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小学生が“一休さん”に!竹林寺で掃除・瞑想のミニ修行をしました|週刊高知の子どもニュース(2023年8月21~27日)

小学生が“一休さん”に!竹林寺で掃除・瞑想のミニ修行をしました|週刊高知の子どもニュース(2023年8月21~27日)

夏休みも最終盤。さまざまな体験やイベントに参加する一方で、宿題の仕上げに追われる子どもたちもいるようです。

高知市五台山の竹林寺で「お寺でミニ修行!一休さん体験」が行われました。小学 1 ~ 3 年生の小さなお坊さんたちが掃除や瞑想(めいそう)などを通して、心の修行に励みました。

2023 年 8 月 21 ~ 27 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。

魚つかみ取りに歓声 四万十町大正で「あゆまつり」

(高知新聞 2023 年 8 月 21 日掲載)

四万十町大正の四万十川支流・梼原川河川敷で20日、「第19回四万十大正あゆまつり」が開かれ、大勢の人がアユ料理などを味わい、音楽や踊りを楽しんだ。

子どもたちの魚のつかみ取りも行われた四万十大正あゆまつり(四万十町大正)
子どもたちの魚のつかみ取りも行われた四万十大正あゆまつり(四万十町大正)

町商工会などでつくる実行委員会の主催で、毎年千人以上が訪れる大正地域最大のイベント。4年ぶりの通常開催となった会場には、アユの塩焼きなどの露店が並び、ステージでは同町のよさこい踊り子隊四万夢多や四万十川とどろき太鼓、上山神楽太鼓などが次々と登場。のど自慢大会、歌手のう~みさんのコンサートもあり、多彩に盛り上がった。

今年は子どもたちに大人気の魚のつかみ取りも行われ、小学生以下の約150人が参加。特設いけすで泳ぎ回る計約500匹のウナギ、アユ、アメゴを水しぶきを上げて追い掛けた。アメゴとアユ計3匹を捕まえた斉藤旭冴(あさひ)ちゃん(4)=東京都中野区=は「取れてよかった。うれしい」と喜んでいた。夜は約700発の花火でフィナーレを迎えた。(小林司)

児童らが工作・実験に挑戦 高知市で夏休み体験パーク

(高知新聞 2023 年 8 月 22 日掲載)

子どもたちが工作や科学実験に挑戦する「夏休み体験パーク」が21日、高知市朝倉戊の県立ふくし交流プラザで開かれた。園児から中学生まで、保護者を含め約380人が大学生らと一緒に楽しんだ。

巨大しゃぼん玉に包まれ「おとぎ話の世界にいるみたい!」と喜ぶ子どもら(高知市の県立ふくし交流プラザ)
巨大しゃぼん玉に包まれ「おとぎ話の世界にいるみたい!」と喜ぶ子どもら(高知市の県立ふくし交流プラザ)

高知市内で子ども食堂を運営するNPO法人「GIFT(ギフト)」などの主催。昨年に続き2度目で、県内の大学生や高校生がボランティアとして運営を手伝った。

会場には14のコーナーがあり、子どもたちは巨大しゃぼん玉の中に入る体験をしたり、けん玉をしたり。端を切り取ったお菓子袋に布のふたを付け、テープでくっつけポーチを作るコーナーもあり、あちこちから「難しい」「できた」の声が上がっていた。

母親と訪れた一ツ橋小1年の山崎愛心(まなみ)さんは〝電気クラゲ〟づくりに挑戦。ビニールひもを細かく割いてつくった〝クラゲ〟に、キッチンペーパーでこすって帯電させた塩ビパイプを近づけると、足がふわーと広がり、満面の笑み。「クラゲさん頑張って」と何回もパイプをこすっていた。

ギフト副理事長の僧侶、真鍋大輔さん(48)は「子どもたちは失敗しても、何度もチャレンジしてくれてた」とうれしそう。運営を手伝った太平洋学園高1年の山田美里さんは「自分は母子家庭で育ち、子ども食堂の大人に助けてもらった。きょうは、子どもの笑顔が見られて幸せ」と話していた。(加藤風花)

小学生が“一休さん”に! 竹林寺で掃除・瞑想のミニ修行 高知市

(高知新聞 2023 年 8 月 22 日掲載)

高知市五台山の竹林寺でこのほど、小学生向けイベント「お寺でミニ修行!一休さん体験」が行われた。1~3年生の小さなお坊さんたちが、掃除や瞑想(めいそう)などを通じ、心の修行に励んだ。

瞑想に挑戦。足を組んでじっと心を落ち着かせた(写真はいずれも高知市の竹林寺)
瞑想に挑戦。足を組んでじっと心を落ち着かせた(写真はいずれも高知市の竹林寺)

県内外の14人が18日、書院で袈裟(けさ)に着替え、〝一休さん〟になりきって修業スタート。廊下や縁側を雑巾でぴかぴかに磨き、心もスッキリさせた後は瞑想に挑んだ。

座布団にちょこんと座禅を組み、薄く目を閉じて息をふうぅー。僧侶に警策でビシッと肩をたたかれながら、「夕べのご飯を思い出してください」「育て、取り、運び、料理してくれた人の手がある」「世界中の人や生き物が幸せでありますよう」といった言葉に耳を澄ませていた。

続けて目の前に、おどろおどろしい地獄絵図の巻物を広げられ、僧侶が「自分のやったことが自分に返ってくる」「いい心を持った人になってください」。秦小1年の江崎梨太君(6)は「地獄に落ちたら嫌だ! 怖いもん。優しいことする」と誓っていた。

本堂目指してぞろぞろ。合掌しつつ石段を上った
本堂目指してぞろぞろ。合掌しつつ石段を上った

最後は手を合わせたまま石段を上り、本堂へ。「むりわしないこと」「みんながしあわせにくらせますように」などと、それぞれが「仏様とのお約束」を紙に記し、お勤めを終えた。

体験は城西館(同市上町2丁目)の人気企画。竹林寺の協力で毎夏行っている。(浜田悠伽)

フォーラム企画を児童ら練る 来年2月の本番向け意見集約 香美市

(高知新聞 2023 年 8 月 22 日掲載)

香美市で来年2月に予定される「よってたかって生涯学習フォーラム」を盛り上げようとこのほど、地元の児童生徒らでつくる「子ども企画委員会」の小中高校生ら約30人が同市内に集まり、充実に向けたアイデアを出し合った。

「よってたかって生涯学習フォーラム」を盛り上げるアイデアを検討する子どもたち(香美市土佐山田町宝町2丁目の市立中央公民館)
「よってたかって生涯学習フォーラム」を盛り上げるアイデアを検討する子どもたち(香美市土佐山田町宝町2丁目の市立中央公民館)

フォーラムは学校と地域をつなぎ、子どもたちが探究学習の成果を発表する機会にと、市教委が市内の保育園や小中高校、大学、特別支援学校と連携して2018年度から実施。子ども企画委は、開催内容に子どもたちの意見を取り入れようと設けられた。

メンバーは16日、市立図書館「かみーる」や土佐山田スタジアムといった会場の候補地や時間帯を考え、「駐車場は足りる?」「寒いから温かい食べ物がほしい」などと話し合い。模造紙に意見を書き出しながら集約し、郷土料理や地域の食材について学べる教室やクイズ大会、芋菓子を味わうパーティーなどを提案した。

山田高校2年の岡本実来さん(16)は「学校や年齢の違う人と話し合うのは新鮮だった。どの企画が採用されるか分からないけれど、地域の魅力が伝わるイベントになってほしい」と話していた。企画委のアイデアは今後、商工会や教育関係者らの会議で検討される。(福井里実)

土佐凧242点はためく 児童や学生がデザイン 香南市

(高知新聞 2023 年 8 月 22 日掲載)

香南市香我美町岸本の国道55号沿いの広場でこのほど、地元の児童や学生がデザインした土佐凧(だこ)242点が展示され、ウサギやクラゲ、花などが描かれたユニークな凧が青空にはためいた。

青空にはためくユニークな土佐凧に見入る人たち(香南市香我美町岸本)
青空にはためくユニークな土佐凧に見入る人たち(香南市香我美町岸本)

住民らでつくる実行委員会が土佐凧文化を若者に継承しようと企画。香我美小学校の1~3年生は45センチ、龍馬デザイン・ビューティ専門学校(高知市)の学生は60センチの凧を絵の具やクレヨンなどで思い思いにデザインした。

12、13日の展示を見に訪れた人は、「風にゆらゆら揺れて、空に上がる様子が思い浮かぶ」「それぞれが生き生きしていていい」と、一つ一つじっくり眺めていた。実行委員長の岡村昂哉さん(35)は「長く続く文化なので、これからも人目に触れるイベントとして続けていきたい」と話していた。(玉置萌恵)

リタイア続出、肝試し怖すぎ! 子どもら悲鳴 東洋町

(高知新聞 2023 年 8 月 23 日掲載)

東洋町白浜の甲浦集落活動センターなぎでこのほど、肝試しイベントが開かれた。地元の子ども約50人が挑戦したが、あまりの怖さに悲鳴が飛び交い、リタイアが続出した。

肝試しイベントで、恐怖のあまり悲鳴を上げる子どもたち(東洋町の甲浦集落活動センターなぎ)
肝試しイベントで、恐怖のあまり悲鳴を上げる子どもたち(東洋町の甲浦集落活動センターなぎ)

同センターが地域交流事業として企画。19日、病院や墓地などを再現したコースを設け、子どもたちが5、6人一組で回った。

道中では、有名なホラー映画に登場する亡霊や妖怪、ゾンビなどに扮(ふん)した地元の大人が突如として出現。子どもたちは「怖い!」「もう無理…」と各所で悲鳴を上げ、泣き出したり怖くて先に進めなくなったりするなどして半数近くがリタイアすることとなった。

何とか回り終えた子どもたちも「今までで一番怖かった」「もう一人でトイレに行けん」と参った様子。これには変装した大人たちも「準備したかいがあった」としたり顔だった。(板垣篤志)

ビン玉や苔玉作り 子どもらが楽しむ 室戸市で工作イベント

(高知新聞 2023 年 8 月 24 日掲載)

高知県室戸市室戸岬町の室戸世界ジオパークセンターでこのほど、ビン玉や苔玉(こけだま)などの工作を体験できるイベント「夏休みものづくりチャレンジ」が開かれた。

ビン玉の工作を楽しむ参加者(室戸市の室戸世界ジオパークセンター)
ビン玉の工作を楽しむ参加者(室戸市の室戸世界ジオパークセンター)

子どもたちの思い出作りや自由研究に活用してもらおうと、市観光協会が企画。20日、会場には、漁具を模した手乗りサイズのビン玉作りや観賞用の苔玉作りなど八つのブースが設置され、親子連れらが熱心に取り組んでいた。

ビン玉作りでは、椎名地区の元漁業関係者らで活動する「しいな遊海くらぶ」がレクチャー。参加した子どもたちは、講師の見本を見ながら手際よくひもを編み込んでいき、「きれいに編めた!」「家に飾ろう」と完成品に満足した様子だった。(板垣篤志)

本田圭佑さん考案サッカー大会「4 v 4」 香南市で熱戦「勝つまでチャレンジを」

(高知新聞 2023 年 8 月 25 日掲載)

サッカー元日本代表の本田圭佑さん(37)が考案したU10(10歳以下)のサッカー大会「4v4」の予選が24日、香南市の県立青少年センター体育館で開かれた。観戦に訪れた本田さんは「とことん負けず嫌いになって、勝つまでチャレンジしてほしい」と熱いエールを送った。

自身が考案したサッカー大会「4v4」に参加した子どもたちに声援を送る本田圭佑さん(写真はいずれも香南市野市町西野の県立青少年センター)
自身が考案したサッカー大会「4v4」に参加した子どもたちに声援を送る本田圭佑さん(写真はいずれも香南市野市町西野の県立青少年センター)

本田さんが社長を務める株式会社「NowDo」と、県内でサッカー大会などを手がける「高知りょうまフェスタ実行委員会」(中尾拓代表)が主催した。初開催となる大会の予選はゴールド、シルバー、ブロンズの3ランクがある。本県など全国16カ所で開かれるゴールドの大会で優勝すれば、12月24~26日の全国大会に出場できる。

1チーム4人で戦う試合は10分一本形式。ボールを持って20秒以内にシュートを打つ、大人は具体的な指示を出さないといった独自のルールがある。

県内21チームと愛媛、徳島両県から計3チームが参加。攻守が目まぐるしく変わる展開に子どもたちは「ドンマイ、切り替えよう!」「当たっていこう!」と声をかけ合いながら必死でボールを追っていた。

県内外から参加した24チームが熱戦を繰り広げた
県内外から参加した24チームが熱戦を繰り広げた

優勝は香南市の「KAGAMI」。MVPを受賞した香我美小学校4年、秋元えん君(9)は「相手にスペースを埋められて難しい試合だったけど、楽しかったし、優勝できてうれしい」と笑顔だった。

報道陣の取材に応じた本田さんは4v4について、「攻守の切り替えの早さや自分で意思決定する能力を磨いてほしい」と強調。その上で、「サッカーのポテンシャルは地方でもまだまだ生かし切れていない。(JFLの)高知ユナイテッド(SC)がJ3、いずれはJ1を目指していく絵が描ければ、子どもたちもそれを目指してやっていくし、もっとサッカーが普及すると思う」と話した。(海路佳孝)

位置情報を確認!「バスロケ」学ぼう 小学生が車載器製作 南国市

(高知新聞 2023 年 8 月 26 日掲載)

路線バスの位置情報を確認できるバスロケーションシステムについて学び、公共交通に親しんでもらおうと、南国市大埇甲の市地域交流センター「みあーれ」で24日、市が導入予定のシステムで使われる車載器を製作する子ども向けのワークショップが開かれた。

バスロケーションシステムの車載器を製作する子どもたち(南国市地域交流センター「みあーれ」)
バスロケーションシステムの車載器を製作する子どもたち(南国市地域交流センター「みあーれ」)

同市内では市が4路線でコミュニティーバス、とさでん交通と高知東部交通が幹線道路を中心に路線バスをそれぞれ運行している。市はバスの利便性向上を図るため、インターネットサイトで運行状況などを確認できるシステムを2023年度中に導入する準備を進めている。

ワークショップには市内の小学3~6年生10人が参加。衛星利用測位システム(GPS)アンテナの取り付けや、GPSの位置情報を送信するためのプログラミングを行う作業に挑戦した。今回製作した車載器は、システム導入後のバスに設置されるという。

参加した大篠小学校4年、須藤士温君(9)は「プログラミングの作業が難しかった。バスは時々乗ることがあるけど、位置が分かればもっと便利になると思うので、これからも利用したい」と話していた。(海路佳孝)

お化け屋敷 怖がって! 「まほろば祭り」で中高生ら設営 南国市

(高知新聞 2023 年 8 月 26 日掲載)

南国市の吾岡山文化の森で26日に開催される「土佐のまほろば祭り」をお化け屋敷で盛り上げようと、市内の中高生が看板を描いたり、屋敷の壁を取り付けたりして設営に参加した。生徒らは「めっちゃ怖がってほしい!」と来場をPRしている。

香長中学校の生徒が描いたお化け屋敷の看板を設置する高知東工業高校の生徒(南国市大そね乙の吾岡山文化の森)
香長中学校の生徒が描いたお化け屋敷の看板を設置する高知東工業高校の生徒(南国市大そね乙の吾岡山文化の森)

お化け屋敷の企画は2019、22年に続き3回目。県建設労働組合青年部のメンバーが解体家屋から出た廃材などで設営し、人気を集めている。中高生の協力は今回初めて呼びかけ、同青年部の三宮弘義部長(39)は「準備から関わることで祭りを誇りに思ってもらいたいし、ものづくりの仕事に興味を持ってもらえたらうれしい」とする。

香長中学校3年の松岡芽生さん(14)、中川凜(りん)さん(15)、松木結彩(ゆい)さん(14)は、高さ1・8メートル、幅3・6メートルの看板作りに参加。血が滴り落ちる「お化け屋敷」の文字や死に神をおどろおどろしいタッチでデザインした。

イラストを描くのが好きという3人。祭りやイベントの準備に関わったのは初めてといい「中学最後の年の思い出になればと思って参加した」と笑う。

開催前日の25日には高知東工業高校の機械科、電子機械科の2、3年6人が屋敷の壁を組み立て、照明の配線に汗を流した。3年の池畑隼さん(17)は「職人さんの中には学校の先輩もいて、ビスの打ち方などすごく勉強になった。たくさんの人が楽しむ祭りには、いろんな人たちが携わっていると分かった」と、充実した表情で話していた。(海路佳孝)

からくり車模型、児童が楽しく制作 高知市のトヨペット

(高知新聞 2023 年 8 月 27 日掲載)

高知市北久保の高知トヨペットで26日、小学生を対象にした工作教室が開かれ、11人がからくり自動車づくりに挑戦した。トヨタ自動車(愛知県豊田市)で働く技術者ら5人が講師を務め、完成した車を走らせた児童に笑顔が広がった。

からくり自動車づくりに挑戦した小学生ら(高知市の高知トヨペット)
からくり自動車づくりに挑戦した小学生ら(高知市の高知トヨペット)

ものづくりの大切さや科学の楽しさを伝えようと高知トヨペットが初めて企画。児童は1台ずつ技術者の指導を受けながらキットを組み立て、「TOYOTA」のシールを貼って〝トヨタ車〟を完成させた。

キットには電池の動力を前輪に伝えてジグザグに動く仕掛けが施されており、さっそく動かした児童は目を丸くして驚いていた。自動車が大好きで参加したという江陽小1年の金子怜慈君(6)は「優しく教えてくれて難しくなかった。ジグザグに動くのが不思議で楽しかった」と話していた。(加治屋隆文)

 

高知の子どもたちや教育に関するニュースは高知新聞Plusでご覧いただけます。

この記事の著者

小笠原雄次

小笠原雄次

息子と娘はすでに成人。孫ができるのはいつになるか。趣味はテニス。体調管理も兼ねてプレイしてます。1963年生まれ。

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