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2021年のよさこい祭りは高知市「りょうまスタジアム」で|高知の1週間(2021年4月10~16日)

「高知の 1 週間」では、子育てだけでなく、日々の暮らしで知っておきたい高知に関連するニュースのポイントを 1 週間分まとめて紹介します。

2021 年のよさこい祭りについて、主催のよさこい祭振興会は、8 月 19 、20 日にりょうまスタジアム(高知市大原町)を会場として縮小開催する方針を大筋で固めました。踊り子と観客の「3密」対策が取りやすい会場を選びました。

今週のイチ押しニュースは「松山英樹、高知で鍛えマスターズ制覇」。明徳義塾中・高校で鍛えた松山英樹選手が米国で行われた男子ゴルフの最高峰「マスターズ・トーナメント」を日本人で初めて制覇しました。

聖火リレー「本当にやるの?」高知市中心部 4 月 20 日“封鎖”

20日の聖火リレーで全面通行止めになる電車通り。規制区間内ではバス、電車も運休する(高知市本町3丁目)
20日の聖火リレーで全面通行止めになる電車通り。規制区間内ではバス、電車も運休する(高知市本町3丁目)

(高知新聞 2021 年 4 月 10  日掲載)

東京五輪の聖火リレーが19、20日に県内19市町村で行われる。各地で交通規制が敷かれ、中でも高知市中心部は20日夕に電車通りが全面通行止めに。ちょうど帰宅ラッシュと重なる時間で、かなりの混乱が予想される。ただ、通勤客らの認知度はまだ低い上、県外で新型コロナウイルス感染が急拡大している状況もあって、「こんな時に本当にやるの?」と疑問の声も上がっている。

 

特産地鶏・土佐ジロー尽くしのランチどうぞ「はたやま夢楽」安芸市街地に出店

畑山ジローの店が提供する土佐ジローの親子丼(安芸市の同店)
畑山ジローの店が提供する土佐ジローの親子丼(安芸市の同店)

(高知新聞 2021 年 4 月 10 日掲載)

安芸市畑山で飼育される特産地鶏、土佐ジローの料理が楽しめる飲食店「畑山ジローの店」が9日、安芸市久世町の「Smile Aki(すまいる あき)」内にオープンした。ランチ営業で親子丼や唐揚げなどを提供するほか、精肉も販売する。

 

室戸市にタニタ監修ヘルシー定食 3店舗で販売

タニタ監修メニューの完成を喜ぶ3店舗の従業員ら(室戸市領家の市保健福祉センターやすらぎ)
タニタ監修メニューの完成を喜ぶ3店舗の従業員ら(室戸市領家の市保健福祉センターやすらぎ)

(高知新聞 2021 年 4 月 10  日掲載)

健康計測機器メーカー「タニタ」のグループ会社、タニタヘルスリンク(東京)の管理栄養士が監修した定食メニューの提供が9日、室戸市の3店舗で始まった。

メニューは、「からだを想う金目鯛煮つけ定食」(料亭花月、税込み2300円)▽「カツオのタタキサラダ定食」(シレストむろと、同千円)▽「とりの照り焼き定食」(喫茶うみがめ、同650円)―の3品。

 

高知・沖の島で炭焼き復活 住民の手作り窯完成し初稼働

窯から炭を取り出す住民ら(写真はいずれも宿毛市沖の島町母島)
窯から炭を取り出す住民ら(写真はいずれも宿毛市沖の島町母島)
完成した炭
完成した炭

(高知新聞 2021 年 4 月 11 日掲載)

宿毛市沖の島の集落活動センター「妹背家(いもせけ)」が製作していた炭窯が完成し、このほど、初の窯出しが行われた。かつて盛んだった炭焼きの復活に、メンバーは「島が元気になる」と喜んでいる。

 

今夏のよさこい祭りは高知市「りょうまスタジアム」で 4月末に結論

今夏のよさこい開催場所として有力視されるりょうまスタジアム(高知市大原町)
今夏のよさこい開催場所として有力視されるりょうまスタジアム(高知市大原町)

(高知新聞 2021 年 4 月 12 日掲載)

今夏のよさこい祭りについて、主催のよさこい祭振興会は、8月19、20日にりょうまスタジアム(高知市大原町)を会場として縮小開催する方針を大筋で固めた。新型コロナウイルスの収束が見通せない中、「連年の中止は避けたい」と、踊り子と観客の「3密」対策が取りやすい会場を選んだ。4月末までに結論を発表する見通し。

 

高知県内の新型コロナ、変異株が主体に 直近2週間は8割

(高知新聞 2021 年 4 月 13  日掲載)

高知県は12日、5~11日の7日間に新型コロナウイルス感染が確認された19人のうち、14人が変異株の感染だったと発表した。県内の変異株感染は30人となった。県内では3月29日~4月4日の検査でも15人の感染者中13人が変異株で、この2週間では全体の約8割を占めた。

 

高知市帯屋町にシェアオフィス5月始動 県内外3社運営、ビジネス創出支援

完成したシェアオフィスを紹介する岡村憲男社長(高知市帯屋町2丁目)
完成したシェアオフィスを紹介する岡村憲男社長(高知市帯屋町2丁目)

(高知新聞 2021 年 4 月 1 4 日掲載)

地方発の新ビジネス創出を支援しようと、県内外の3社が5月1日、高知市帯屋町2丁目のアーケード街にシェアオフィス「BASE CAMP IN OBIYAMACHI」を開く。

 

日本三大鍾乳洞・高知の龍河洞に「水の洞窟」新公開 地下水広がる神秘の世界

水が勢いよく滑り落ち、水しぶきを上げる滝(香美市の龍河洞)
水が勢いよく滑り落ち、水しぶきを上げる滝(香美市の龍河洞)

(高知新聞 2021 年 4 月 14 日掲載)

香美市土佐山田町逆川の龍河洞に29日、22年ぶりとなる新ルートが登場する。初公開となる西本洞を中心とした約300メートルで、地下水が常時流れる〝水の洞窟〟。13日、報道機関に公開され、関係者は「洞の生成の歴史を感じられる場所」と、魅力をアピールしている。

 

高知の郷土料理を動画で後世へ...土佐町の編集者が取材、県がYoutube配信

県内九つの郷土料理を撮影した石川拓也さんと鳥山百合子さん(土佐町土居の「とさちょうものがたり」編集部)
県内九つの郷土料理を撮影した石川拓也さんと鳥山百合子さん(土佐町土居の「とさちょうものがたり」編集部)

(高知新聞 2021 年 4 月 15  日掲載)

高知の食文化を後世に伝えようと、県が郷土料理の作り方などを記録した動画をユーチューブで公開している。安芸郡東洋町の「こけらずし」や、宿毛市の「きびなごのほおかぶり」など九つ。動画を制作した土佐郡土佐町の事業者は「各地の多様で濃い文化を感じて」と呼び掛けている。

高知の県外観光客 39 %減 266 万人で最少 コロナ禍の2020年

(高知新聞 2021 年 4 月 1 5 日掲載)

2020年に高知県を訪れた県外観光客数が、現在の集計方法になった03年以降で最少の266万7千人だったことが、県の集計で分かった。新型コロナウイルス感染拡大の影響が大きく、19年の438万8千人から39・2%落ち込んだ。県外観光客の総消費額も40・9%(448億7100万円)減の648億100万円で、03年以降で最少となった。

高知市の「GoTo理美容」即日完売 市外の店は客減少の不安も

人気を集めた「GoTo理美容」。高知市内の美容室では、早速クーポンを利用した客も(同市北本町2丁目)
人気を集めた「GoTo理美容」。高知市内の美容室では、早速クーポンを利用した客も(同市北本町2丁目)

(高知新聞 2021 年 4 月 1 6 日掲載)

高知市内の理・美容店で使えるクーポン「GoTo理美容」が15日に発売され、用意した2万5千セットが即日完売した。1セット5千円のクーポンを3千円で購入できるお得さが人気を得た格好だが、同市に客が流れる恐れがある市外の店からは困惑の声も広がった。

高知・梼原町の桜でコンフィチュールとシロップ 「色、香り、味で楽しんで」

色が美しい桜のコンフィチュール=右=とシロップ
色が美しい桜のコンフィチュール=右=とシロップ

(高知新聞 2021 年 4 月 1 6 日掲載)

高岡郡梼原町の女性が、地元の八重桜を使ったコンフィチュール(砂糖漬け)とシロップを手作りし、町内外で販売している。「いい物を作りたい」と無農薬の原材料を集め、連日夜通しで作業。一瞬の春の美しさを瓶に閉じ込め、桜の花を色、香り、味覚で楽しめる一品を食卓に届けている。

【今週のイチ押し】松山英樹、高知で鍛えマスターズ制覇「まさか」「感無量」県内関係者が涙

高校時代、ゴルフ部の練習でキャディーバッグを担ぎコースを回る松山英樹選手(2009年2月2日、須崎市のスカイベイゴルフクラブ)
高校時代、ゴルフ部の練習でキャディーバッグを担ぎコースを回る松山英樹選手(2009年2月2日、須崎市のスカイベイゴルフクラブ)

(高知新聞 2021 年 4 月 13  日掲載)

明徳義塾中学・高校で鍛えた松山英樹選手(29)が、日本ゴルフ史の新たなページを開いた。米国で行われた男子ゴルフの最高峰「マスターズ・トーナメント」を日本人で初めて制覇。高知の日々を知る県民は12日、「まさか!」と驚き、「感無量です」と涙した。

松山選手が中高時代によく練習していたスカイベイゴルフクラブ(須崎市浦ノ内福良)。クラブ主催の大会で一緒にラウンドした高知市の男性(75)は「スラ~、ヒョロ~と頼りなかった」と話す。それでも飛距離はあったそうで、「『すごい飛ぶね』と声を掛けたら、『アザマスッ!(ありがとうございます)』って元気に返事をしてくれたな」

職員の梅原博見さん(59)も「松山君は静かで目立たない感じ」。それだけに快挙を知って仰天。「サインもろうとかなきゃ、だったなあ」と冗談交じりに悔しがる。

「ふてぶてしいとか怪物とか、すごい言われようですけど、本当は優しくてすごく面倒見のいい人なんです」。そう振り返るのは、中学ゴルフ部で1年後輩だった山本健斗さん(28)。「練習に毎日付き合ってくれ。その代わり、スイングは俺が教えてやるから」と言われたのを思い出す。

平日は食事と睡眠、授業以外のほとんどを「ゴルフ道場」で共に過ごした。松山選手のランニングのタイムを計ったり、デジカメでスイングを撮影したり。すると約束通りスイングを教えてくれた。「目の前のコンテナに座って、ボールも出してくれて」

週末には、気分転換も兼ねて高知市にある山本さんの自宅に誘った。母親の志穂美さん(56)は「気分転換と言っても家でもずっと練習してたけどね。『不安になる』って」。庭先に置いた練習用の人工芝がすぐにへたるほど、朝から晩までクラブを振っていたという。

印象に残っているのは、何度も聞いた「両親のために絶対にプロになるんだ」という言葉。「『ゴルファーは体が大きい方がいいんだ』って3人前ぐらい食べて。最初は『ウッ』ってなりながら…。野菜が嫌いで、焼き肉だとお肉ばっかり食べるから、煮込みとかに野菜を混ぜてねえ」

あどけなく、線の細かった、あの少年が、栄光のグリーンジャケットを着た。「雲の上の人になっちゃった。あなたの人生に関わらせてくれてありがとう」。過ぎし日を思い、涙を拭った。(平野愛弓、井上真一)

この記事の著者

ココハレ編集部

ココハレ編集部

部員は高知新聞の社員 6 人。合言葉は「仕事は楽しく、おもしろく」。親子の笑顔に出合うことを楽しみに、高知県内を取材しています。

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