高知県立文学館で「花を愛する人の物語」|「秘密の花園」の世界と花を描いた文学作品を楽しめます
高知市丸ノ内 1 丁目の高知県立文学館で企画展「花を愛する人の物語~My Secret Garden~」が開かれています。2022 年 6 月 12 日(日)まで。
1911 年に発表され、世界中で読み継がれてきた物語「秘密の花園」(フランシス・H・バーネット著)の世界を、当時の園芸雑誌や物語から再現した庭で楽しめます。また、世界の花々の原産地とその花にまつわる文学作品を、ペーパーフラワーアーティスト・福田紗由美さんの作品とともに紹介しています。
福田さんの作品と写真が撮れるフォトスポットもあります。
(記載されている内容は 2022 年 4 月 20 日時点のものです)
お子さん連れの方へ
- 多目的トイレは 1 階にあります。おむつ台、子ども用便座、子ども用小便器があります。
- 1 階の「こどものぶんがく室」では靴を脱いで本を読んだり、遊んだりできます。授乳室もあります。
イベント概要
イベント名 | 花を愛する人の物語~My Secret Garden~ |
---|---|
運営 | 高知県立文学館 |
開催期間 | 2022 年 4 月 9 日(土)~ 6 月 12 日(日) |
開催場所 |
高知県立文学館 2 階企画展示室(高知市丸ノ内 1 丁目 1-20) |
電話番号 | 088-822-0231 |
利用時間 |
開館時間:9:00~17:00(最終入館は16:30) |
ご利用方法 |
観覧料:一般 500 円(常設展を含む) |
駐車場 |
近くの有料駐車場を利用してください |
URL | https://www.kochi-bungaku.com/ |
マップ
詳細情報
「秘密の花園」の世界観が楽しめます
今回の企画展で紹介されているのが「秘密の花園」。「小公子」「小公女」で知られる作家フランシス・H・バーネットの作品です。
主人公は少女メアリ。親に愛情をかけてもらえず、召使いを相手にわがまま放題で育ちました。親を亡くして一人ぼっちになり、叔父に引き取られてやってきた屋敷には、10 年間閉ざされ、荒れ果てた庭がありました。メアリは庭に足を踏み入れ、笑顔を取り戻していきます。
会場では「秘密の花園」への入り口を再現。一歩踏み入れると、物語の世界観に入って行ける仕掛けになっています。
「秘密の花園」は日本を含め、世界中で翻訳されました。企画展では貴重な書籍に加え、物語で描かれている花々を 19 世紀の園芸雑誌や植物画図版から紹介しています。
花々の原産地は?文学作品とともに楽しめます
企画展では「花」をキーワードに、花の原産地と、その花が描かれた文学作品を紹介しています。リンドウ、ポピー、なでしこ、桜、桃といった身近な花々を通じて、世界の文学に触れることができます。
作品で描かれた花の形や色を見てもらうため、ペーパーフラワーアートも展示しています。
企画を担当した学芸課の岡本美和さんは 1 年以上かけて、花の原産地を調べ、その国の文学作品の中から、その花が登場する作品を探す作業に取り組んできました。「カザフスタンやアゼルパイジャンなど身近でない国も多く、花を通じて世界を考えるきっかけになりました。美しい花を眺めている人々は世界中にいるのだということを展示から感じ取ってもらえたらと思います」と話していました。
押し花のブックマーカー作り、クイズイベント…関連企画も楽しめます
関連企画として、ブックマーカー作りやクイズイベントなどが予定されています。
【押し花とリボンのブックマーカーづくり】
- 日時:4 月 29 日(金・祝)、30 日(土)、5 月 15 日(日)、16 日(月)の① 10:00~11:30、② 13:00~14:30、③ 15:00~16:30
- 場所:文学館 1 階ホール
- 定員:各回 8 組( 1 組 4 人まで)。申し込みが必要です
- 参加費:当日の観覧券が必要です
【クイズイベント】
展示を見ながらクイズを解きます。正解数に応じてプレゼントがあります。
- 日時:5 月 7 日(土)~ 9 日(月)、6 月 11 日(土)、 12 日(日)
- 場所:文学館内
- 参加費:当日の観覧券が必要です