パパ・ママリサーチ|子育て世代が政治に望むことは?高知のお父さん、お母さんに聞きました
高知の子育ての“今”を探る「パパ・ママリサーチ」。次の自民党総裁は誰が望ましいですか?
菅義偉首相が退陣する意向を表明し、次の自民党総裁選が話題となっています。高知の子育ての“今”を探る「パパ・ママリサーチ」では「次の総裁、誰がいい?」をテーマにアンケートを行いました。
「もっと子育て世代のことを考えて」「次の選挙のことだけでなく、この国の未来に希望が持てるような政策を」。高知のお父さん、お母さんが政治に望むことを紹介します。
アンケートは 2021 年 9 月 6~8 日、ココハレLINE公式アカウントのお友だちの皆さんを対象に行いました。70 人(女性 56 人、男性 13 人、その他 1 人)から回答がありました。
次の総裁は誰がいい?トップは河野太郎さん
自民党の総裁選は 9 月 17 日に告示され、29 日に投開票が行われます。9 月 9 日現在で、岸田文雄さん、高市早苗さんが正式に立候補を表明しています。
「パパ・ママリサーチ」では 9 月 6 日時点で立候補が取り沙汰されていた 6 人のうち、誰が望ましいと考えているかを聞きました。結果はこちら。
Q自民党の次の総裁には誰が望ましいと思いますか?
①河野太郎さん…29人
②石破茂さん…9人
③岸田文雄さん、野田聖子さん…8人
⑤高市早苗さん…7人
⑥下村博文さん…0人
※他の人がいい…9人
行政改革担当大臣としてワクチン対応に取り組む河野さんがトップという結果になりました。寄せられた主な理由はこちら。
- 行動力がある、実行力がある
- 記者会見時の応答の印象がよい
- 考えが柔軟なイメージ
- 若い世代の意見も聞いて変えてくれそう
- 世代交代のきっかけになる
2 位の石破さんは自民党の元幹事長。今回はまだ態度を明らかにしていませんが、過去にも立候補しており、期待が寄せられました。
- 最後までやり遂げられる
- 国民に真摯(しんし)に向き合った政治をしてくれそう
- きちんと議論できそう
3 位の岸田さんは党の前政調会長。今回は早々と立候補を表明しました。
- 名前が出ている人の中では一番まともそう。党内で冷や飯食いの経験があるのもいい
- 今回のコロナ対策について具体的な反省と対策を述べている
- 誠実そうな人柄が答弁からうかがえる
同じく 3 位の野田さんは党の幹事長代行。同じ子育て世代ということが共感を呼んでいます。
- 不妊治療で高齢出産し、障害のある子どもを育てている。子育て世代の心配なことや大変だと感じていることに共感してくれるような感性を持っているのではないか
- 大変な子育てをされているからこそ、生活に寄り添った政治ができるのではないか
- 女性ならではの目線で出産後も働きやすい環境づくりを進めてほしい
4 位の高市さんは前総務大臣。立候補を表明したことで「初の女性首相」を期待する声が上がりました。
- 安倍さんの推しで、初の女性首相になり得るから
- 日本を守るための対中政策を提示しているのは高市さんだけ
- 金融緩和を継続してくれそう
「他の人がいい」という人からは小泉進次郎さん、麻生太郎さんの名前が挙がりました。「誰がなっても同じ」という意見もありました。
菅政権はどうでしたか?「評価する」が45.7%、「評価しない」が31.4%
菅政権への評価についても聞きました。「評価する」という人が多く、32 人( 45.7 %)。「評価しない」は 22 人( 31.4 %)でした。
Qあなたは菅政権を評価しますか?
評価する… 32 人
評価しない… 22 人
どちらでもない… 14 人
無回答… 2 人
「評価する」という人からは「コロナ禍で誰がなっても大変な時期だった」という意見が寄せられました。
- コロナ禍で難しい判断がめじろ押しだった中で、尻切れトンボ状態の安倍政権を引き継ぎ、よく頑張ってくれたと思う
- 高齢で、迅速に対応してくれたとは言えない部分もありますが、総理なりに頑張ってくれたんじゃないかな
- 大変な中、頑張ってくれた。国のリーダーとして嫌われてでもやるしかないことがたくさんあったんだと思う
- ワクチン確保や携帯電話の値下げはかなり国民のプラスになった
「評価しない」という人からはコロナ対策への疑問や、国民への説明を求める声が上がりました。
- 政策に総理の強い意志や思いが感じられず、不安な政権だった。答弁もちぐはぐだった
- 国をどうしたいかというビジョンが全く感じられなかった
- コロナ対策は後手後手の印象しかない
- 二階さんや麻生さんに操られていた
力を入れてほしいこと…トップは「子育て・少子化対策」
自民党の総裁選が終わると、衆議院選挙が行われます「これからの政治で力を入れて取り組んでほしいこと」のトップは「子育て・少子化対策」でした。
Qこれからの政治で力を入れて取り組んでほしいことは何ですか?(複数回答、上位五つ)
①子育て・少子化対策
②新型コロナウイルス対策
③景気や雇用など経済対策
④年金・医療・介護
⑤財政再建
「政治家に言いたいこと、注文したいこと」では、子どもたちの将来を憂う声や、子育て施策の充実を求める声が上がりました。
- 子どもたちへよりよい地球環境を残すために、さらなる一手を
- 自分の在任期間、次の選挙のことだけでなく、この国の未来に希望が持てるような政策を実現してほしい
- 子どもが増えないことは全てに影響します。子どもが増える施策や子育て支援を考えて
- まだまだ男女平等ではない社会です。特に産後のお母さんたちは社会での立場の低さにも悩まされています。改善策をお願いします!
- みんなが心配なく出産・子育てできるような支援があれば、出生率も税収も上がると思う。今の子どもたちが国を引っ張っていく時に生活しやすくなるような政策をお願いします
- 子どもの代に負担が回らないように、今できることを考えてほしい
政治の駆け引きに「うんざり」という声も。
- 自分や政党の保身のために働くのはやめて
- 野党の批判だけは聞きたくない
- 与党、野党かかわらず、足を引っ張らず、一丸となって頑張ってほしい
- 国会を開いて内容のある議論をしてください
- 公言したことは実行してください
- 国民の疑問・質問にはちゃんと答えてください!
今回は「子育て世代が政治に望むこと」をお届けしました。寄せられた意見も参考にしながら、政治の行方を見ていただければと思います。
アンケートにご協力いただいた皆さん、ありがとうございました!