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SNS情報派のママも必見!あえて行く「リアル離乳食教室」に人が集まる理由|離乳食を始めて1~2カ月、第2子の離乳食を始めるご家族にこそおすすめって、なぜ?

SNS情報派のママも必見!あえて行く「リアル離乳食教室」に人が集まる理由|離乳食を始めて1~2カ月、第2子の離乳食を始めるご家族にこそおすすめって、なぜ?

自治体や子育て支援センターなど、リアルな場で開催される離乳食教室に行ったことはありますか?

子育て情報はウェブサイトやSNSで簡単に手に入り、今やAIに相談すれば具体的なお悩みに向けたアドバイスがもらえるようになりました。

リアルイベントに集まるのはどのくらい?疑問に思って、離乳食教室を定期開催する高知市の担当者に聞いてみると、毎回の参加者は「決して少なくないんです」。

しかも、すでに離乳食を始めて数カ月経っていたり、第 2 子の離乳食を始めるご家族にこそ参加してほしいとのこと!

どんな雰囲気で、どんなお母さんとお父さん、赤ちゃんたちが集まっているのか、離乳食教室に行ってきました。

高知市の離乳食教室は月1回、総合あんしんセンターで開催されています

今回参加したのは、6 月 12 日に開かれた高知市母子保健課が主催する離乳食教室です。

会場は高知県庁から歩いて数分の総合あんしんセンターで、2026 年度は月に 1 回の頻度で定期開催されています。

取材したココハレ編集部員は離乳食教室初体験。参加は申し込み不要、当日受け付けとのことで、何組くらいのご家族が参加されるのかドキドキしながら向かいました。

まずは受付票に記入します
まずは受付票に記入します
保護者 1 人で参加した場合は、スタッフが抱っこしてくれますよ
保護者 1 人で参加した場合は、スタッフが抱っこしてくれますよ

会場へ到着すると、すぐに赤ちゃん連れの参加者が続々と集まってきました。

ベビーカーを押して来場したお母さんは、これから離乳食を始めるとのこと。赤ちゃんは生後 5 カ月半を過ぎ、今までは抱っこされるがままだったのが、「私の手を追いかけたり、抱っこしながら食べるおやつに興味が出てきた」タイミングで、離乳食教室に足を運びました。

平日開催だったため、育休中のお母さんと赤ちゃんペアばかりかと思いきや、パパママと赤ちゃんの 3 人での来場も多数!今回集まった 25 組の内 9 組がお父さんも一緒に参加していました。

小脇に抱えられた赤ちゃん、ちっちゃい…
小脇に抱えられた赤ちゃん、ちっちゃい…

生後 3 カ月の女の子のお父さんは 6 月末まで育休中だそうで、「もうかわいすぎて、全然復帰したくないです(笑)。一緒に参加できるタイミングだったので」。離乳食のスタートはまだ先でも、ご家族のタイミングで参加するのもアリですね!

この日は、離乳食はもう少し先という方からすでに始められた方、上の子で体験したけれど改めてという方まで幅広い方々が参加していました。

中にはご自身のお母さんと親子 3 世代での参加者も。今の時代に合った離乳食の進め方を一緒に学んでおくと、育児への協力もスムーズになりそうです。

会場はベビーカーも気にならないほど広々
会場はベビーカーも気にならないほど広々
授乳室は会場奥の扉です。ベンチソファがあります。
授乳室は会場奥の扉です。ベンチソファがあります。

講義は40分ほど。赤ちゃんが泣いても大丈夫です!

離乳食教室では、まずスライドとテキストに沿って 40 分ほどの講義を受け、その後に大人だけの試食タイムがあります。トータルで 60 分くらいで終了します。

講座は管理栄養士さんと歯科衛生士さんが交互に進行します。

高知市主催の離乳食教室の特徴は、離乳食の段階に沿った「口の機能とむし歯予防の解説」があること。赤ちゃんの口の発達や、離乳食の食材や固さなどを離乳初期、中期、後期…と順を追っていきながら、「お口の健康を守る」ことも教えてくれます。

管理栄養士と歯科衛生士が交互に解説します
管理栄養士と歯科衛生士が交互に解説します
進め方のテキストや、離乳食レシピ集がもらえます
進め方のテキストや、離乳食レシピ集がもらえます

「歯は生えていないけれど、口の掃除は必要ある?」「いつから歯磨きに慣らし始めたら?」。離乳食を進める中で気になってくる疑問も解消できます。

離乳食を始めるタイミングや段階ごとの進め方は、ココハレのこちらの記事で紹介していますので参考にしてみてください!

離乳食の軟らかさはどれくらい?保健師さん、栄養士さんに聞きました

と、スタート数分こそ静かだった会場ですが、がんばっていた赤ちゃんたちからだんだんと泣き声がこぼれるようになってきました。

あ、もしかして飽きてきました?
あ、もしかして飽きてきました?

1 人がふにゃ…と言うと、あっちでふにゃふにゃ、こっちでもふにゃー!常に数人の赤ちゃんが泣き出します。

そんな時、お母さんやお父さんは座ったままゆらゆら体を揺らしたり、立ち上がってあやしたり。「うちの子だけ泣いちゃった…」となると気持ちが焦りますが、自分“だけじゃない”安心感が会場を包み、和やかな雰囲気が流れていました。

赤ちゃんの手を握って前後にゆらゆら
赤ちゃんの手を握って前後にゆらゆら
お父さんがあやしている間、お母さんは真剣モード
お父さんがあやしている間、お母さんは真剣モード

じっと座って 40 分間の講義を聞くのは大人でもひと苦労です。

連れてこられた赤ちゃんたちならなおさらで、講義が終わる頃には「なんだー!」「うごきたいー!」「たいくつですー!」「おなかすきましたー!」の大合唱。

どんどんヒートアップする泣き声に、取材していたココハレ編集部員は思わず笑いながら赤ちゃんの写真をたくさん撮りました。

もうじっとしてられません!
もうじっとしてられません!

試食は大人だけ!「思ったより濃い…?」お母さんびっくり

次はようやく試食タイムです。実は講義の間、栄養士さんたちが別室で離乳食を作ってくれていました。

お待ちかね!「召し上がれ~」
お待ちかね!「召し上がれ~」

離乳食はおかゆから始めて、カボチャや野菜の軟らかい葉先、脂質の少ないたんぱく質へと進めていくのがスタンダード。

今回は初期から食べられる「鶏ささみ・ミンチ」を使ったメニューで、離乳初期・中期・後期から 1 品ずつと、料理に使うカツオと昆布の出汁、十倍がゆのセットが大人に配られました。

試食は大人のみで、お子さんは食べられません。

  • 初期:ささみのくず煮(右)
  • 中期:なすのそぼろあんかけ(中央)
  • 後期:鶏とカボチャのお焼き(左)
一口サイズでそれぞれに配られました
一口サイズでそれぞれに配られました
左端は大人用の麦茶です
左端は大人用の麦茶です

ココハレ編集部員にとって、離乳食は自分が赤ちゃんだった頃以来。味が薄めとは聞いているけれど…一体どんなもんだい!

初期の「ささみのくず煮」から一口食べてみると、ん~これは素材の味。かすかに出汁の風味を感じます。

スプーンを傾けても落ちないくらいのとろみです
スプーンを傾けても落ちないくらいのとろみです

中期の「なすのそぼろあんかけ」は、細かく刻まれたナスとオクラから野菜の甘みを舌に感じました。ここで調味料・味噌が登場しますが、その量は一食分でなんと「小さじ 8 分の 1」とのこと。お味噌汁にとく量を思い浮かべると、少なすぎてくらくらします。

後期の「鶏とカボチャのお焼き」までいくと、カボチャの強い甘みと咀嚼(そしゃく)が必要な食感に。これはもう大人もおいしい料理と言える!お弁当に入っているとうれしい一品でした。

こちらのお母さんは「お肉を感じられる」とそぼろあんかけがお気に入り
こちらのお母さんは「お肉を感じられる」とそぼろあんかけがお気に入り

離乳食に慣れていない大人の口では「味がしないとは言えないけれど、薄すぎる」と感じましたが、別の感想を持ったお母さんに出会いました。

すでに離乳食を始めており、月齢的にも食べ物を舌で押し出す時期ではないのにあまり食べてくれなかったそう。今回、栄養士さんが作った離乳食を食べてみると「思ったより濃い…?薄味すぎてさすがにおいしくなかったのかも」

「味は薄めに」というイメージが先行してしまうことも、初めての離乳食ではあるあるかもしれませんね。

何食べてるんですかー?
何食べてるんですかー?

離乳食教室のプログラムはここで終了です。食べ終わったご家族から退出していき、個別で相談したい方はスタッフに声がけできます。

「保護者同士が交流しやすく」7月からコロナ禍前のスタイルに戻ります

講義での大合唱から試食までを見ていると、同じテーブルに隣り合ったお母さんたちが、何やら仲良くなっていることに気が付きました。

赤ちゃん同士を挨拶させたり、食事の感想を言い合ったり。離乳食教室の目的ってもしや…?進行を終えた母子保健課の担当者 2 人、弘田直子さんと大坪夏佳さんに聞いてみました。

一緒に来たの?と聞きたくなるくらい仲が良さそうです
一緒に来たの?と聞きたくなるくらい仲が良さそうです

「離乳食の進め方をお伝えすることはもちろんですが、参加されたお母さん方に交流してもらうことも大きな目的のひとつなんです」と弘田さん。

離乳食は赤ちゃんにとって、お母さんやお父さんと同じように噛んで食べることができるようになるための、いわば「練習の食事」です。

食べ物との初めての出合いに赤ちゃんは戸惑い、上手く食べられないのが当たり前です。でも思ったように進まないと、大人はプレッシャーを感じてしまうもの。

そんな不安を抱えた保護者の支えになるような場づくりを心掛けているそうです。

右が弘田さん、左が大坪さん。2 人とも管理栄養士さんです
右が弘田さん、左が大坪さん。2 人とも管理栄養士さんです

テーブルの並べ方もその一つ。コロナ禍の影響で、前回まではテーブルがスクール形式に並べられ、ご家族以外と交流しづらいスタイルだったそうですが、今回からは向かい合って 3 家族が交流できる形に戻りました

しかもこの日は想定以上に多くの参加者が訪れ、初対面のお母さん同士が横並びになっているテーブルもありました。

弘田さんは「準備していた料理の量よりたくさんいらっしゃって焦りました!でもその分たくさん交流が生まれていました」。

料理の提供方法も今回まで個別のトレイでした。次回の 7 月 10 日からは大皿を取り分ける元々のスタイルに戻し、和気あいあいとした雰囲気で進められるそうです。

「保護者同士で仲良くおしゃべりしながら食べて、赤ちゃんに『食べるのって楽しいよ、おいしいよ』を伝えてあげてくださいね」

離乳食を始めている方も大歓迎!「食べてくれない」「この食べ方で大丈夫?」…不安を伝えてください

高知市の離乳食教室の参加者の 6 割ほどは、これから離乳食をスタートさせるご家族だそう。

訪問の保健師さんから勧められて「もうそろそろというタイミングで参加した」という方も多いですが、弘田さんは「すでに始められている方や、第 2 子の離乳食を始められる方にも来てほしい」と言います。

よだれもばっちり!これから始めるぞ!
よだれもばっちり!これから始めるぞ!

「これから始める方は、全体の流れを知ってテキストを持って『やってみよう』と前向きに帰っていきます。個別で質問があることは少ないです」

たしかに、今日知ったことを伝えて「スタート時はママとパパとで立ち会いたい」と笑顔を浮かべていた方も、第 1 子の育休中に参加されたパパママも、遅くまで残っているわけではありませんでした。

「具体的な悩みや相談が湧くのは離乳食を初めて少し経ってからなんです。食べてくれないとか、この食べ方で大丈夫かとか、一人で悩まずに気軽に相談しに来てほしいです」

会場にいる栄養士さんは、全員が保護者と長くお話ししていました
会場にいる栄養士さんは、全員が保護者と長くお話ししていました
「上の子は食べたけど、下の子は…」きょうだいでも歩み方は違いますよね
「上の子は食べたけど、下の子は…」きょうだいでも歩み方は違いますよね

相談していたパパママは、第 2 子の離乳食を 1 カ月くらい前にスタートさせました。「上の子はご飯大好きでいっぱい食べてくれたけれど、下の子はあまり食べてくれなくて」と、きょうだい間の違いに戸惑っていたそう。

栄養士さんにお子さんに触れてもらいながら状況を伝えることができ、ほっとした様子で帰って行きました。

母子保健課
最初の頃は、母乳やミルクの栄養で足りているので食べなくても大丈夫。「口に入れられて良かったねー!」くらいの気持ちでおおらかにチャレンジしてみてください

 

離乳食教室に回数制限はなく、1 人が何回参加しても構いません。

離乳食からしっかり栄養を摂り始めるのは「生後 9 カ月目くらいから」だそう。スタートさせる時に 1 回、始めて 2 カ月経った頃にもう 1 回と定期的に参加してみてはいかがでしょう?

手の空いている方はゼロ。取材者はじっと待つのみです
手の空いている方はゼロ。取材者はじっと待つのみです

2 回目以降の参加で、離乳食スタート時の解説が不要な方が参加しやすいよう「講座が始まって 20 分くらいは入室できますので、少し遅れて参加しても大丈夫ですよ」とのこと!

離乳食教室の様子や離乳食メニューのテーマなどは、高知市母子保健課のInstagramでも発信されています。お悩みを感じたタイミングで参加してみてもいいかもしれしれません。

相談は高知市母子保健課の電話(088-855-7795)でも受け付けています。「離乳食についての相談です」と伝えると、担当者につないでくれます。

【今後の開催】2026年度は月1回。西部、東部でも開催されます

高知市の離乳食教室は、市内の 3 カ所で開催されています。

2026 年度の開催情報は、高知市母子保健課のウェブサイトで確認できます。

総合あんしんセンター

  • 次回:7 月 10 日(金)…試食は「乳製品」のメニューです。
  • その後:8 月 21 日(金)、9 月 11 日(金)、10 月 9 日(金)、11 月 6 日(金)、12 月 18 日(金)、2027 年 1 月 29 日(金)、2 月 26 日(金)、3 月 12 日(金)

高知市西部健康福祉センター

9 月 4 日(金)、2027 年 2 月 5 日(金)

高知市東部健康福祉センター

7 月 24 日(金)、10 月 23 日(金)、2027 年 1 月 22 日(金)

この記事の著者

吉川琴子

吉川琴子

苗木から育てた観葉植物が次々と葉を広げ、ついに私の背丈を超えました。身長を追い抜かれるってこんな気分?1994年生まれ。

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