高知県立文学館|高知ゆかりの作家を紹介。絵本、積み木が楽しめる「こどものぶんがく室」は利用無料です
高知県立文学館は高知市丸ノ内 1 丁目、高知城の東側にあります。
高知にゆかりのある作家を顕彰する施設で、「寺田寅彦記念室」や宮尾登美子さんを紹介するコーナーも設けられています。
1 階の「みんなあつまれ!こどもぶんがく室」は無料で利用できます。やなせたかしさんや柴田ケイコさんら高知出身の絵本作家、児童文学作家の絵本などが並び、大きな木に見立てた積み木で遊べます。秘密基地のようなスペースもあり、親子でのんびり過ごせます。
毎月第 1 土曜日に「おはなしキャラバン」を開催。土佐民話の紙芝居と絵本の読み聞かせが楽しめます。
(記載されている内容は 2025 年 12 月 10 日時点のものです)
お子さま連れの方へ
- 1 階の「こどもぶんがく室」に授乳室があります。
- 1 階の多目的トイレに、おむつ台と子ども用トイレがあります。
施設概要
| 施設名 | 高知県立文学館 |
|---|---|
| 運営 | 公益財団法人 高知県文化財団 |
| 所在地 | 高知県高知市丸ノ内 1 丁目 1-20 |
| 電話番号 | 088-822-0231 |
| その他の連絡先 | bungaku@kochi-bunkazaidan.or.jp |
| 利用時間 | 開館時間:9:00~17:00(入館は 16:30 まで) |
| ご利用方法 | ■休館日:年末年始( 12 月 27 日~ 1 月 1 日)。メンテナンスなどで臨時休館となる場合があります。 ■観覧料:高校生以下は無料。一般は企画展ごとに異なります。企画展を開催していない期間は常設展のみで一般 400 円「こどものぶんがく室」は利用無料です。 ■おはなしキャラバン:毎月第 1 土曜日に開催。入場無料でどなたでも楽しめます。 |
| 駐車場 | 近隣の有料駐車場を利用してください。 |
| URL | https://www.kochi-bungaku.com/ |
マップ
詳細情報
文学館は大人向けの施設?子ども向けの部屋があり、企画展も開催されています
高知県立文学館は 1997 年に開館しました。場所は高知城の東側。木々に囲まれ、ほっと一息つける場所にあります。
開館当時の新聞記事には「紀貫之から現代まで土佐の文学の流れを一望する施設」と紹介されています。
文学館には「大人向けの施設」「小さい子を連れて行くにはハードルが高そう…」という印象がありますが、夏休みには子ども向けの企画展が開催されています。
さらに、無料で利用できる「こどものぶんがく室」もあり、乳幼児の親子に喜ばれています。小学生も遊びに来るそうです。
【こどものぶんがく室】積み木ツリーで遊ぼう!やなせたかしさん、柴田ケイコさん…絵本も読めます
「こどものぶんがく室」は入り口の右手にあります。靴を脱いで利用します。
廊下を抜けると、目の前に大きな木が現れます!
中央にある木は「積み木ツリー」。2019 年に文学館がリニューアルされた際に登場しました。
下から 4 段が積み木になっています。3 段目と 4 段目は裏がマグネットになっていて、パズルのように貼り付けて遊べます。
「こどものぶんがく室」は左奥にも続いています。
左奥は秘密基地のような造り。階段の上におうちのようなスペースがあったり、奥まった場所に小さなソファが置かれていたり。お気に入りの絵本を持ち込む子どももいるそうです。
カラフルなおうちは柴田ケイコさんが制作。中に入って遊べます。
「こどものぶんがく室」は幼い頃から文学に親しんでもらおうと、設けられました。
やなせたかしさん、田島征彦さん、田島征三さん、西村繁男さん、中脇初枝さん、柴田ケイコさんら、高知ゆかりの絵本作家や児童文学作家が紹介され、絵本が自由に読めます。
土佐民話の第一人者として活躍し、2023 年に亡くなった市原麟一郎さんの功績も紹介されています。
「こどものぶんがく室」には授乳室が設置されています。
【常設展示室】小学校高学年になったら「寺田寅彦記念室」へ
2 階の常設展示室では、高知ゆかりの作家たちが紹介されています。
「土佐日記」の紀貫之から始まり、やなせたかしさんまで。手書きの原稿や代表作の初版など、貴重な資料が並んでいます。
「授業で習った」という作家がいれば、「この人は高知ゆかりだったのか」という作家も。撮影しながら楽しんだココハレ編集部員です。
常設展の奥には「寺田寅彦記念室」があります。物理学者で随筆家、「天災は忘れられたる頃来る」の言葉でも知られる寺田寅彦を紹介しています。
子ども向けの資料や実験コーナーがあり、小学校高学年くらいから楽しめそうです。
ココハレ編集部員のおすすめは「宮尾文学の世界」。「櫂(かい)」「一絃の琴」「陽暉楼(ようきろう)」「藏(くら)」などで知られる宮尾登美子さんが紹介されています。
代表作を次々と発表し、国民的作家として活躍した波瀾万丈の足跡をたどりながら、また読みたくなりました。
【企画展示室】夏休みには子ども向けの企画展が開催されます
【ミュージアムショップ】寅彦グッズがかわいい!
1 階の受付の横にミュージアムショップや休憩スペースがあります。
寺田寅彦のオリジナルグッズなどが販売されています。
1階に多目的トイレがあります
多目的トイレは 1 階の階段下にあります。子ども用トイレとおむつ台が設置されています。
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