いざという時に役に立つ!普段使いができる防災アプリ13選
災害発生時に、正確な情報を入手することは大切です。
「命を守る・つなぐ」ための情報が得られるアプリを高知大生がピックアップしました。ラジオが聴けるアプリやトイレの場所を探せるアプリなど、子育て世代が日常から使えるものも多く含まれています。
この 13 種を参考に、皆さんも自分に合った「防災アプリ」を探してみてください。
防災アプリを高知大生が厳選 役立つ13種
(高知新聞 2021 年 10 月 10 日より)
地震や台風など非常時の情報収集で高知県民に役立つスマートフォンのアプリを、高知大学のサークル「防災すけっと隊」が調べ、13種類をリストアップした。メンバーは「普段から使えるものを選んだ。防災情報に触れるきっかけにしてほしい」とし、近くホームページで紹介する。
防災情報の発信、入手でスマホの活用が重視される中、調査は、すけっと隊と交流がある元高知地方気象台長、荒谷博さん(64)=千葉県柏市=の発案で6月にスタート。無料で情報が得られるアプリを条件に、約30種類を対象とした。
メンバーらは、荒谷さんとビデオ会議システムでやりとりしながら、「備える」「命を守る」といった災害ステージごとに、どんな情報が必要になるかを検討。各アプリを実際に使い、操作のしやすさや高知で起きる災害に対応しているかなども調べた。
その結果、「高知県民がいざという時に役立つアプリ」として13種類を選定=表参照。昨年4月から県が運用し、リアルタイムで災害情報を提供する「高知県防災アプリ」を「必携」としたほか、「有効アプリ」として、トイレ情報の「トイレ情報共有マップくん」、防災知識を深める「東京都防災アプリ」を選定。広く普及し、安否確認に効果的な「LINE(ライン)」も選んだ。
調査に参加し、取りまとめ役を務めた同大理工学部地球環境防災科2年、福田三冬(みふゆ)さん(19)は「一見、高知と関係がなさそうなアプリでも、事前対策の知識が充実しているものや、トイレ情報など日常から使えるものを選びました」。荒谷さんは「災害リスクを減らすために情報は重要。これが全てではないので、自分に合ったアプリを探し、日頃から使ってもらえれば」と話している。
13種のアプリの詳細は「防災すけっと隊」のホームページなどで公開する予定。(村上和陽)