【サポーターズコラム】「耳が痛い!」と訴える2歳児と耳鼻科へ。幼児に耳掃除って必要?|楠岡早津紀さん
子育て、おでかけ、家族の出来事…ココハレサポーターズがコラムで紹介します!
ココハレの企画を考えたり、親子で参加したりして、ココハレを盛り上げている「ココハレサポーターズ」。2024 年度は 7 人のお母さんたちが活動しています。
「サポーターズコラム」では日々の子育てのこと、おでかけの思い出、家族の出来事などをそれぞれが紹介していきます。
2 歳の長女から「おみみがいたい」と訴えられた楠岡早津紀さん。「本当かな」と思いながら耳鼻科を受診してみると、原因はなんと…!皆さん、幼児に耳掃除はしていますか?
高知での子育てを、もっと楽しくしていきたい!
初めまして!須崎市在住の楠岡早津紀です。7 年前に香川から高知に移住しました。
高知で子育てをしていますが、風土が子育て世帯にかなりやさしく、非常にいいところだと思っています!
ただ、少子高齢化が進み、ママ友ができづらい環境だとは思っているので、ココハレを通して高知での子育てがもっと楽しいものになるように発信していきたいです!子育てあるあるのような、共感できる話題も提供したいです!
2歳児の発言は、うそか本当か分からない…
さて、先日、2 歳 11 カ月になる娘が保育園から家に帰ってきて、テレビを見ながら右の耳をごしごしして、「おみみがいたい」と言いました。
それを聞いたときの私は「え~~??本当でござるかぁ?」といった感じで、まったく彼女を信用していませんでした!
なぜなら、彼女の発言は「うそか本当か分からない」からです!!
ご飯の途中で「おなかいたい」と言うのは嫌いなおかずを食べたくないからだし、
「今日、保育園でおやつ何食べた?」と聞けば「バナナ」と言いますが、保育園のメニュー表には「ビスケット」と書かれてあったり…。
とにかく言うことの大概がうそか本当か分からないんです!
本人もうそをついているという意識ではなく、自分の状態がよく分かっていないのかなとは思いますが…。
「おみみがいたい」と言いだした日が月曜日とか火曜日だったら、自分も平日はばりばりフルタイムで働いている人間なので「またそんなテキトーなこと言って!」とあしらっているところでした。
しかしながら幸運にも娘が「おみみがいたい」と言いだした日は金曜日の夕方だったので、次の日は私の仕事が休み。スマホで調べると、土曜日に開いている耳鼻科が隣町の佐川町にあったので、「じゃあ明日、お耳のお医者さんに見せに行くか!」となりました。
長女に耳掃除をしたことはありませんでした
そういえば、私の娘は生まれてこの方、耳掃除をしたことがありません。赤ちゃんに耳掃除が必要かどうか、スマホで調べたこともありますが、「耳垢は自然に取れる」と書いてあったので、したことがなかったのです。
なので、お医者さんに娘の耳を見せてみて、異常がなかったとしても、耳鼻科のお医者さんに耳掃除をしてもらえばいいや!という考えでした。
耳鼻科に行ってみたところ、待合室に「お子様の診察をするときは、保護者の方は自分の膝にお子様を座らせて、このように体を押さえてくださいね」という、解説の絵が描いてありました。
ぬいぐるみで再現すると、こんな感じです。
子どもの両腕を押さえて、大人が足をクロスさせて子どもの足を押さえます!
なるほどなるほど…。診察中に暴れて耳が傷ついたら困るもんね。
耳をこしょこしょ……大物が!
いよいよ娘の順番が来て、お医者さんの前に座りました!
説明通りに娘の体をぐっと押さえて待機!
右の耳が痛いと言うので、まずはお医者さんに左耳を見てもらって耳掃除してもらいました。細かい耳垢がぽろぽろ。
「さて、痛くなってる右のお耳を見ていくよ~」とお医者さんがやさしく声をかけてくれて、件の右耳をのぞきました!
器具で耳をこしょこしょこしょ…すると……!
およそ 7 mm四方もある、大きな耳垢が出てきました!赤黒い色をしていて、大人の耳からでも出てこなさそうな大物です!
「鼓膜がちょっと赤く腫れてたよ。たぶんこれが鼓膜に当たって痛かったんだね。取り除いたから治ると思うよ」とお医者さんはおっしゃいました。
娘よ、お前は適当なことを言っていたんじゃなかったんだな!!!
私:「あのう…子どもの耳かきって、この子が生まれてからいままでしたことがなかったんです」
お医者さん:「それはそうだよ。耳が小さいから絶対無理だと思うし、耳垢は自然に耳から出るようなつくりになってるんだよ」
私:「そうなんですか!」
お医者さん:「個人差があるんだよ。耳垢は 1 カ月でたまる子もいるし、1 年平気な子もいるし…。この子がどういうタイプか分からないから、また本人が痛がるようなら来てください」
はい、また来ます!
2歳児なりにサインを出していました
今回学んだことは、子どもの言うことをちゃんと聞いてあげることの大切さです。
もちろん、まだ小さい子どもは自分の体の状態をうまく表現できないことも多いですが、それでも彼女なりに「痛い」というサインを出していたのです。
また、耳垢に関しても新たな発見がありました。
私はこれまで「耳垢は自然に出てくる」と信じていて、特に耳掃除をしない方がいいと思っていたのですが、今回のように耳垢が鼓膜に当たり、痛みを引き起こすことがあると知りました。
耳垢のたまり方には個人差があるということも初耳でした。定期的に耳のチェックをしつつ、子どもが「痛い」と感じることをちゃんと受け止めていくことが、親としての責任だなと感じました。
耳鼻科の先生に感謝しつつ、娘が元気に「いたくなくなった!」と言って走り回る姿を見て、ちょっとした安心感とともに、あらためて子どもの健康管理の大切さを実感しました。
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