うきうきわくわくの夏休みがスタート!|週刊高知の子どもニュース(2022年7月16~22日)
海上アスレチックにサーフィンやSUP、水泳に鮎釣りと、今週の高知の子どもたちは夏らしい水に親しむ活動を楽しみました。
高知県内のほとんどの小中学校で 20 日、1 学期の終業式が行われました。うきうきわくわくの夏休みがスタートしました。
2022 年 7 月 16 ~ 22 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。
目次
友釣りやSUPを池川中生が体験 仁淀川町
(高知新聞 2022 年 7 月 16 日掲載)
自分たちが暮らす地域の自然について知ろうと、吾川郡仁淀川町の池川中学校の生徒たちが14日、学校近くを流れる仁淀川の支流、土居川でアユの友釣りなどを体験した。
仁淀川漁協などの協力を得て毎年実施しており、この日は全校生徒約30人が参加。ベテランの釣り師たちと川に入り、狙うポイントやさおの動かし方の手ほどきを受け、真剣な表情で魚を狙っていた。
初めて体験した2年の笹岡奏人さん(14)は2匹を釣り上げ「大きいのが釣れて、達成感があった」と喜んでいた。また、地元の仁淀川アウトドアセンターの指導で、スタンドアップパドルボード(SUP)やカヤックも楽しんだ。(楠瀬健太)
五輪選手が泳ぐこつ伝授 寺村美穂さん、児童と交流 土佐町小
(高知新聞 2022 年 7 月 16 日掲載)
競泳女子日本代表として東京、リオデジャネイロ五輪に出場した寺村美穂さん(27)=東京都=による水泳教室が14日、土佐郡土佐町宮古野の土佐町小学校で行われ、5、6年生47人がトップスイマーから手ほどきを受けた。
子どもたちに泳ぐ楽しさを感じてもらおうと町が企画。寺村さんは全国の小中学校などを回って水泳の魅力を伝えており、祖父が香南市出身という縁もあって来高した。
体育館で講演した寺村さんは、夢をかなえるためには「恥ずかしがらずに自分の夢をいろんな人に伝えることが大切」と力説。「味方になってくれる人の応援が自分を支えてくれる」と語りかけた。
プールではクロールを中心に速く泳ぐこつを伝授。「おなかとお尻に力を入れて」「キックは足全体を使おう」などとアドバイスしていた。
6年の小笠原穂乃花さん(11)は「足の付け根を使ってキックしたらいっぱい進めてびっくり。泳ぐのは苦手だけど、ちょっとだけ水泳が好きになった」と話していた。 (谷沢丈流)
海上遊具体験に小中学生ら歓声 東洋町 8月末まで
(高知新聞 2022 年 7 月 16 日掲載)
海上アスレチック施設「ビーチホッピング」の体験会が15日、安芸郡東洋町白浜の白浜海水浴場で開かれ、地元の3小中学校の約40人が、遊具を滑ったり海に飛び込んだりして楽しんだ。
同施設は滑り台や跳躍器具など16種類のアトラクションがある。体験会は町観光振興協会が16日のオープンを前に企画した。
子どもたちはライフジャケットを着用して勢いよく海へ。水しぶきを上げながら、「爽快!」「気持ちいい」など歓声を上げ1時間遊び尽くした。野根小6年の松吉海志君(12)は「この夏また遊びに行きたい」と話していた。
同海水浴場には8月31日まで、同施設のほか高さ約9メートルのジャンボスライダーが設置される(それぞれ有料)。午前10時~午後4時。問い合わせは同協会(0887・23・9500)へ。(板垣篤志)
波乗り気持ちい~い! 幡陽小生がサーフィン体験 土佐清水市
(高知新聞 2022 年 7 月 17 日掲載)
土佐清水市の幡陽小学校の全校児童11人がこのほど、地元の大岐の浜でサーフィンを体験し、マリンスポーツの楽しさや自然の豊かさを実感した。
体育の授業として、近くでサーフショップを経営するプロサーファーの岩田充さん(51)らが協力して実施。事前に基礎知識や波の仕組みなどを学び、プールでパドリングなどを練習して、13日に海へ向かった。
児童は照りつける太陽の下で波に揺られ「気持ちい~い!」と大はしゃぎ。白い波をつかまえて華麗にロングライドを決める児童もいて、大人たちを驚かせていた。ボードから落ちて悔しがる児童も挑戦を重ね、最後は波乗りに成功して笑みを浮かべていた。
6年の西村海音(かいと)君(12)は「立てた時はうれしかった。またやりたい!」とにっこり。岩田さんは「子どもたちの挑戦する姿に感動した。海の楽しさを知ってもらえたらうれしい」と目を細めていた。(小笠原舞香)
シトラスリボン 葉山小児童が学ぶ 津野町
(高知新聞 2022 年 7 月 17 日掲載)
高岡郡津野町姫野々の葉山小学校4、5年生が15日、新型コロナウイルス感染症患者や医療従事者への差別解消を訴える「シトラスリボン運動」の取り組みを学び、実際にリボンを手作りした。
片岡直輝・直温生家(永野)を訪問した4年生20人に、町まちづくりネットワークfuu―hot(フゥホット)(大崎登代表)のメンバーが、松山市で始まった運動について説明。リボンの三つの輪が地域、学校、家庭を意味し、それぞれをつなぐシンボルであることを伝えた。
リボン作りでは、結び方に悪戦苦闘。西森優楽さん(9)は「リボンを通す場所が分かりにくくて大変だった。家で作って『いつもありがとう』と家族にプレゼントしたい」と練習に励んでいた。(富尾和方)
夏休みうきうき、通知表ドキドキ 高知県内小中で終業式
(高知新聞 2022 年 7 月 21 日掲載)
高知県内のほとんどの小中学校で20日、1学期の終業式が行われ、うきうきわくわくの夏休みがスタートした。
高知市の一宮小学校では、マスク姿の児童約430人が授業後に大掃除。ぞうきんなどで校舎を隅々までピカピカに磨き上げた。
式は新型コロナ対策のため全校放送で実施され、松岡マミ校長は「目の前のことに一生懸命取り組んで、2学期には成長した姿を見せてください」と教室の児童に語りかけた。
続けてお待ちかね、ドキドキの通知表の手渡し。先生に呼ばれた子どもたちは元気よく「はい!」と返事して前へ。「よく頑張りました」と言葉を掛けられ、通知表を受け取ると、机でにやにや眺めていた。
夏休みに向けては「家族でシュノーケリングに行く」「広島のおばあちゃんに会うよ」「魚釣り行くー」とそわそわ。鈴木雫さん(7)は「親戚の結婚式があってね、ピアノを弾くのが楽しみ」と笑顔で話していた。(玉置萌恵)
よさこい通じ国際交流 アンバサダー田中さん、いの町児童に指導
(高知新聞 2022 年 7 月 22 日掲載)
高知県よさこいアンバサダーの田中恵美子さん(43)=カナダ在住=を講師に招いた授業が19日、吾川郡いの町長沢の長沢小学校であり、児童たちが英語を学んだり鳴子踊りを踊ったりした。
町の国際交流事業の一環。授業は10月まで3度あり、米国人やカナダ人とオンライン交流するほか、秋には田中さんが代表を務めるチームのメンバーと一緒に踊る予定。
この日、児童は田中さんから英語で自己紹介の仕方を学び、正調よさこい鳴子踊りにも挑戦。「運動会でしかやったことがない」と、手足の使い方に四苦八苦しながら鳴子を振った。
6年の伊東海聖君(11)は「うまく踊れればもっと楽しくなると思うので練習したい。海外の人の交流も楽しみ」。田中さんは「どこにいても世界とつながれることを知ってもらい、子どもたちの世界観が広がるきっかけになってほしい」と話していた。(谷川剛章)
高知の子どもたちや教育に関するニュースは高知新聞Plusでご覧いただけます。