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高齢出産、子育ては「命懸け」「体力勝負」|アラフォーで妊娠、出産…“高齢出産ママ”の本音とは?ココハレサポーターズが語りました〈前編〉

高齢出産、子育ては「命懸け」「体力勝負」|アラフォーで妊娠、出産…“高齢出産ママ”の本音とは?ココハレサポーターズが語りました〈前編〉

共働きの家庭も増え、女性の価値観も生き方も多様化してきた現代。「高齢出産」は珍しいことではなくなりました。

とはいえ、アラフォーからの妊娠、出産、子育てには“高齢出産ママ”ならではの悩みもあり…。高齢出産を経験したココハレサポーターズ 4 人が子育て座談会で語り合いました。

出産は「命懸け」、子育ては「時間と体力勝負」。ママたちの本音を前編・後編でたっぷりお届けします!

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ココハレサポーターズは、高知県内のお母さんたちがココハレ編集部員と一緒に記事の内容を考えたり、取材に参加したりする活動です。

「高齢出産ママ座談会」は 2026 年 3 月 12 日に開催しました。

「高齢出産」とは一般的には 35 歳以上での出産のこと。座談会には 4 人が参加しました。

ちなみに、進行役のココハレ編集部員も高齢出産ママ。 37 歳で初産を経験し、小学 4 年の長女、1 年の次女を育てています。

※子どもの学年、月齢は 2026 年 3 月時点のものです。

「高齢出産」をテーマにトークしました
「高齢出産」をテーマにトークしました

結婚23年目の子ども…気づいたら妊娠5カ月!

はじめに、子育て座談会恒例の「一言」から。「高齢出産」を一言で表すと?

――今日は「高齢出産ママ座談会」ということで、ちょっと年齢がバレちゃいますけど…。

一同:(笑)。

――「高齢出産」について、鹿取さんは「心身共に命がけ」と書いてくれました。

鹿取さん:はい、 命懸けでした。まず、出産した時の年齢がとてつもない。

―― 43 歳と8 カ月でしたよね。なかなか赤ちゃんができなかったんですか?

鹿取さん:全然。うちは子を持たない考えの夫婦だったんです。21 歳で結婚して。

一同:えーっ、そうだったの?!

鹿取さん:よく言われるんです。「 2 人目のご主人?」って(笑)。 結婚 23 年目の子どもになります。

一同:えーっ!!!

鹿取さんは「心身共に命懸け」
鹿取さんは「心身共に命懸け」

鹿取さん:家にペットがいたので、ペットが子ども。子どもを持つ、持たないという話にもならなくて、お友達感覚の夫婦でした。ある日、ちょっと体調が悪いな、なんかしんどいなと。生理も来てなかったので、更年期がいよいよ来たかと。

――年齢的にはそう思いますよね。

鹿取さん:婦人科に行こうとしたら、夫が「産婦人科に行ってみたら?」って。そしたら「妊娠 5 カ月過ぎております」

一同:えーっ!!!

吉本さん:衝撃…。

鹿取さん:衝撃でしょ?私が一番衝撃。それまで飲酒もし、前日も晩酌してました。

――妊娠に気づいてなかったらねぇ。

山本さん:つわりはなかったんですか?

鹿取さん:つわりというものが分からなくて。その日からつわりがひどくなりました(笑)。

一同:(爆笑)

鹿取さん:病は気からじゃないですけど、妊娠が分かった瞬間から毎日、吐く吐く吐く。おかげさまで 5 キロしか太りませんでした。帝王切開をする日の朝まで吐いてました。

――それは大変な…。本当に命懸けだったんですね…。

鹿取さん:でも、出産した次の日からぴょんぴょん歩いてたんですよ、私。変なスイッチが入ったみたい。ただ、かわいそうなことにお乳が全然出なくて、完全ミルクでした。でも、娘が元気過ぎる今の方が死にそうです。

一同:(笑)

高齢出産ママの親も高齢…ダブルケアは「時間と体力勝負」

――山本さんは「時間と体力勝負」。確かに。

山本さん:私も高齢出産で、私の母も 35 歳くらいで私を産んだから、両親は 80 代。だから、子育てをしながら親の介護が一緒に。

鹿取さん:うちも…。

山本さん父は介護が必要なので、実家は老老介護。仕事が休みの日は母を買い物に連れて行って、父を病院に連れて行く。それが終わったら子どもを習い事に送って、その間にスーパーに行く。

――なるほど。時間との勝負です。

山本さんは「時間と体力勝負!!」
山本さんは「時間と体力勝負!!」

山本さん:父は家の中で転倒したりするんですね。母から「お父さん、転んだ」って電話がかかってきて、仕事の合間に起こしに行くとか。

鹿取さん:ご実家は近いんですか?

山本さん:車で 10 分かからない距離です。

鹿取さん:あー、それなら安心。

山本さん:だから、自分一人の休みとか自分に使える時間はなくて。日々、時間時間でこなしていかなきゃいけないところに子育てもあるから、ダブルケア。もうクタクタです!

鹿取さん:うちもそう。年を取ると、だんだん目が離せなくなりますよね。子どもが小さいうちは特にしんどい。

山本さん:うちの母は年の割にめちゃめちゃ元気なんですよね。でも、ある日突然倒れてるかもしれない。だから、母が「毎日、私にLINEのスタンプを 1 個でいいから送ってきて」って。

――既読が付いたら生存確認、みたいな。

山本さん:そうそう、そんな状況です。

39年間も閉じっぱなしだったから…出ない!

――吉本さんは「全力疾走」。分かる気がします。

吉本さん:私は 38 歳の時に授かったんです。30 歳で結婚して、不妊治療をしてもなかなかできなくて。疲れてきてちょっとお休みした時にできた子だから、私も全然気づかなくて。気づいた時は妊娠 3 カ月くらい。

一同:あー…。

吉本さん:気づいていない間は気持ちが悪くて、周りから「妊娠したんじゃない?」て言われたんですけど、「何年も不妊治療してきてできなかったから、そんなわけない」って。

――そうなりますよね。

吉本さん:そうなんです。とにかくつわりがひどくて、全然食べられない。会社を休んで 2 日に 1 回点滴。豆腐を一切れ食べたらみんなで拍手。においがだめで、ミカンの皮をかばんに入れて、気持ちが悪くなったらかぐ!

一同:(笑)

吉本さんは「全力疾走」。でも「とてつもなくかわいい」そうです
吉本さんは「全力疾走」。でも「とてつもなくかわいい」そうです

吉本さん:それからは切迫流産。2 週間入院して、3 週間は家で絶対安静。その後、半年間入院しました。

鹿取さん:えー…。

吉本さん:産むまでに体力がどんどん奪われて。入院中は年齢が高い妊婦さんが結構いたからそんなに考えてなかったけど、私もやっぱり高齢出産。出産も 22 時間半かかって…。

――長い!

吉本さん:妊娠から出産までがとにかく大変で、やっと終わった…と思ったら、いるわけじゃないですか、赤子が(笑)。

山本さん:いるわけですよ(笑)。

吉本さん:「どうしよう…」っていうわけじゃないけど、夫婦 2 人の生活が長かったから慣れないし、家を半年間空けたし、赤子がいるし(笑)。

一同:(笑)

吉本さん:あと、鹿取さんもおっしゃってたけど、39 年間もさ、閉じっぱなしのさ…。

一同:(笑)

吉本さん:母乳がね…、すぐ開くわけがない!

一同:(爆笑)

「39年間も閉じっぱなし!すぐ開くわけない!」
「39年間も閉じっぱなし!すぐ開くわけない!」

吉本さん:でも、周りは「お母さんだから出ます」みたいな。

鹿取さん:分かる!

山本さん:出んよ!

吉本さん:今考えたら、「母乳なんて出るわけない」なんですけど、出産後は不安定じゃないですか。

――感情がジェットコースターですから。

吉本さん:もう泣いて笑って、泣いて笑って、みたいな。お乳が出なくて泣く。「私には何かが足りないのでは」って不安になって泣く。助産師さんの一言で泣く。産んだ瞬間から全力疾走でした。

「出産の喜び」よりも「陣痛からの解放」

池知さん:私は婦人科疾患もあって、もともと「妊娠しづらい」って言われたんです。でも、結婚してすぐ妊娠したんですよ。だから、夫と 2 人で旅行とか、新婚生活みたいなのを全く送ってないので、皆さんの話を聞くとうらやましい。

――そうですね。私も夫婦 2 人の生活は 1 年もなかったです。

池知さん:私は多分、1 カ月ぐらい。

――短っ!

池知さん:1 月に同居を始めて、 月末には胸焼けがすごくて。ただの胃もたれだと思ってたから、職場の先輩に「絶対、妊娠よ」って言われても「違いますよ」って。そしたら、先輩が妊娠検査薬を持ってきてくれて、「早く検査して!」。

一同:(笑)

池知さん:その時は私が検査の仕方を知らなくて、陰性だったんですよ。で、先輩に「病院に行って」って言われて行ったら陽性が出て、「ほら、言わんこっちゃない」って(笑)。

一同:(笑)

池知さんは「ハイリスク、ハイリターン」
池知さんは「ハイリスク、ハイリターン」

――皆さん、割と気づかないものなんですね。「ハイリスク」というのは、ご自身の体のこともあって?

池知さん:体のことも、年齢のことも。3 人とも出生前検査を受けました。

山本さん:県外で?

池知さん:高知で。障害のある子が生まれるのが嫌というわけではなくて、高齢出産のリスクですかね。親が死んだ後に子どもが 1 人で生きていけるかどうかとか、そういうことを考えました。検査結果が出るまでの間、夫と本当に話し合いました。

――「ハイリターン」とは?

池知さん:つわりは本当に生まれるまで続いたし、マイナートラブルがすごくて。食事はアイスしか食べられなかったんですけど、先生は「上等!」って(笑)。もっと重たい患者さんがいるから?

――大きな病院は比較対象がね…。

池知さん:出産も 1 人目は陣痛が来たけど子宮口が全然開かなくて、1 回家に返されたんですよ。「自宅でリラックスして」って言われて、「できるか!めちゃくちゃ痛いのに!」って。

一同:(笑)

池知さん:次の日の朝、やっぱりもう我慢できなくなって、病院に行って。そこから生まれたのが夕方の 5 時だったかな。

吉本さん:長い。

池知さん:出産の喜びというよりも、陣痛から解放されたことがね。

吉本さん:そう!長くなったらね。

池知さん:出産のドキュメンタリーとかでよく、お母さんが赤ちゃんを抱っこしてね、「やっと会えた」みたいな…。

吉本さん:ない!ないないない!

山本さん:全然泣けなかった。

高齢出産ママは痛みに強い?それとも鈍いだけ?

トークはここから、高齢での出産について盛り上がりました。

吉本さん:出産に時間がかかる人って、子宮口が開くまでに時間がかかるんだよね。でさ、開かせる時が痛い!あれは医療の発達でなんとかならんのかな。私は陣痛で叫ばない人だったけど、あれだけは痛かった!

池知さん:分かる。「力抜いてー」って言われるけど…。

吉本さん:抜けるわけないよね!「四つんばいになって」とかも言われたけど、なれるわけないやんか!

鹿取さん:自然分娩はやっぱり大変。私は帝王切開だったから。

――いやいや、帝王切開も大変ですよ。赤ちゃんのためにママがおなかを切るんですから!

山本さん:高齢出産だから帝王切開だったんですか?

鹿取さん:帝王切開は前に手術をしたから。予定日に手術室に入って、麻酔を打たれて、先生に「痛い?」って聞かれて、「痛くないです」って答えたら、「今、メスが刺さってるから」

――そういう感じなんですか!

鹿取さん:そう。「じゃあ、3 分で」って言われて、「はい!おめでとう!」。

自然分娩も帝王切開も、お産は大変!
自然分娩も帝王切開も、お産は大変!

吉本さん:なるほど…。でも、麻酔が切れたら痛いでしょ?

鹿取さん:それが、私はあまり痛くなくて。痛みに強いのかな。でも、人によってはうなるほど痛いみたい。若いお母さんほど痛いって聞いた。肌に張りがあるから?

一同:(笑)

鹿取さん:私は帝王切開の翌日に自分でトイレに行けたんですけど、若いお母さんは無理でした。もしかして、年を取って痛みに鈍くなってる(笑)?

――高齢出産にもメリットが…(笑)。それで言うと、池知さんは 35 歳、38 歳、41 歳で産んでますよね。やっぱり違います?

池知さん:全然違いますよ。自分の体力の衰えも、産後も戻りも。3 人目の出産って周りは「 3 人目だから、ぽんって出てくるよね」みたいな扱いなんです。

――「 3 人目は誰も心配してくれない」ですね。多子ママ育児座談会で出ました。

吉本さん:そうなんですか?!

池知さん:そう。3 人産んだら、3 人とも違うのに。

――何が一番大変でしたか?

池知さん:やっぱり、3 人目はね、先に 2 人いるから。

山本さん:お世話が要る子どもがね。

池知さん:子宮の収縮も悪くて、後陣痛も大変でした。

何人産んでも、お産は大変!
何人産んでも、お産は大変!

吉本さん:産んだ後って、眠くなかった?

――私、1 人目は産んだ後、全然寝れなくて。「産後ハイ」みたいな?心配されて、軽い睡眠薬を処方されました。

一同:へーっ!

吉本さん私、眠過ぎて…。3 時間ごとの授乳がね、しかも出なくてね。

一同:うんうん。

――つらいですよね。

吉本さん:授乳後に赤ちゃんを体重計に載せても、体重は増えてないじゃないですか。

山本さん:分かる分かる。

吉本さんだって母乳出てないんだもん!39 年間も閉じてるんだから!

一同:(笑)

3時間ごとの授乳がつらかった…
3時間ごとの授乳がつらかった…

――あの授乳後の体重測定は、母乳が出てないママにはつらい。

吉本さん:そう。しかも私、ロングスリーパーなんで 3 時間おきの細切れ睡眠がもうしんどくて。3 日目で痙攣を起こして…。

一同:えーっ!!!

吉本さん:眠くてしんど過ぎて痙攣を…。違う科のお医者さんが来てくれたんですけど、「大丈夫、眠いだけです」

一同:(笑)

 

高齢出産ママ座談会、後編に続きます!

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この記事の著者

門田朋三

門田朋三

小学生ママです。長女は思春期の入り口にさしかかった4年生、次女はピカピカの1年生です。あだなは「ともぞう」。1978年生まれ。

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