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高知の1週間(2020年4月19~25日)

「高知のニュース」では、子育てだけでなく、日々の暮らしで知っておきたい高知に関連するニュースのポイントを 1 週間分まとめて紹介します。一番最後にお届けするニュースは、ココハレ編集部イチ押しの、心が“ほっこり”温まる話題です。お子さんとの会話のヒントにいかがですか?

コロナ感染者の死者 高知県内3人に

(高知新聞 2020 年 4 月 21 、24 日朝刊より)

高知県は20日、新型コロナウイルス感染症で高知医療センターに入院していた高知市内の80代女性が死亡した、と発表した。23日にも、高知医療センターに入院していた高知市内の70代女性の死亡を発表。県内で死亡した感染者は3人となった。

高知県がカラオケボックスなどに休業要請

(高知新聞 2020 年 4 月 23 日朝刊より)

緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大されたことを受け、浜田省司知事は22日、高知県内のスナックやバー、カラオケボックスなどに休業を要請した。飲食店にも夜間の営業を午後8時までに短縮するよう求めた。

期間はいずれも24日から5月6日まで。要請に応じた事業者には一律30万円の協力金を支給する方針。

高校県体は延期

(高知新聞 2020 年 4 月 25 日朝刊より)

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、県教委と県高校体育連盟が県高校体育大会(県体=5月23~25日)を延期して開催することが24日分かった。全国総合体育大会(インターハイ=7月21日~8月25日)が開催されるかどうかにかかわらず開く。

開催には国が示した「感染未確認地域」(直近1週間に感染者の確認なし)に高知県が当てはまることが最低条件。

今週の"ほっこり" 「がんばれ かもだほいくえん」

鴨田保育園の玄関に掛けられた応援旗(20日午後、高知市鴨部=反田浩昭撮影)
鴨田保育園の玄関に掛けられた応援旗(20日午後、高知市鴨部=反田浩昭撮影)

(高知新聞2020年4月21日朝刊より)

保育士感染の保育園 玄関に匿名の応援旗 高知市

がんばれ かもだほいくえん―。高知市鴨部の鴨田保育園の玄関に20日朝、励ましのメッセージが書かれた応援旗が掛けられているのを職員が見つけた。鴨田保育園は、勤務する女性保育士が家族経由で新型コロナウイルスに感染し、19日まで休園。再開の朝に寄せられた匿名の激励に、保育士らは「うれしくて涙が出た」と話した。

見つけた職員によると、この日午前7時ごろに出勤すると、前日夕方にはなかった旗を発見。ピンク、黄色、緑、青などのフェルト生地(縦約60センチ、横約30センチ)に、子どもが書いたとみられる平仮名で、温かい励ましの言葉が並んでいた。鴨田保育園は保育士の感染に伴い9日から休園。濃厚接触者として園児18人、同僚保育士14人が検査を受ける事態(全て陰性)となった。感染者が心ない言動や中傷を浴びる例も相次いでいる中、職員も「最初に見えたときは『罵倒するような言葉かも』と警戒してしまった」と振り返る。

12日ぶりに園を開けたこの日は、高知市が感染防止のために各園を「原則休園」にしたため、189人の園児のうち登園したのは36人。やや寂しい園で、黒岩恵子園長は、まだ入院中(軽症)という保育士を気遣い、「何一つ悪くないのに苦しい思いをしているはず。帰ってきたら温かく迎えよう」と職員に呼び掛けた。

不幸にして感染した人を責めることなく、みんなで励まし合って難局を乗り越えよう―。そんな願いの象徴とも言える手作りの旗。黒岩園長は「これからもずっと飾っておきます」と話している。(浜崎達朗)

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ココハレ編集部

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部員は高知新聞の社員 6 人。合言葉は「仕事は楽しく、おもしろく」。親子の笑顔に出合うことを楽しみに、高知県内を取材しています。

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