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新型コロナウイルス 高知県66日ぶり感染ゼロ|高知の1週間(2021年1月31日~2月6日)

「高知の 1 週間」では、子育てだけでなく、日々の暮らしで知っておきたい高知に関連するニュースのポイントを 1 週間分まとめて紹介します。

一番最後にお届けするニュースは、ココハレ編集部イチ押しの話題です。サバのみそ煮でごめんなさい。

感謝胸に巣立つ 高知県内の私立高3校で卒業式 オンライン中継も

卒業証書を受け取る3年生(高知市北中山の土佐塾高校)
卒業証書を受け取る3年生(高知市北中山の土佐塾高校)

(高知新聞 2021 年 1 月 31 日掲載)

高知市の土佐塾、学芸、土佐女子の私立3高校で30日、県内のトップを切って卒業式が行われた。約650人が将来への期待と、友人らと離れるさみしさを胸に母校を巣立った。

高知市北中山の土佐塾高校では189人が晴れの日を迎えた。同校は新型コロナウイルス感染症対策で、来賓や在校生の出席を取りやめ。保護者も1家庭2人までとする代わりに、オンラインで中継した。

高知市「放流同意金」黙認 違法慣習 土地改良区が住民から徴収

土地改良区が管理する高知市の農業用水路。浄化槽の処理水が流れ込むことを認める見返りとして、放流同意金が徴収されてきた(高知市五台山)
土地改良区が管理する高知市の農業用水路。浄化槽の処理水が流れ込むことを認める見返りとして、放流同意金が徴収されてきた(高知市五台山)

(高知新聞 2021 年 2 月 1 日掲載)

高知市東部の農業用水路を管理する農業団体・土地改良区が、地域に自宅を建築した住民から、法的な支払い義務がないのに、浄化槽の処理水を水路に流すための「放流同意金」を長年徴収していたことが高知新聞の取材で分かった。工事関係者の間では放流同意が建築の条件として扱われ、高知市も黙認することで「違法な慣習」が横行していた。2002~03年だけで改良区7団体が計573万円を徴収したとの市の記録があり、徴収は今も続いているという。

安芸市の500キロ不発弾を無事処理 住民500人が避難

信管が除去され、クレーンでつり上げられた不発弾(安芸市東浜)
信管が除去され、クレーンでつり上げられた不発弾(安芸市東浜)

(高知新聞 2021 年 2 月 1 日掲載)

昨年12月に高知県安芸市東浜で見つかった米軍製の千ポンド(約500キロ)爆弾の処理が31日行われた。信管を外す自衛隊員4人以外は、半径300メートルを無人にする大作戦。住民約500人が朝から慌ただしく避難し、安芸市職員や消防団員、警察官ら約250人が誘導に追われた。作業は約2時間で無事終わった。

高知市が「パートナーシップ登録制度」開始 初日にカップル3組申請

登録証を受け取り、友人から祝福を受ける第1号カップル(高知市役所=画像を一部加工しています)
登録証を受け取り、友人から祝福を受ける第1号カップル(高知市役所=画像を一部加工しています)

(高知市 2021 年 2 月 2 日掲載)

高知市は1日、同性カップルらを公的に認める「パートナーシップ登録制度」の運用を開始し、初日に3組が申請した。第1号カップルは「これまで『見えない存在』として暮らしてきた。少しずつ理解されるようになってうれしい」と笑顔を見せた。

同制度は、人生のパートナーとして生活する同性カップルらを、男女の夫婦と同等の関係と認めるもの。国内では2015年の東京都渋谷区を皮切りに導入する自治体が広がっている。高知市は全国で75番目、県内では初となる。

SATOUMIに1.6m巨大ウツボ仲間入り 海洋館飼育歴では最大

足摺海洋館「SATOUMI」に仲間入りした巨大なニセゴイシウツボ(土佐清水市三崎)
足摺海洋館「SATOUMI」に仲間入りした巨大なニセゴイシウツボ(土佐清水市三崎)

(高知新聞 2021 年 2 月 2 日掲載)

高知県土佐清水市三崎の県立足摺海洋館「SATOUMI」にこのほど、体長1・6メートル、重さ13キロの巨大なニセゴイシウツボが仲間入りした。土佐清水市沖で捕獲された。これまで足摺海洋館で飼育された個体は最大でも約1・2メートルで、飼育員は「首回りは大人の太もも以上。こんな大物は初めて」と驚いている。

新型コロナウイルス 高知県66日ぶり感染ゼロ

(高知新聞 2021 年 2 月 3 日掲載)

高知県は2日、県内で新型コロナウイルスの新たな感染者は確認されなかったと発表した。感染確認ゼロは昨年11月28日以来、66日ぶり。

高知県が会食要請を緩和 コロナ沈静化で「可能な範囲で縮小」

(高知新聞 2021 年 2 月 6 日掲載)

高知県は5日、県内の新型コロナウイルス感染の沈静化を受けて、会食に関する県民への要請を8日から、「4人以下、2時間以内」から「可能な範囲で規模縮小、時間短縮」に緩和すると発表した。対応レベルは、5段階で真ん中の「警戒」を維持し、緊急事態宣言の対象地域などとの往来は引き続き「必要最小限」とするよう求める。

【今週のイチ押し】「サバみそ 実はレトルト」

大賞の山本由紀子さんの作品
大賞の山本由紀子さんの作品

(高知新聞 2021 年 2 月 5 日掲載)

ハガキでごめん 大賞に山本さん(大分市)

家族や友人に言いそびれた「ごめん」の気持ちを託す高知県南国市の「第17回ハガキでごめんなさい全国コンクール」の大賞(南国市長賞)が4日、大分市の山本由紀子さん(46)の作品に決まった。夫が手料理と思って食べている大好物のサバのみそ煮が実はレトルトで「ごめんなさい」。46都道府県から過去3番目に多い2333通の応募があり、南国市内での最終選考で各賞を決定した。

コンクールは同市後免町で幼少期を過ごした漫画家、やなせたかしさんの発案で2003年に始まった。今回は新型コロナウイルス下で頑張る人々への応援メッセージも受け付け、前回より406通増。14年ぶりに2千通を超えた。

市や商工業者らでつくる実行委員会のメンバーが審査。この日は同市大埇甲の市商工会で、1次選考を通過した406(大人187、高校生以下219)通を吟味した。

山本さんは、結婚して20年の夫が「うめぇうめぇ」と食べているサバのみそ煮がレンジで40秒のレトルトだったエピソードを披露し、ざんげ。妻の料理下手を知っている夫が「もしかしたら気づいているかもしれない」と結んでいる。

このほか、父親に新しい靴下を使ってもらうため、愛犬に与えてボロボロにしていた▽親戚から「兄弟3人に」ともらった1万円を分けずに貯金箱にいれた―などを謝った12作品が優秀賞に選ばれた。

西村浩利委員長(63)は「ほっこり、くすっとした大賞からは、互いを気遣う夫婦の思いが伝わってくる。コロナ禍に立ち向かう医療従事者へのエールも多かった」と講評した。表彰式は3月21日、「市ものづくりサポートセンター」のオープニングイベントで行う。協賛企業賞を含めた入賞26作品は、市や市観光協会のホームページで披露する予定。(横田宰成)

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ココハレ編集部

ココハレ編集部

部員は高知新聞の社員 6 人。合言葉は「仕事は楽しく、おもしろく」。親子の笑顔に出合うことを楽しみに、高知県内を取材しています。

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