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「暮らしやすい高知」「子育てしやすい高知」とは?投票をきっかけに考えてみませんか?|高知県知事選挙は11月26日投開票です〈PR〉

「暮らしやすい高知」「子育てしやすい高知」とは?投票をきっかけに考えてみませんか?|高知県知事選挙は11月26日投開票です〈PR〉

高知県知事選挙が 2023 年 11 月 9 日(木)に告示され、11 月 26 日(日)に投票と開票が行われます。

知事選挙は、私たちが暮らす高知県のリーダーを決める大切な選挙ですが、他の選挙と同じように、特に若い世代で投票率が低くなっています。

「政治」や「選挙」はどうすれば、私たち子育て世代にも身近なものとして捉えやすくなるでしょうか。ココハレ編集部が高知県選挙管理委員会で聞いてみました。

私たちが暮らしやすい高知とは?子育てしやすい高知とは?あらためて考えてみるきっかけに、投票に行ってみませんか?

投開票日の 11 月 26 日(日)まで、プレゼントキャンペーン「#選挙っていらないの」が行われています。この記事の最後で詳しくご紹介します。

(提供=高知県選挙管理委員会)

※記載されている内容は 2023 年 11 月 9 日時点のものです。

 

ココハレ編集部がお話を聞いたのは、高知県選挙管理委員会の山岡啓史さんと、高知県明るい選挙推進協議会の森岡千晴さんです。

明るい選挙推進協議会は略して「明推協(めいすいきょう)」。山岡さんと森岡さんは、学校での出前授業も担当しています。

山岡啓史さん(右)と森岡千晴さん。学校での出前授業も担当しています
山岡啓史さん(右)と森岡千晴さん。学校での出前授業も担当しています

そんなお二人に、「政治」や「選挙」への向き合い方を聞きました。

【知事選とは?】高知県のリーダーを決める選挙。「全県一区」は知事選だけ

では、質問です。ズバリ、知事選とは?

山岡さん
高知県のリーダーを決める選挙です。

 

都道府県の知事は、地方自治法で「普通地方公共団体の長」と定められています。知事は住民による選挙で選ばれ、任期は 4 年間です。

役割は「普通地方公共団体を統轄し、代表する」こと。具体的には、予算をまとめる、条例案を策定する、産業や福祉、教育、観光、防災などの施策を進める、政府と交渉する、災害時や緊急時に対応するなど、さまざまな仕事を担います。

高知県内では 10 月に、参議院の補欠選挙がありました。「国政選挙であり、徳島県と高知県の代表を選ぶ選挙だったので、遠く感じたかもしれませんね」と山岡さん。

「高知県知事選挙は、私たちが住む高知県のリーダーを決める選挙です。国政選挙や県議会議員選挙のように選挙区に分けられない『全県一区』の選挙は、現在は知事選だけなんですよ」

【投票率低下になぜ危機感?】「低投票率=意思が反映されていない」ということ

高知県のリーダーを決める知事選挙も、投票率の低下が以前から指摘されています。2019 年 11 月に行われた前回の選挙では、投票率は 47.67 %で、過去 2 番目に低い数字となりました。

投票率の低下、選管さんにも危機感ありますか?

山岡さん
もちろんです!

 

選挙に行かないと、なぜ「危機」なのでしょうか。

山岡さん
投票率が低いということは、「『自分たちの暮らしをこうしたい』という思いが政治や選挙に十分に反映されていない」ということなんです。

 

「政治や選挙に関心がなくても、私たちは暮らしていけます。でも、毎日の暮らしで『もっとこうだったらいいのに』と感じたり、『こういう街で暮らしたい』と思い描いたりしますよね」

例えば、投票率が 40 %だったら、投票に行っていない人は 60 %。つまり、6 割の人の思いが政治に届いていないということになります。

知事選のポスターには「選挙って、いらないの?」
知事選のポスターには「選挙って、いらないの?」

「シルバー民主主義」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

少子高齢化が進んだ日本。有権者を年代別に見ると、高齢層の割合が増えています。加えて、若い世代の投票率も低いため、政治では人口が多く、投票率も高い高齢者向けの政策が優先される傾向にあるそう。

前回の知事選では、10 代の投票率はわずか 26.69 %だったと話題になりました。その他の世代は抽出調査になりますが、20代は 25 %程度、30代は 33 %程度、40 代は 38 %程度。いずれも全体の投票率を下回りました。

また、4 月に行われた高知県議会議員選挙での 10 代の投票率はわずか 17.37 %。実に 8 割以上が棄権したことになります。

【政治に関心を持つには?】政治家ってどんな人?地域のお祭りは生で見るチャンス!

投票の大切さは分かってきましたが、政治はまだまだ遠いような…。

森岡さん
政治への距離、分かります!私も全然興味がなくて、「選挙カー、うるさいな」と思っていました。

 

学校で選挙に関する出前授業もしている森岡さんですが、実は「政治にも選挙にも全く興味がなかった」そう。意外です!

興味がわいたきっかけは、地元の青年団での活動でした。

「お祭りの運営などに関わっていく中で、だんだんと地域を知り、愛着がわきました。愛着がわいて初めて、『じゃあ、この町のリーダーは誰がいい?』と次の段階にいくんじゃないかなと」

政治・選挙と私たちをつなぐきっかけは、地元!
政治・選挙と私たちをつなぐきっかけは、地元!

子育て世代が地域と関わっていく方法は、町内会活動やPTA活動など、さまざま。「ちょっとハードルが…」という人には「地元のお祭りに行ってみるのもおすすめですよ」と森岡さん。

「お祭りには地元の議員さんも来ます。生で見て、『あ、結構普通の人だ』とか、『うーん、ちょっとギラギラしてるかも』とか(笑)。政治家と接すると、政治や選挙がより身近になるかもしれませんね」

【選挙に行っても何も変わらない?】家族や地域の将来を考えるきっかけに

投票に行かない理由の一つに「自分が選挙に行っても、別に何も変わらない」があります。

山岡さん

確かに、投票に行って『何かが変わった』と実感するのはなかなか難しいですよね

それよりも、投票をきっかけに、将来について家族らと「考える」「話し合う」ことが大事かなと思います。

 

投票は、将来を託したいリーダーに 1 票を投じる行動。投票前には誰が一番ふさわしいかを考えます。

「子育て中の方なら、『子育てしやすい高知県にしてくれる人は?』と考えたり、『こんな高知県だったら、子どもたちが暮らしやすい』と家族で話すかもしれません。日常生活では将来をあまり考えることはないと思います。『選挙』を家族の将来や子どもたちの未来を考えるきっかけとして捉えていただけたらと思います」

投票をきっかけに、家族の将来を考えてみませんか?
投票をきっかけに、家族の将来を考えてみませんか?

なるほど。私たち子育て世代は、「子育て」をキーワードに政治や選挙を考えてみるのがいいですね。

森岡さん
投票を「大変なこと」と捉えず、「いつもとちょっと違うおでかけ」と考えてみてはいかがでしょうか!

 

森岡さんは若い世代と話す中で、「『投票には行かなきゃダメ』と思ってはいるけれど…」という声が気になっています。「投票をちょっと大ごとに捉え過ぎちゃってるかもしれませんね」

「子育てをしている同世代と話すと、『隣の町にはこんな子育て支援があるのに、うちの町にはないよね』なんて、よく話題になります。毎日の子育てで感じることも、投票に行くきっかけになると思います」

候補者を知るために、SNSを活用するのもおすすめです。

「最近、インスタライブで演説を聞くことがあって、『演説会場に行けなくても聞く方法があるんだ!』と思いました。若い世代として、今の時代なりの情報収集もやっていきたいですよね」

投票の流れはこちら。子連れでも入場できます(イラスト・岡崎紗和)
投票の流れはこちら。子連れでも入場できます(イラスト・岡崎紗和)

高知県知事選の投開票日の 11 月 26 日(日)は高知市長選、宿毛市長選の投開票日でもあります。投票所は子連れでの入場もOK。親子で行ってみませんか?

投票日に予定が入っている人には、期日前投票がおすすめ! 11 月 25 日(土)まで各市町村で行われています。

高知県内の期日前投票所はこちら

プレゼントキャンペーンを実施中。「#選挙っていらないの」でXに投稿を!

2023 年 11 月 26 日(日)まで、プレゼントキャンペーンが行われています。

「選挙って、いらないの?」に対する答えを、「#選挙っていらないの」と付けて、X(旧Twitter)に投稿してください。

抽選で 15 人に、便利な日用品と「マンガでわかる!政治と選挙のしくみ」が当たります。当選者にはDMでお知らせしますので、高知県選挙管理委員会のX公式アカウントをフォローしてください。

詳しくは高知県選挙啓発特設サイトをご覧ください。

この記事の著者

ココハレ編集部

ココハレ編集部

部員は高知新聞の社員 6 人。合言葉は「仕事は楽しく、おもしろく」。親子の笑顔に出合うことを楽しみに、高知県内を取材しています。

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