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週刊高知の子どもニュース 2021年2月14~20日

今週は宿毛市の沖の島からニュースが届きました。小学 2 年生の西川璃久人君と、4 年生の増本奏太君が釣った魚が「メギス」という四国で初めて確認された魚だったそうです。西川君が出前授業などで交流のあった黒潮研究所に送ったことで判明し、2 人の名前入りの論文で発表されました。思い出に残る釣りになりました。

2021 年 2 月 14 ~ 20 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。

流木で生き物アート黒潮町で展示 小学生とデイケア利用者表現

(高知新聞 2021 年 2 月 14 日掲載)

高知県黒潮町入野の入野小学校1年生24人と、四万十市具同の渡川病院「デイケアいずみ」の利用者約15人が、それぞれ流木で生き物たちをユーモラスに表現した立体アート作品を制作した。黒潮町浮鞭のビオスおおがた情報館で3月14日まで展示されている=写真。

入野海岸で拾った流木を材料に、動物や魚などをかたどった。入野小学校児童は生活科の授業の一環として、クジラやサメ、タツノオトシゴなどを、貝殻やガラス片も使って工作。宮地乃碧(のあ)さん(7)は「クジラのしっぽの角度を決めるのが難しかった」と振り返った。

「デイケアいずみ」はハリネズミやワニ、ライオンなど数十体を約半年間かけて作った。利用者の女性(49)は「みんなが思いを込めて作りました。動物の表情に注目してほしい」と話していた。(幡多・今川彩香)

学校新聞づくりコンクール金賞4校を高知市で表彰 受賞者「学習に生かしたい」

中学校の部で金賞に輝き、賞状を受け取る大川筋中のグループ(県庁正庁ホール)
中学校の部で金賞に輝き、賞状を受け取る大川筋中のグループ(県庁正庁ホール)

(高知新聞 2021 年 2 月 14 日掲載)

高知県内の小中学生が取り組んだ2020年度「学校新聞づくりコンクール」の表彰式が13日、高知市内で行われ、部門トップの金賞に選ばれた4校の個人・グループに賞状が贈られた。

コンクールには県内55校から90点の応募があり、中学校と、小学校の低・中・高学年の計4部門で、金賞4点と銀賞8点を選出。金賞に四万十市の大川筋中、高知市の鴨田小、香美市の山田小の各グループと四万十市川登小1年の福田自然さんが輝いた。

表彰式には、金賞受賞者11人が出席。高知新聞社の松井直人教育・地域事業室長が「新聞づくりで考える力、表現する力、伝える力を得た。それを思い返しながら、これからも深い学びを続けてほしい」と呼び掛け、賞状と盾を手渡した。

2020年度で休校となる大川筋中3年、竹沢榛(しん)さん(14)は受賞あいさつで「最後に3人で協力して新聞を作れたことはいい思い出になった」と喜びを述べた。鴨田小5年の小笠原詩乃さん(11)は「伝わるように工夫することを学んだ。この経験は、今後の学習に生かしたい大きな財産になった」と意欲を新たにしていた。(岡林知永)

四方竹ずし、芋てん...南国市の地元食材で皿鉢作り 後免野田小6年生が挑戦

地元女性らに手ほどきを受けながら皿鉢料理を作る6年生(南国市の後免野田小学校)
地元女性らに手ほどきを受けながら皿鉢料理を作る6年生(南国市の後免野田小学校)

(高知新聞 2021 年 2 月 14 日掲載)

南国市下野田の後免野田小学校の6年生23人がこのほど、自分たちで育てた米など、地元食材での皿鉢料理作りに初めて挑戦した。完成した料理に舌鼓を打った児童は「家でも作りたい」と声を弾ませた。

同校は日頃から、田畑を借りて米や野菜作りを行うなど、地域と連携して食育を展開。その一環で10日、県農漁村女性グループ研究会の6人が指導し、のり巻きやサラダ巻き、いなりずし、四方竹ずし、芋てん、桃ゼリーなど8品を作った。

児童の多くは巻きずし作りも初めて。米を詰めすぎたり、具がはみ出たりと苦戦しながらも仕上げて皿に盛ると「思ったよりきれい!」と満足げだった。

同研究会の隅田るり子会長(71)は「大人になっても稲生の桃や四方竹など、古里の味を思い出してほしい」。窪田泰行校長(59)も「うちは給食の残食がほとんどない。今後も地元の食材に親しんでもらう活動を進めたい」としている。(横田宰成)

子どもと勤労者20チームが力走 四万十町で駅伝2大会

競り合いながらたすきをつなぐ子ども会駅伝のランナー(四万十町本堂)
競り合いながらたすきをつなぐ子ども会駅伝のランナー(四万十町本堂)

(高知新聞 2021 年 2 月 16 日掲載)

高知県高岡郡四万十町窪川地域で14日、第38回四万十町子ども会駅伝と第15回四万十町勤労者駅伝の2大会が開かれ、計20チーム100人がたすきをつないで疾走した。

四万十町本堂の四万十町窪川B&G海洋センターを発着する5区間9キロの周回コースを使用。新型コロナウイルス対策で距離を短縮し、式典も省略して催された。

選手らは、沿道の拍手を受けて力走。抜きつ抜かれつの白熱したレースを展開した。

13チーム出場の子ども会駅伝は、男子の部は仁井田Aが35分47秒で、女子の部は窪川Bが37分27秒でそれぞれ優勝。7チームで争った勤労者駅伝は、高幡自動車が30分17秒で、昨年に続いて制した。(井上太郎)

本山町で児童が炭焼き体験 4年生21人 伐採から窯出し

炭を窯出しする児童(本山町上関)
炭を窯出しする児童(本山町上関)

(高知新聞 2021 年 2 月 16 日掲載)

昔ながらの炭焼きを体験している高知県長岡郡本山町の本山小学校と吉野小学校の4年生計21人が15日、本山町上関地区で炭の窯出し作業をした。

児童は2013年から住民に教わりながら炭作りを学習。今年1月には住民とともに、カシやナラなど約2トンを伐採し窯入れしていた。

この日、窯の中から出来上がった炭約200キロを運び出した。吉野小学校の高石雷市(らいち)君(10)は「見た目も重さも生木と大違いでびっくり。お父さんにあげたら喜ぶかなあ」と笑顔で話していた。(竹内将史)

香美市の大栃小中学生が学習成果を合同で発表 活性化策を提案

児童生徒が古里の活性化策を提案した合同学習発表会(香美市の大栃小学校)
児童生徒が古里の活性化策を提案した合同学習発表会(香美市の大栃小学校)

(高知新聞 2021 年 2 月 17 日掲載)

小中一貫教育に取り組む高知県香美市物部町の大栃小学校と大栃中学校がこのほど、大栃小学校体育館で初の合同学習発表会を開いた。児童生徒58人が地域活性化など11テーマで提案、発表。保護者や住民はオンライン配信も活用して耳を傾けた。

両校は2020年度から、総合的な学習を軸に、児童の中学校体験や合同運動会などで連携を深めている。

13日の発表会では、小学生がいざなぎ流舞神楽を披露。移動スーパーや品ぞろえ豊富な商店など、地元の宝を掘り起こした手書き新聞も配布した。

中学1年生は、香南市赤岡町までの「塩の道」PRとして、自作したマップの名所をスマートフォンなどで読み取ると画像や動画が表示される拡張現実(AR)技術を活用したコンテンツを提案。

べふ峡温泉のキャンプ場計画に協力している中学3年生は活動を紹介し「ジビエのバーベキューやカヌーなど魅力的な自然体験がいっぱい。実現させたい」と力を込めた。

合同発表は保護者らにも「小中の枠を超えた学びの場になる」と好評。上村安和・大栃中校長は「9年間の学びを地域で共有してつながりを深め、子どもの成長を後押ししたい」と話している。(横田宰成)

児童が釣った魚「メギス」は四国初確認 宿毛市沖の島、黒潮生物研と論文発表

四国で初めてメギスを確認した3人。左から西川璃久人君、小枝圭太さん、増本奏太君(宿毛市沖の島町母島の沖の島小学校)
四国で初めてメギスを確認した3人。左から西川璃久人君、小枝圭太さん、増本奏太君(宿毛市沖の島町母島の沖の島小学校)

(高知新聞 2021 年 2 月 19 日掲載)

高知県宿毛市の沖の島小学校の児童2人が昨夏、四国初確認のメギスを島で釣り上げていたことが、このほど分かった。幡多郡大月町の公益財団法人黒潮生物研究所の研究員は児童と連名で論文を仕上げ、同研究所の学術誌に掲載している。

メギスは西太平洋に広く分布。国内では沖縄のサンゴ礁で見られるほか、八丈島や和歌山県でも少数ながら記録がある。沖の島でも釣れたという報告はあったものの、標本を伴う記録はなかった。

今回は昨年8月、同校2年の西川璃久人君(8)が母島地区の堤防で釣った。「見たことがなかった」ため、出前授業などで交流があった同研究所に写真を送ったところ、メギスと判明。その後、4年の増本奏太君(10)も釣り、標本として同研究所に提供した。

論文は小枝圭太研究員(34)が執筆し、研究所のオンライン学術誌で発表。毎日のように釣りに行くという児童2人は大喜びで、西川君は「将来は小枝さんみたいに魚に詳しくなりたい」、増本君も「うれしい。新しい魚をもっと見つけて驚かせたい」とにっこり。

共著者として2人の名を論文に記した小枝さんは「子どもの頃からこんなに豊かな海に囲まれていて、うらやましい。海の生き物が好きという気持ちを伸ばせるよう協力していきたい」と話していた。(新妻亮太)

ため池耐震工事 地元中学生見学 芸西村

丸塚池の耐震工事現場を見学する芸西中生ら(芸西村馬ノ上)
丸塚池の耐震工事現場を見学する芸西中生ら(芸西村馬ノ上)

(高知新聞 2021 年 2 月 19 日掲載)

高知県安芸郡芸西村馬ノ上にあるため池「丸塚池」の耐震工事について知ってもらおうと県安芸農業振興センターはこのほど、芸西中学校1年生に出前授業を行った。

丸塚池は1965年に整備された農業用ため池で、県内最大の30万5千トンを貯水できる。南海トラフ地震時に決壊する恐れがあるため、県が昨年3月から耐震工事をしており、今年6月ごろに完了する予定。

16日は教室で同センターの職員が、東日本大震災でため池が決壊し家屋に被害が出たケースを紹介。丸塚池が決壊した場合の浸水区域のシミュレーションを示した。

その後、生徒らは現地に移動し高所作業車で耐震工事の状況を見学した。仙頭翔真さん(13)は「ため池があることも、地震による決壊の危険性があることも知らなかった。工事が完了すれば安心できる」と話していた。(森部智成)

「性の違い認め合おう」高知市・朝倉中の生徒が学習発表

LGBTについて学んだことを校内放送で発表した生徒たち(高知市の朝倉中)
LGBTについて学んだことを校内放送で発表した生徒たち(高知市の朝倉中)

(高知新聞 2021 年 2 月 20 日掲載)

性的少数者について学習している朝倉中学校(高知市朝倉丁)の生徒グループが19日、同校で発表を行い、「セクシュアリティーは互いに認め合い、尊重していくもの。正しく学び、理解することが大切」と呼び掛けた。

発表したのは、「朝倉三町子ども会」中学会のメンバー9人。朝倉児童館(同市朝倉戊)で毎月、人権学習やスポーツに取り組んでいる。本年度は学習テーマを「LGBT」(性的少数者)に決め、県内当事者から直接話を聞くなどして理解を深めてきた。

校内放送で行われた人権集会で、学習成果を発表。性的少数者が人口の10%程度いることや、日常生活で使いがちな「男(女)らしくない」「彼氏(彼女)つくったら?」などの言葉で傷つく人がいると指摘。当事者らの切実な思いが実り、高知市で今月始まった「パートナーシップ登録制度」も紹介した。

3年生の町田虎太郎さん(15)は「LGBTのことをよく知らない生徒にも知ってもらいたいと思いました。もっと勉強をして、当事者を助ける『アライ』(性的少数者の理解者、支援者)になりたい」と話していた。(松田さやか)

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ココハレ編集部

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部員は高知新聞の社員6人。合言葉は「仕事は楽しく、おもしろく」。親子の笑顔に出合うことを楽しみに、高知県内を取材しています。

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