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土佐清水が「3度目の正直」で日本ジオパークに認定されました|高知の1週間(2021年9月25~10月1日)

土佐清水が「3度目の正直」で日本ジオパークに認定されました|高知の1週間(2021年9月25~10月1日)

「高知の 1 週間」では、子育てだけでなく、日々の暮らしで知っておきたい高知に関連するニュースのポイントを 1 週間分まとめて紹介します。

日本ジオパーク委員会は 25 日、貴重な地形や地質が残る自然公園「日本ジオパーク」に土佐清水市の土佐清水ジオパークを認定しました。2017 年度から 3 度目の挑戦での〝合格〟です。

今週のイチ押しは「コーヒーに恋して 70 年」。90 歳を超えた今も朝から夜まで店に出て、熱いコーヒーを提供するご夫妻がいます。高知市南ノ丸町の喫茶店「はと時計」の店主、南辰男さん(94)と繁美さん(92)です。

スポーツで高知県の活性化を 「コミッション」設立、合宿やイベント誘致へ

「県スポーツコミッション」設立総会に続いて行われた、車いすラグビーの池透暢さん=右から2人目=らのパネルディスカッション(高知市はりまや町1丁目のクロスポイント)
「県スポーツコミッション」設立総会に続いて行われた、車いすラグビーの池透暢さん=右から2人目=らのパネルディスカッション(高知市はりまや町1丁目のクロスポイント)

(高知新聞  2021 年 9 月 25 日掲載)

スポーツ合宿やイベント誘致などを通じ、高知県スポーツ界の課題に取り組みつつ、地域活性化を目指す「県スポーツコミッション」の設立総会が24日、高知市内で開かれ、県内の子どもがアスリートを志したり、お年寄りが健康寿命を延ばしたりする活動を下支えするという組織の方向性を確認した。

土佐清水が「3度目の正直」日本ジオパーク認定 活動の前進評価

日本ジオパークに認定された土佐清水ジオパーク。活発な大地の変動を記録する竜串海岸(土佐清水市)
日本ジオパークに認定された土佐清水ジオパーク。活発な大地の変動を記録する竜串海岸(土佐清水市)

(高知新聞  2021 年 9 月 26 日掲載)

日本ジオパーク委員会(委員長=中田節也・東京大学名誉教授)は25日、貴重な地形や地質が残る自然公園「日本ジオパーク」に土佐清水市の土佐清水ジオパークを認定した。2017年度から3度目の挑戦での〝合格〟。日本委は認定理由について「この数年でジオパークの理念や知識の共有と理解が図られ、活動内容が大きく前進した」とした。

人気漫才コンビ・ミキ、高知県観光特使に 父が土佐清水出身

県観光特使に就任した漫才コンビ「ミキ」の昴生さん=中央=と亜生さん=右(県庁)
県観光特使に就任した漫才コンビ「ミキ」の昴生さん=中央=と亜生さん=右(県庁)

(高知新聞  2021 年 9 月 26 日掲載)

吉本興業所属の漫才コンビ「ミキ」の昴生さん(35)、亜生さん(33)の兄弟が25日、高知県観光特使に就任した。2人の父親が土佐清水市出身という縁で実現し、「高知は第二の故郷。僕らが魅力を広めます」と力強く宣言した。

兄弟は幼い頃、両親の運転でよく土佐清水市を訪れ、亜生さんは小学生の6年間はずっと、夏休みの自由研究にジョン万次郎を選んだという。24日にテレビ番組のロケで高知入りし、2人で同市特産の清水さばやところてんを堪能した。

高知県内新規感染48日ぶりゼロ 9月26日新型コロナ

(高知新聞  2021 年 9 月 27 日掲載)

高知県は26日、県内で新たな新型コロナウイルス感染者は確認されなかったと発表した。県内の感染確認ゼロは8月9日以来、48日ぶり。休日で医療機関での受診が少なかったことも一因とみられる。

高知市の時短解除、飲食店「やっと仕事できる」期待と不安

手袋とマスクを着用し、ビアガーデンの生ビールを楽しむ飲食客(高知市升形)
手袋とマスクを着用し、ビアガーデンの生ビールを楽しむ飲食客(高知市升形)

(高知新聞  2021 年 9 月 28 日掲載)

高知市の飲食店などに8月21日から出されていた「営業時間は午後8時まで、酒類提供は午後7時まで」の要請が9月26日で解除された。昨春以降、4度目となった営業時間短縮要請は、最も長い37日間。「4人、2時間以内」の会食制限がまだ残る中、27日夜から営業を再開させた店からは「やっと仕事ができる」「いつお客さんが戻るか」。期待と不安が交錯した。

会食「4人、2時間内」解除 高知県10月1日から、県民観光キャンペーンも再開

(高知新聞  2021 年 9 月 29 日掲載)

高知県は28日開いた新型コロナウイルス感染症対策本部会議で、「4人以下、2時間以内」としてきた会食に関する要請内容を緩和し、10月1日から「可能な範囲で規模縮小、時間短縮」とすることを決めた。県内在住者を対象とする観光キャンペーンも同日から再開する。浜田省司知事は「リバウンド(感染再拡大)を起こさないために、引き続きリスクが高い行動は避けてほしい」と呼び掛けた。県の対応ステージは、5段階で真ん中の「警戒」に据え置く。

道の駅「すさき」レジ通過者1000万人 高知県須崎市、開業23年目で大台

道の駅「かわうその里すさき」のレジ通過1千万人目になった杉本英史さん=左から2人目(須崎市の同駅)
道の駅「かわうその里すさき」のレジ通過1千万人目になった杉本英史さん=左から2人目(須崎市の同駅)

(高知新聞  2021 年 9 月 29 日掲載)

須崎市下分甲の道の駅「かわうその里すさき」のレジ通過者が28日、1千万人を突破した。オープン23年目での大台達成に関係者らは「新型コロナウイルスの痛手から盛り返すいいきっかけ」と意気込んでいた。

コロナ医療計画を11月策定、臨時施設など具体化 高知県議会

(高知新聞  2021 年 9 月 30 日掲載)

高知県議会9月定例会は29日から一般質問に入った。浜田省司知事は新型コロナウイルスの医療提供に関して「臨時医療施設の設置や自宅療養者への態勢強化、保健所の充実など、より総合的な態勢の構築に向けた新たな計画を、11月末をめどに策定する」と述べ、次の感染拡大への備えを急ぐ考えを示した。

高知大病院が新型コロナ後遺症の専門外来開設へ、県の依頼受け10月中めどに

(高知新聞  2021 年 10 月 1 日掲載)

高知大学医学部付属病院(南国市岡豊町小蓮)は10月中をめどに、新型コロナウイルス感染症の後遺症に対応する専門外来を開設する。後遺症の重い患者らに対応する診療態勢が必要と判断した高知県が同病院に設置を依頼した。30日の県議会一般質問で県健康政策部が明らかにした。

【今週のイチ押し】コーヒーに恋して70年 高知市の喫茶「はと時計」南さん夫妻90代で現役、県内最古参

コクの深いコーヒーをたてる南辰男さん。繁美さんと早朝から深夜まで切り盛りする(高知市南ノ丸町のはと時計)
コクの深いコーヒーをたてる南辰男さん。繁美さんと早朝から深夜まで切り盛りする(高知市南ノ丸町のはと時計)

(高知新聞  2021 年 10 月 1 日掲載)

90歳を超えた今も朝から夜まで店に出て、熱いコーヒーを提供するご夫妻がいる。高知市南ノ丸町の喫茶店「はと時計」の店主、南辰男さん(94)と繁美さん(92)。旧中村市の有名店「ロマン」に始まり、コーヒーと歩んだ70年余の道。「喫茶王国・高知」の最古参だ。10月1日はコーヒーの日。

「好きということに尽きる。コーヒーに恋して70年ですな」

サイホンに入れたコーヒーの粉を混ぜながら辰男さん。その横で繁美さんは「あなた、私よりコーヒーを愛してるのと違う?」。

旧中村市の荒物屋の長男に生まれた辰男さん。10代のころの世は戦意一色で、18歳で鹿児島海軍航空隊に入隊。予科練習生として地獄と隣り合わせた。

70年に長女と長男が進学するのを機に、中村市の店をたたんで売り、盛大なお別れ会に送られて、家族で高知市に引っ越した。

鹿児島・出水市をB24が襲来し、滑走路を建造中の作業員が爆撃を浴び、手足のちぎれた100人以上が目前に転がった。台湾沖の航空戦に向かった100機以上は、一機たりとも戻らなかった。

「特攻が決まると兵士は酒を飲み、錯乱状態でどんちゃん騒ぎをする。誰も死にとうないですよ。私は怖くて近づけなかった。文科系の大学生がたくさん集められましてね。監視されて。自由にものも言えません。ひどい時代でしたよ」

終戦を知った時は「仲間と万歳をしました」。中村市に帰郷した後は日刊紙「高知日報」の記者として走り回る傍ら、コーヒーの味を覚えた。地元のミルクホールで初めて飲み、出張先の高知市では「プリンス」「プランタン」といった草分けの店に座った。

1950年4月。繁美さんとの結婚を機に荒物屋を改装し、念願の喫茶店を開店。幡多地域で初の純喫茶は「ロマン」と命名。うどん20円の時代にコーヒー1杯30円。オープンから人気を集め、正月は列をなした。

「コーヒーはあこがれの味で、人が集まるサロンでした。悲惨な戦争があって、みな文化に飢えていた」

労働歌、反戦歌を歌う「うたごえ喫茶」やジャズ、クラシック喫茶も隆盛。喫茶店は徐々に増え、60年代が進むと県内で千に迫る店が軒を競った。

「幡多地域ではトーストに砂糖を添えるんですが、誰が始めたのか、すぐ広まった」

こだわり続けたのはコーヒーの作り方。取り寄せた5種の豆をブレンドし、1日寝かした水を使う。作業場にこもり、気に入る味を追求した。繁美さんは「お父さん、頭おかしくなったの?と思うくらい。本当に人生をかけていました」。

「はと時計」も長い歴史
「はと時計」も長い歴史

菜園場町に「ロマン」を開店。駐車場がないので北本町に移り、「はと時計」と名を変えた。長女の公子さん(現在は神戸市)が考案した黒パンのモーニングセットなどが人気を博した。

平成に入ると一念発起で借金をして、広い店と駐車場の現在地に移ったものの、バブルがはじけ、金利返済に悩まされ続けた。

店を任せていた長男の明男さんは昨春、病気で他界。夫妻は店に立つ気力すらなくしたが、常連客と、何十年と働く従業員に「閉めんとって」「続けましょう」と励まされ、奮い立った。「みなに押し上げてもらって、感謝いっぱいでやってます」と繁美さん。

朝8時の開店から夜9時の閉店までカウンターの奥などで立ち働き、コーヒーをたてる辰男さん。料理は職人さんに任せるが、夜明けから仕込みや仕入れ、パン切りと忙しい。繁美さんも勘定台に笑顔で座る。

「創業70年」は高知県の喫茶店で最古。店舗数は人口比で全国1位(2016年調査)だが、人口減やコロナの猛打を浴びる高知県の業界に立ちゆく、レジェンドの店だ。

「古いというのも、まんざら悪くないですな。よくここまでやってきたなあ」と辰男さん。コクのあるコーヒーは深い人生がブレンドされている。(石井研)

この記事の著者

小笠原雄次

小笠原雄次

息子と娘はすでに成人。孫ができるのはいつになるか。趣味はテニス。体調管理も兼ねてプレイしてます。1963年生まれ。

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