新型コロナウイルスのワクチン先行接種始まる|高知の1週間(2021年2月14~20日)
「高知の 1 週間」では、子育てだけでなく、日々の暮らしで知っておきたい高知に関連するニュースのポイントを 1 週間分まとめて紹介します。
一番最後にお届けするニュースは、ココハレ編集部イチ押しの話題です。土佐和紙のふんどし姿で躍動!
目次
川村文乃さん高知市初PR大使に「SNSで魅力発信」
(高知新聞 2021 年 2 月 16 日掲載)
高知市初のPR大使に15日、女性アイドルグループ「アンジュルム」の川村文乃さん(21)=高知市出身=が就任した。市が会員制交流サイト(SNS)で行う情報発信にアドバイスする。
高知県予算、積極型を維持 2021年度当初案0.1%増4634億円
(高知新聞 2021 年 2 月 17 日掲載)
デジタル・脱炭素重点化、コロナ対応も
高知県は16日、2021年度一般会計当初予算案を発表した。前年度比0・1%(2億7500万円)増の4634億8800万円で、3年連続のプラス編成。政府の手厚い予算措置を背景に、防災・減災のハード事業を盛り込んだ2月補正予算案とセットで「積極型」を維持した。新型コロナウイルス対策やデジタル化を継続し、新たに脱炭素化を重点化する。新型コロナの影響で税収は落ち込むが、地方交付税などの増加で財源をカバーできる見通しだ。
高知新港の貨物量が過去最高 2020年 前年比6.8%増
(高知新聞 2021 年 2 月 18 日掲載)
高知新港(高知市仁井田)の2020年のコンテナ取扱量が前年比6・8%増で過去最高になったことが、高知県港湾振興課のまとめで分かった。上半期は新型コロナウイルスの影響で前年を下回ったが、6月以降に県外企業が輸出で利用して大きく伸びた。過去最高更新は2年ぶり。
高知県内が雪化粧、津野町16センチ積雪
(高知新聞 2021 年 2 月 18 日掲載)
高知県内は17日、上空1500メートルに氷点下12度以下の強い寒気が流れ込んだ影響で、中部と西部を中心に雪が降った。高知地方気象台によると、17日の県内は日中も気温が上がらず、吾川郡いの町本川で正午すぎに氷点下4度、高岡郡梼原町で午後1時40分ごろに氷点下3・6度を観測。高岡郡津野町では16センチの積雪が確認された。
特殊詐欺被害額が倍 県内昨年1.1億円
(高知新聞 2021 年 2 月 19 日掲載)
県内で昨年起きた特殊詐欺の被害額は、前年の2・2倍の約1億1342万円だった。1億円を超えるのは4年ぶり。被害件数も38件と、前年より12件増えており、減少傾向にあった詐欺被害が増加に転じた。
県警によると昨年の被害は、携帯電話へのメールやパソコンの表示で利用料の未納やウイルス感染を偽る「架空請求詐欺」が20件と種別で最も多かった。警察官や市職員をかたる電話で口座の手続きや還付金があるとだます「預貯金詐欺」も11件あった。
高知大丸に期間限定「低価格」衣料店 ブランド在庫販売
(高知新聞 2021 年 2 月 19 日掲載)
高知市の高知大丸の東館2階に19日、衣料ブランドの余剰在庫を低価格で販売するオフプライスストア「ラック・ラック クリアランス マーケット」が中四国で初めて期間限定でオープンした。メーカー希望小売価格の平均7割引きの衣料品など約1万4千点を扱う。
オフプライスストアは米国で普及した業態で、自社の在庫品を割安販売するアウトレットとは違って、複数のブランドやメーカーから仕入れて販売する。
「サマーウォーズ」細田守監督最新作は高知の女子高生が主人公!今夏公開「竜とそばかすの姫」
(高知新聞 2021 年 2 月 19 日掲載)
アニメ映画「サマーウォーズ」「未来のミライ」などで知られる細田守監督の新作「竜とそばかすの姫」が今夏公開される。高知県で暮らす、心に傷を負った女子高校生すずが主人公で、仁淀川や沈下橋なども登場。巨大なインターネット空間で自分を取り戻し、成長する姿を描いた物語となる。
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新型コロナウイルスのワクチン先行接種始まる 高知西病院の医師ら
(高知新聞ウェブサイト 2021 年 2 月 19 日掲載)
高知市内の2病院で19日、医療従事者を対象にした新型コロナウイルスワクチンの先行接種が始まった。県内での同ワクチンの接種は初めて。3月からは新型コロナ対策に携わる自治体職員ら、4月以降には高齢者らの優先接種が順次進められる予定。
同市神田の地域医療機能推進機構・高知西病院では午後1時から、希望する医師や看護師らに米ファイザー製ワクチンが打たれた。接種を終えた人たちは、副反応に備えて30分間、会場で待機した。
【今週のイチ押し】土佐和紙ふんどしで躍動 ダンサー・五十嵐さん、高知で撮影
(高知新聞 2021 年 2 月 18 日掲載)
土佐和紙のふんどし姿で清流を舞う―。舞台などで活躍するダンサー、五十嵐結也さん(33)と写真家の飯野高拓さん(38)が土佐和紙をPRしようと、吾川郡いの町や仁淀川町で撮影を行った。仁淀ブルーをバックに、ふんどし姿で躍動する五十嵐さん。珍妙な組み合わせはばかばかしくも、美しく見え…。
幼少時から「顔がデカい、手足が短いと言われてきた」という五十嵐さん。劣等感を武器に変えたダンスは切れ味鋭く、CMのオファーが絶えない。
ふんどしパフォーマンスは5年前、友人の結婚式の余興で披露。この写真を見た飯野さんがインパクトの強さにひかれ、「桜の季節に撮らせて」と頼んだのが、2人の活動「ふんどし日和(びより)」の始まり。
長いふんどしをはためかせ、桜舞い散る中で踊る写真がネットなどで話題となり、今は農林水産省の都市農業PR企画にも参加。ふんどし姿でカリフラワー畑を疾走したり、牛と戯れたりと、幅広い活動を続けている。
今回、和紙の魅力を舞台で伝える俳優、浜田あゆみさん(35)=いの町=の招きで、10日に高知入りし、1週間ほど、楮(こうぞ)畑や仁淀川町の安居渓谷などで撮影。普段は赤ふんどしだが、今回は白い土佐和紙の特注品も、きゅっと締めた。
高く飛び、舞い踊り、ポーズを取る五十嵐さんを飯野さんが活写。ふんどしから伸びる、天女の羽衣のような和紙のベールを風になびかせたり、滝の流れに沿って垂らしたり。熱いパフォーマンスを見守る地域の人たちも、みんな笑顔だ。
寒空の下、ふんどし一丁の五十嵐さんは「極寒の北海道でも撮った。高知は暖かい」と笑い、「和紙がだんだん肌になじんできた。心地よいかと言われると、そうでもないけど」と、また笑う。
撮影後もしばらく滞在し、「土佐和紙で従来にないチャレンジができた。これからも、ふんどしで地域を応援したい」と真剣なまなざしで語った。
カメラを抱えた飯野さんも、納得の作品が撮れた様子。「(新型コロナウイルス禍の)今だからこそ、みんなが元気になる作品を。そんな使命感でやってます」と話した。
作品は近く、浜田さんのプロジェクト「Washi+」や「ふんどし日和」のインスタグラムで公開する。(村瀬佐保)