子どもの様子が心配…学校を休ませるべき?|「学校休んだほうがいいよチェックリスト」がLINEで利用できます
夏休み明けは、子どもの不登校や自殺が増える傾向にあります。
子どもに気になる様子があって心配な時や、「学校を休みたい」と言っている時に、学校を休ませるべきかどうかを判断できる「学校休んだほうがいいよチェックリスト」が公開されました。
次のような質問に 20 問回答すると、「休ませましょう」「対話の時間をつくりましょう」といった回答が表示されます。
- 友達と会ったり、遊んだりすることを避けることがある
- 週 1 回以上身体の不調を訴えるなどして保健室など教室以外の場所を利用している
- 過度に甘えたり、わがままになることがある
チェックリストはNPO法人「全国不登校新聞社」などが作成し、国立精神・神経医療研究センターの松本 俊彦医師が監修しました。利用は無料で、寄付で運営されます。
わが子の様子が気になるけれど、学校を休ませていいのかの判断が難しい…。親が悩んだ時に後押ししてくれるツールです。
LINEでお友だち登録をすると、利用できます。詳しくはこちらから
学校休ませた方がいい? 医師監修のチェックリスト
(高知新聞Plus 2023 年 8 月 26 日掲載)
夏休み明けは子どもの自殺や不登校が増える傾向にあり、NPO法人「全国不登校新聞社」などが、子どもの様子から学校を休ませるべきかどうかを判断できるチェックリストを作成した。LINE(ライン)で利用できる。医師の監修を受けており、代表の石井志昂さんは「無理をしてしまうとうつ病や自殺のリスクが高まる。事実を基に判断してほしい」と活用を呼びかけている。
チェックリストは子ども本人ではなく、保護者や教員といった周囲の大人が使うことを想定。「友達と会ったり、遊んだりすることを避けることがある」など計20の質問について、過去1カ月程度の子どもの様子と照らし合わせて答えると、「休ませましょう」「対話の時間をつくりましょう」といった回答が表示される。
石井さんは「支援団体が不登校の予兆と感じているものを集めた。学校に行かない方がいい基準が分かれば、子どもを追い詰めない判断ができる」と説明した。
高知市大原町には、高知県心の教育センターがあります。スクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカーが常駐しています。
不登校やいじめの問題をはじめ、「子どもが朝、なかなか起きられない」「子どもとうまくコミュニケーションが取れない」など、子どもの教育に関する不安や悩み、困りごとに幅広く対応しています。