小3長女が平日朝なかなか起きない問題。解決のきっかけは「100円」でした|「ママと記者やってます・60」

毎日が体力・気力勝負! 40代ママ記者による子育てコラム
ココハレ編集部員であり、40 代ママの門田がお届けする子育てコラムです。子育てに泣いて笑って、怒ってしまって反省して…、どたばたの毎日をご紹介します。
小学校入学から続いてきた、長女が朝なかなか起きない問題。3 年生の終わりが近づき、ようやく解決しました。きっかけは「100 円」でした。
これまでのコラムはこちら
子どもが起きない→私がイライラ→夫は不機嫌…負のループに疲れました
このコラムで何度か取り上げてきた、わが家の子どもたちが朝なかなか起きられない問題。2024 年の秋冬も相変わらずでした。
年長児の次女は毎朝、夫が抱っこしてリビングに連れてきます。小学 3 年の長女は体が大きくなりましたし、年齢的にももう自分で歩いてほしい。
それも気に入らないのか、嫌々起きてきてはリビングのカーペットにどーんと寝転がり、自分で何もしようとしません。

子どもがなかなか起きない
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時間がなくなってきて、私がイライラする
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子どもにイライラしている私に、夫が不機嫌になる
ほぼ毎朝発生する負のループに、ほとほと疲れました。そこで、長女に「家族会議」を持ちかけました。
「時間を守ってくれるなら、お母さんは怒りません」
いつもと違う特別感を出すため、家族会議は初めて行く飲食店の個室で開きました。お料理が来る前に「今から家族会議を始めます」。思春期入り口の長女は冷めていましたが、次女はうれしそうです。
議題は「君たちが朝なかなか起きず、お母さんがイライラして、お父さんが不機嫌になる件について」と提示。「腹を割って話そう」ということで、互いに気持ちを出し合いました。
私:「お母さんは毎朝毎朝起きてくれないことに、もう疲れたよ。お父さんともけんかになる」
長女:「私はお母さんが毎朝毎朝怒ってくるのが嫌」
私:「えー。ちゃんと起きてくれたら、お母さんは怒らないのに」
長女:「お母さんが怒らなかったら、起きるってば」
いつもならここで、「そんなこと言ったって、お母さんが怒らなかったら起きないでしょ!」とツッコミを入れる私ですが、待て待て。
私:「なるほど。じゃあ、ちゃんと起きてくれるなら、お母さんは何も言わない」
長女:「分かった」
というわけで、2 人で決めたルールがこちらです。

7:00 に朝ご飯を食べ始めてくれたら、母としては何の文句もない!
ですが、もう一押しということで、起床とお手伝いを組み合わせることにしました。

名付けて「5 日間新聞チャレンジ」。達成できたら 100 円です。お金で釣っている気もしますが、「お小遣いが欲しい」と言い始めたので、いいタイミングかなと思いました。
決定事項を紙に書いて見せると、長女も「分かった。約束だからね」。
こうして、初の家族会議は終了しました。
「100円」の威力はすごかった…!
そうして迎えた月曜日。なんと、長女は自分から起きてきました。どんなに目覚ましが鳴り続けても微動だにしなかったのに、何だか拍子抜けです。
起きてからは時間がかかりますが、「怒らない」と約束したので、私は何も言わずに見守ります。寝ぼけながらも何とか着替え、新聞を取ってきました。
5 日間新聞チャレンジをそのまま達成し、金曜日に見事、お小遣いをゲット。100 円の威力はすごかった…。

おかげで穏やかな朝が訪れた…のはいっときのことで、長女の自立とともに、今度は次女に手がかかるようになりました。
来月からは小学生ですが、学校に間に合う気がしません。

次女にも 100 円を提示することを考えましたが、「何か違うな」と思い直しました。長女に 100 円の効果が出たのはきっと、小学校前半の 3 年間の積み重ねが土台となったから。同じように、次女にも時間をかけて関わっていかないといけないのではと思っています。
というわけで、まだまだ続きそうなわが家の負のループ。イライラしない、イライラしない…。
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