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中学生のワクチン接種が三原村で始まりました|週間高知の子どもニュース(2021年6月26~7月2日)

2021 年も折り返し、7 月に入りました。まだまだ雨が降ったりやんだりの日が続きますね。

幡多郡三原村は 25 日、中学生に対する新型コロナウイルスワクチン接種を県内で初めて行いました。村は 65 歳以上の高齢者への接種をほぼ終えて、村内の中学生約 20 人に意向調査票を送り、保護者が同意した生徒に対して接種しました。

2021 年 6 月 26 ~ 7 月 2 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。

高知県内初、中学生にワクチン接種 三原村で始まる

新型コロナワクチン接種を受ける中学生(三原村の三原診療所)
新型コロナワクチン接種を受ける中学生(三原村の三原診療所)

(高知新聞 2021 年 6 月 26 日掲載)

幡多郡三原村は25日、中学生に対する新型コロナウイルスワクチン接種を県内で初めて行った。

村は65歳以上の高齢者への接種をほぼ終えて、15日から16~64歳への接種が進む。さらに16日、村内の中学生約20人に意向調査票を送り、保護者が同意した生徒に対して接種した。

25日は放課後の午後3時半ごろから、同村来栖野の三原診療所に生徒が保護者と一緒に姿を見せた。1回目の接種を終えた女子生徒は「校外行事もあるので打とうと思った」と話した。

村は「子どもへの接種には多様な意見があり、本人や保護者に誹謗(ひぼう)中傷が及ばぬよう配慮したい」として接種人数などは非公表とした。

厚生労働省の専門部会は5月末、米ファイザー製ワクチンの接種対象年齢について12~15歳も認めた。村は12歳の小学生への接種方法についても検討を進めている。(新妻亮太)

池の水抜いたら...?越知町横倉山博物館で親子ら池の生き物「救出」

水が抜かれた池で生き物を採集する親子(越知町の横倉山自然の森博物館)
水が抜かれた池で生き物を採集する親子(越知町の横倉山自然の森博物館)

(高知新聞 2021 年 6 月 27 日掲載)

高岡郡越知町越知丙の横倉山自然の森博物館で26日、敷地内の池にすむ生き物の保護採集イベントが開かれた。清掃のために水を抜かれた池に親子連れら15人が入り、メダカやカエルなどを救出した。

池は博物館の内側に設けられた水庭。約470平方メートル、水深約15センチで、底には石灰岩の砂利が敷かれている。谷地森秀二学芸員によると、横倉山周辺には池や大きな水たまりがないため「水生生物の貴重な成育場所になっている」という。

博物館の外壁改修に伴い7月から池の中を清掃することになり、同館が生き物の〝レスキュー〟を企画。階段状に4段ある池のうち3段目までの水がほとんど抜かれ、参加者は砂利を掘って作られていた溝に残るメダカやヤゴを、網や手づかみで捕まえていった。

子どもたちは「いっぱいおる!」「そっち行ったで」と目を輝かせ、次々に捕獲。1時間ほどでメダカ約100匹のほか、オタマジャクシやツチガエル、ミズカマキリなどを採集し、水槽に移した。

生き物は一部を参加者が持ち帰り、残りは町内の池で保護する。高知市のはりまや橋小学校3年、安藤悠音(ゆうと)君(9)は「ここにこんなに生き物がおると思わんかった。いろんな種類のヤゴがおってびっくりした」と話していた。(楠瀬健太)

三原小児童が三原村特産の硯加工学ぶ

硯の原石をやすりで磨く児童ら(三原村の土佐硯加工製作所)
硯の原石をやすりで磨く児童ら(三原村の土佐硯加工製作所)

(高知新聞 2021 年 6 月 29 日掲載)

幡多郡三原村の三原小学校の4年生8人がこのほど、村特産の硯(すずり)を生産する土佐硯加工製作所(同村柚ノ木)を訪れ、歴史や作業工程の説明に耳を傾けたほか、原石を使った文鎮作りも体験した。

総合学習の一環で、24日は三原硯石加工生産組合の榎喜章組合長ら6人が出迎え。村内の国有林で黒色粘板岩を切り出し、のみで削って硯にする工程を解説し「重さ30キロを超える大きな原石もある」「昔ほど売れなくなったが、硯以外の花器などにも加工している」と紹介した。

文鎮作りでは、児童は長さ約30センチの柱状に切られた原石を、紙やすりや砥石(といし)で丁寧に磨いていった。平らに仕上げた底面にきりで名前も彫り、宮口蒼史君(9)は「初めて体験したけど、力が必要で大変。文鎮は習字の授業で使いたい」と満足げに話していた。(新妻亮太)

避難路改善へ...児童が高齢者疑似体験 高知市浦戸小

動きを制限する器具を着けて避難路を歩く浦戸小児童(高知市浦戸)
動きを制限する器具を着けて避難路を歩く浦戸小児童(高知市浦戸)

(高知新聞 2021 年 7 月 1 日掲載)

お年寄りが災害時に避難する時の課題を学ぼうと、高知市浦戸の浦戸小の3、4年生15人が30日、屋外の避難路などで高齢者の疑似体験を行った。

同小児童と地域住民は1月、学校近くに全長465メートルの避難路を整備。住民の中には、「高齢で体が動きません」との声があったことなどから、避難路の改善に生かそうと疑似体験を企画した。

福祉の専門家を講師に招き、児童らは動きや視界を制限する器具や耳栓を着けて段差を上ったり、細かな作業に挑んだり。器具を着けて避難路を歩いた児童は「手足が重い」「見えにくい」と、茂る草木や道幅の狭さが避難を妨げることを実感。「一緒に逃げる時は手を握ってあげんと」と、手助けの大切さも学んでいた。

4年の八百川笑花(えみか)さん(9)は「膝が曲げにくく、階段が大変やった。お年寄りが困っちょったら肩を貸してあげたい」と話していた。(玉置萌恵)

高知市第六小を交通安全モデル校に指定 高知署

(高知新聞 2021 年 7 月 2 日掲載)

高知署は6月30日、高知市升形の第六小学校を交通安全モデル校に指定した。全校児童186人が、手を上げて横断▽止まってくれた車へのお礼―などを心掛ける。

同校での指定式=写真=で指定書を受け取った6年の北岡依知佳さん(11)は「交通ルールを守り、地域の方に対しても礼儀正しく行動したい」。同署の吉本奉史交通課長は「(同校周辺は)通勤通学の人で混雑する。必ず周囲を確認して横断歩道を渡ってほしい」と呼び掛けていた。

この記事の著者

小笠原雄次

小笠原雄次

息子と娘はすでに成人。孫ができるのはいつになるか。趣味はテニス。体調管理も兼ねてプレイしてます。1963年生まれ。

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