子育ての「ゴールデンタイム」とは?平穏だった私の一人時間はどこへ…|「ママと記者やってます・55」
毎日が体力・気力勝負! 40代ママ記者による子育てコラム
ココハレ編集部員であり、40 代ママの門田がお届けする子育てコラムです。子育てに泣いて笑って、怒ってしまって反省して…、どたばたの毎日をご紹介します。
子育て中にほっと一息つける時間は、子どもが朝起きるまでだったり、夜寝た後だったり。一人時間を過ごしながら、気持ちをリセットする人も多いのでは。そんな平穏で貴重な「ゴールデンタイム」の“危機”がわが家に訪れています。
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ゴールデンタイムは休日の朝!一人時間を過ごしています
「ゴールデンタイム」とは、一般にはテレビの視聴率やラジオの聴取率が最も高い時間のことを言うそうです。テレビならば 19:00~22:00。深夜のテレビ番組がこの時間帯に放送されるようになると、「ゴールデン進出!」と言われたり、人気芸能人の出演本数が「ゴールデン○本!」ともてはやされたり。
子育てでも「ゴールデンタイム」という言葉が使われています。親子で一緒に過ごせる時間を指すこともあれば、親がほっと一息つける時間を指すこともあり。
私にとってのゴールデンタイムは休日の朝、子どもが起きてくるまで。頑張って 5:00 に起きられたら成功ですが、寝過ごすこともしょっちゅうです。6:00 には起きて、コーヒーを入れて、パソコンに向かいます。
たまった仕事を片付けたり、ネットやSNSを見たり、時にはテレビを見たり。
自由時間を過ごしていると、7:00 前後に次女がそーっと起きてきます。目的はビデオで、大好きな「おさるのジョージ」を見ようとします。
「朝からビデオ」とも思いますが、休日だし、もうちょっと仕事したいし、ジョージならいいか…。
長女は 8:00 過ぎに起きてくるので、次女も私の横で一人時間を満喫していました。
「お母さんが起きた気配」を察知できるようになった長女
私のゴールデンタイムはこんなふうにとてもうまくいっていたのですが、最近は長女が 6:00 頃に起きてくるようになりました。
「寝ていても、お母さんが横にいなくなったのが分かるようになった」そうで、目的はやはりビデオ。
すると、長女につられて次女も早起きになりました。
「今日はどのビデオを見る?」。姉妹で仲良く話し合い…なんてことはあるはずもなく、主導権争いが始まります。
長女:「今日はドラえもん見るね」
次女:「いやだ!ジョージがいい!」
長女:「ジョージはダメ。いつも見てるでしょ!」
次女:「ずるい!お姉ちゃんばっかり!」
朝っぱらから、きょうだいげんか。あぁ、私の平穏なゴールデンタイムはどこへ…。
平日は起こしても起きないくせに…!
きょうだいげんか対応のセオリーとしては、双方から話を聞き、気持ちを落ち着かせながら互いの主張を整理し、折り合いを付けるのをサポートする。でも、毎週末、同じ流れで争われると、進歩のなさにあきれ、「いい加減にして!」とイライラしてしまいます。
「そもそもなぜ、君たちは休みの日にこんなに早く起きるんだ!平日は起こしても起こしても、ちっとも起きないくせに!」
私もけんかに加わり、朝から険悪ムード。一通り叱った後、冷めたコーヒーを飲みながら、「こんなはずじゃなかったのに…」と後悔から始まる休日…。
きょうだいげんかにはうんざりしますが、一通り落ち着くと、姉妹がくっついてビデオを見始めます。横で見ていて、いい光景だなと思います。
子どもたちが他愛のないことで元気にけんかできるのも、親にとっては「ゴールデンタイム」なのでしょうか。いやいや、休日の朝くらいはゆっくり、好きなことをしたい…。
というわけで、今の目標は「5:00 ぴったりに起きて時間をつくる!」。夜明けが日に日に遅くなるこの季節、「一人ゴールデン」のために頑張っています。