でした。前のテーブルを出したり閉じたりして、前の席の方に迷惑を掛けてしまいました( 34 歳お母さん)
- ちょいちょい飽きそうな頃に、客室乗務員さんがタイミング良く折り紙や飛行機のおもちゃなどを持ってきてくださって、かなりご機嫌でデビューできました( 38 歳お母さん)
【 5 歳】
- 大きい音が少し苦手なので、しばらく耳をふさいで過ごしていました。途中から慣れたようです。いろいろなものが気になり、ずーっとおしゃべりしていたので、周りの方に迷惑じゃないかと気になりました( 30 歳お母さん)
【 6 歳】
- 小学生だったので、とても興味津々で楽しそうでした( 42 歳お母さん)
- シートベルトを外したがって、不機嫌になりました( 42 歳お母さん)
【機内で役立つグッズ】飲み物、お菓子は必須!シールブック、動画も準備を
続いて、機内で役に立ったグッズを紹介します。まずは気になる、気圧への対応から。飲み物やお菓子は必需品です。
- ジュース。離陸の際の耳抜きのために飲ませると、ぐずりませんでした!( 39 歳お母さん、1 歳デビュー)
- フライトが長かったので、お菓子やゼリーなど食べ物をたくさん持ち込みました!( 34 歳お母さん、2 歳デビュー)
お菓子はグミもおすすめです。お菓子デビューがまだの赤ちゃんは授乳で対応しています。
「食べたり、飲ませたりしても、耳の痛さは改善できなかった」という声もあり、お子さんにもよるようです。
飛行機に乗ってテンションが上がるのは最初だけ…。飽きてきた時に役立つグッズは?
- 触ったら動かしたりできる仕掛け絵本は、音も出ないので機内で遊びやすく、子どもの興味をしばらく保てる( 45 歳お母さん、生後 6 カ月~ 1 歳未満デビュー)
- 100 均の扇子。開いたり、閉じたり、あおいだりして時間を稼ぎました( 38 歳お母さん、生後 6 カ月~ 1 歳未満デビュー)
- 小さな絵本、ミニカー、シールとノートが役に立ちました( 46 歳お母さん、1 歳デビュー)
- 抱きしめられるくらいの大きさのぬいぐるみ。子どもが寝たら、枕にした( 40 歳お母さん、1 歳デビュー)
- 機内はネットが使えないので、事前に動画をたくさんダウンロードしました!(30 歳お母さん、1 歳デビュー)
- 飛行機備え付けのDVDを見るためのヘッドホン型のイヤホン。小さい子はインナーイヤホンは難しい( 40 歳お母さん、2 歳デビュー)
100 均のシールブック、動画、Switchは強い味方ですね。「機内で飛行機のシールブックがもらえた」という声もありました。機内でもらえるプレゼントをあらかじめ確認しておくといいようです。
役に立たなかったグッズにも「絵本」「おもちゃ」がありました。こちらも、お子さんによるようです。
ちなみに、最強グッズ?!がこちら。
- 義母。ずっと抱っこしてくれるありがたい存在。でもグッズではない( 32 歳お母さん、2 歳デビュー)
【トイレ、おむつ替え】機内のトイレは「狭い」!離着陸のタイミングと重なったら大変です
飛行機デビューで大変だったことで、「泣く」と同じように多かったのが「トイレ」「おむつ替え」でした。
機内のトイレにはおむつ替えスペースもありますが、「狭い」の声が多く寄せられました。
- 狭くて、とにかく替えづらい。親は頭を打ちまくり、子は冷暖房が効かないので暑くてぐずる。親はさらに焦るから、余計汗をかく。とにかくつらかったことは記憶に残っている( 44 歳お母さん、生後 6 カ月~ 1 歳未満デビュー)
- 機内のおむつ交換台はトイレの便座の上に出てくる形で、2 歳の娘が立って交換すると、天井に頭がぶつかって大変でした( 36 歳お母さん)
自分でトイレができる年齢になっても、機内のトイレは初めて。「親が付き添うには狭かった」との声もありました。
着陸前など、シートベルト着用サインが出されたら、トイレは利用できません。タイミングが合わないと…。
- 機内でうんちが漏れてしまいました…笑笑。しかも、着陸前の動けない状態で…。おむつの横から漏れてしまい、抱っこしていた私もうんちまみれに。すぐにおむつシートで子どものおむつを包み、何とか着陸。リュックに子どもと私の着替えを入れていたので、着陸後、 2 人とも無事きれいになりました。ママの着替えを何でもいいので入れておくのをおすすめします!!( 38 歳お母さん、生後 6 カ月~ 1 歳未満デビュー)
おしっこやうんちを子どもに我慢させるのは難しいですよね。親の練習のためにも、飛行機デビューは近場からがいいかもしれません。
【周囲の目】「舌打ちされた」「優しい言葉にほっとした」
機内でのあらゆる場面を想定して準備すると、手荷物が多くなるのが悩みどころです。
- 親 1 人の場合、荷物が多い&子どもの年齢によって抱っことかしなきゃ駄目だと、すごい時間を要する。子どもが寝てしまった時、1 人で荷物を持って子どもも抱えて…、出口までの遠距離を歩くのが大変だった( 32 歳お母さん、生後 6 カ月~ 1 歳未満デビュー)
- 飛行機旅は抱っこマンが一緒だと、荷物を持つのがしんどいです。帰りの荷物はホテルから直接、自宅に送りました。子どもを乗せられるキャリーケースがあるみたいなので、検討中です!!( 42 歳お母さん、2 歳デビュー)
ぐずらないように、泣かないように…。頑張って対応しても、相手は子ども。どうにもならないことはあります。気になるのは周りのお客さんの目。
- 両隣にあいさつしましたが、舌打ちをされた( 28 歳お母さん、1 歳デビュー)
- 前の人の座席を蹴ってしまい、前の人が迷惑そうだった( 41 歳お母さん、4 歳デビュー)
- 妻が授乳しながらなだめていましたが、泣きだすと、隣の方や周りの方に申し訳ない気持ちになりました( 36 歳お父さん、生後 6 カ月未満~ 1 歳デビュー)
「優しい対応に救われた」という声もありました。
- 子どもが泣いてしまい、隣の方に迷惑を掛けてしまいました。年配のご夫婦でしたが、「大丈夫よ、うちもそうだったから~」と優しく答えてくださり、ほっとしたのを覚えています( 40 歳お母さん、生後 6 カ月~ 1 歳未満デビュー)
- 隣の席の方には、着席時にすみやかに「ぐずってしまって、ご迷惑をお掛けしたらすみません」と一言、声を掛けました。降りる際にも「ご迷惑をお掛けしました」と伝えました。皆さん、「大丈夫でしたよ」とおっしゃってくださいました。子どもがじっと我慢していられるわけではないので、そこまでしなくてもと思う方もいらっしゃるかと思います。しかし、最初と最後のほんの少しのことで、お互い気持ち良く過ごせたのも事実です( 49 歳お母さん、生後 6 カ月~ 1 歳未満デビュー)
子育て世代には時に、厳しい目も向けられます。冷たい対応をされるかもしれませんが、「最初に一声掛ける」は実践していきたいですね。
【ANA広報部に聞きました】客室乗務員さんは強い味方!困ったら相談を
今回はお子さんの飛行機デビューがまだという方からもたくさん質問が寄せられました。疑問や不安について、ANA広報部の小林葉子さんに聞きました。
機内は基本的には与圧状態が保たれていますが、上昇・降下中は気圧の変化もあります。その時間帯にミルクやジュースの時間をつくったり、顎を動かしたり飲み込む動作をしたりして、緩和してみてください。
耳の詰まりを起こさないため、風邪気味の時はしっかり鼻をかむなどの対策もおすすめです。
空席のご案内や毛布の貸し出しなど、状況に応じてとはなりますが、お母さまのご希望に応じてお手伝いをしております。A380 型機など一部機材には、授乳スペース(多目的ルーム)があります。
おむつ交換台の有無は化粧室の扉にピクトグラムでご案内しています。ご希望の際には、客室乗務員にもご相談ください。
Mサイズ、Lサイズの紙おむつもご用意しています。
ご搭乗いただいたお子さまには、おもちゃなどの記念品をご用意しています。
また、機内エンターテインメントサービスにも、お子さま向けの動画が多数ございます。
お子さま連れの方への優先搭乗サービスや、ベビーベッドの貸し出しのほか、ミルク作りもお手伝いします。
国際線ではキッズミールの事前予約や、ベビーミールのご用意もあります。
※ANA「小さなお子様連れのお客様向けサポート」はこちら
子どもが騒いだ時、航空会社の方はどう対応されますか?
機内のサービスをご案内したり、一緒に遊んで気を紛らわせたり、あくまでも安全を優先した上でとはなりますが、客室乗務員がそれぞれの経験と思いでサポートさせていただいております。
最近は子育て中のママさんCAも増えました。お困りごとがありましたら、ぜひお気兼ねなく、ご相談ください。