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6歳の松下真奈ちゃんが英検2級に一発合格しました!|週刊高知の子どもニュース(2023年9月4~10日)

6歳の松下真奈ちゃんが英検2級に一発合格しました!|週刊高知の子どもニュース(2023年9月4~10日)

高知市の幼稚園児・松下真奈ちゃんが、高校卒業程度の英語力が必要とされる英検 2 級に一発合格しました。真奈ちゃんは現在 6 歳で、3 歳から本格的に英語を学んでいます。1 日 4 時間ほどの勉強は「ゲーム」感覚で臨んでいたそうです。

2023 年 9 月 4 ~ 10 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。

自分に合う競技見つけよう 宿毛市で児童向け体験会

(高知新聞 2023 年 9 月 4 日掲載)

子どもたちがスポーツに挑戦するきっかけをつくろうと、宿毛市山奈町芳奈の市総合運動公園で3日、児童向けの体験会が開かれ、20人がバスケットボールなど4競技の魅力に触れた。

スポーツ体験会でバスケットボールに挑戦する児童(宿毛市総合運動公園)
スポーツ体験会でバスケットボールに挑戦する児童(宿毛市総合運動公園)

高知県の事業の一環で、高知ファイティングドッグス(高知市)が企画。市内外の小学3~6年生が参加し、バスケットボールとレスリング、相撲、サッカーを体験した。

児童は、地元スポーツクラブの指導者らから体の動かし方を教わった後、ドリブルやシュート、タックルなどに取り組んだ。初挑戦のスポーツに苦戦する子どももいたが、周囲から「頑張れ!」と声援が送られ、気持ちよく汗を流していた。

川久保力一(りきひと)君(9)=土佐清水市=は「難しかったけど、楽しい。バスケやってみたいかも」とにっこり。同社の浅利章太さん(37)は「いろんな競技に触れた分だけ、体を使う感覚も養われる。自分の可能性を広げてほしい」と話していた。

体験会は高知市と安芸市でも11月に開かれる。(坂本出)

「普通」にとらわれぬ社会を 少年の主張高知県大会、和田さん(北陵中)最優秀

(高知新聞 2023 年 9 月 5 日掲載)

高知県内の中学生による「少年の主張」県大会が3日、高知市本町4丁目の県民文化ホールで開かれ、「『普通』にとらわれない社会へ」と題して発表した南国市の北陵中3年、和田陽南子さん(14)が最優秀賞に輝いた。

熱弁を振るう和田陽南子さん(高知市の県民文化ホール)
熱弁を振るう和田陽南子さん(高知市の県民文化ホール)

県大会は青少年育成県民会議の主催。372人の中から選ばれた9人が「コンプレックスは武器になる?」「『だけど』の可能性」などの演題で、5分ずつ熱弁を振るった。

和田さんは「普通とは多数派の意見や慣習」と主張。小学生時代は縄跳びが苦手だったが、担任や同級生に「普通はできる」と言われ、「できないことは悪いことなのか」と思うようになったと振り返った。結局、上手に跳ぶことはできなかったが、音楽や作文など自分の輝ける場所を見つけたという。

「人はそれぞれ違うのになぜ普通という基準で評価するのか」「私たちは多数派と異なる考えを持った場合、それを間違いとみなしてしまう」と訴え、「私は将来、周りの個性を引き出す仕事に就きたい」と夢を語った。

和田さんは中国・四国ブロック審査に推薦される。同ブロックの上位2人が、11月に東京で行われる全国大会(12人出場)に挑む。(田代雄人)

新生児に木のぬくもりを 四万十町が積み木やいす贈呈 森林環境譲与税活用し本年度から

(高知新聞 2023 年 9 月 6 日掲載)

四万十町は本年度から、町内で生まれた新生児に木製の玩具やいすなどを贈る事業を始めた。町産材を使った複数の製品から選ぶことができ、4日は初の贈呈者となった乳児に、中尾博憲町長がゆりかごやブランコなど多岐に使える製品を届けた。

新生児に贈られる木の玩具
新生児に贈られる木の玩具

人口減が続く中、子どもの誕生を祝い、木に触れる木育につなげようと始めた「四万十の木ふれあい木育推進事業」。子どもが生まれた家庭に出産祝い金(第2子まで各10万円、第3子以降30万円)を贈る独自制度に加えて、国の森林環境譲与税を活用し、町内産の杉やヒノキなどを材料にした木製品を贈る。

贈呈品は5業者の8点。立体パズルのように組み立てられるいすや、犬やウサギをかたどった車、積み木などで、1万6千円台~3万8千円相当(送料込み)から1点が選べる。本年度は60人前後の出生を見込み、予算は約200万円。

母の吉本友美さんに抱かれ、木の製品を受け取った樹生ちゃん(四万十町土居)
母の吉本友美さんに抱かれ、木の製品を受け取った樹生ちゃん(四万十町土居)

贈呈第1号は同町土居の会社員、吉本健士さん(41)と友美(ゆみ)さん(39)夫妻の次男、樹生ちゃん=生後4カ月。同町米奥の木工作家、大川内憲作さん(67)が製作した、ゆりかごや洋服掛けなどにも使える「桧(ひのき)の木育ラック」が選ばれ、中尾町長らが自宅を訪ねて贈呈した。

「木の温かさを感じながら、健やかに育って」と祝福した中尾町長に、樹生ちゃんを抱いた友美さんは「木のぬくもりもいいし、先々まで使っていきたい」と喜んでいた。

同町は今後、贈呈品の種類を増やしたい考えで、町内産の木を使うことを条件に高知県内の加工業者の提案を募っている。問い合わせは町農林水産課林業振興室(0880・22・3113)へ。(小林司)

園児18人が野球に挑戦 芸西村 ファイティングドッグス選手が手ほどき

(高知新聞 2023 年 9 月 7 日掲載)

大リーガーみたいにかっ飛ばすよ! 芸西村和食甲の芸西幼稚園で5日、高知ファイティングドッグス(FD)による野球体験教室が開かれ、園児18人が夢中でボールを追った。

バッティングに挑戦する園児(芸西村和食甲の芸西幼稚園)
バッティングに挑戦する園児(芸西村和食甲の芸西幼稚園)

幼いうちから野球に興味を持ってもらおうと、県内の幼稚園や保育所で体験教室を開いているFD。この日は、釜谷竜哉投手(24)やチームのスクールコーチ、尾崎由基さん(23)らがボールの投げ方やバットの振り方をゲームを交えながら指導した。

米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手にちなんだ「オオタニ!」コールを一身に受け、プラスチック製のバットを握った男の子は、園庭の端まで打球を飛ばした。大中玖空莉(くくり)ちゃん(6)は「投げるのが楽しかった」と喜んでいた。(宮内萌子)

6歳園児が英検2級に一発合格! 高知市の松下真奈ちゃん 1日4時間の勉強は「ゲーム」感覚

(高知新聞 2023 年 9 月 8 日掲載)

高知市の幼稚園児、松下真奈ちゃん(6)が、高校卒業程度の英語力が必要とされる英検2級に一発合格した。1日4時間ほどの勉強は「ゲーム」感覚で臨んでいたそうで、「レッスンが楽しい。先生と野菜ジュースを飲んでお菓子を食べるのも楽しい」とほほ笑んだ。

6歳で英検2級に合格した松下真奈ちゃん(高知市百石町1丁目)
6歳で英検2級に合格した松下真奈ちゃん(高知市百石町1丁目)

幸平さん、利佳子さん夫妻の一人娘。「英語はできません」と苦笑いする夫妻は「海外の友達ができると世界が広がる。人生が豊かになる」と、2歳から市内のインターナショナルプリスクールに通わせた。

3歳から学習塾で本格的に英語を学び始め、2021年に英検5級に合格。翌年には4~準2級を次々とクリアした。塾に週2日通い、宿題も毎日1~2時間。ほぼ毎日、フィリピン人のオンラインレッスンを受けてきた。

ただ、「難しい問題を園児にやらせていいのか、葛藤があった」と両親。「無理しなくていいよ」と声を掛けたが、真奈ちゃんは「受けたい」と答えたそうで、「英語に関しては負けず嫌い。分からないのが悔しいみたい」。さらに知人の先生に週2、3日は教えてもらったという。

真奈ちゃんが合格に向けて記した英文
真奈ちゃんが合格に向けて記した英文

2級ともなると、設問には園児に難しい言葉が出る。「Global warming」という単語は読み書きできても「地球温暖化」の概念がピンと来ない。そこで先生が絵を描いたり、両親がタブレットで映像を見せてイメージさせたりしてきたという。

1次試験は筆記85分、リスニング25分。選択問題が中心だが、筆記の最後には記述もある。環境、経済、教育、国際問題などの時事ネタを題に自分の意見が求められ、受検時には「新築の家にはソーラーパネルの設置が求められている街がある。将来このような街が増えることをどう思うか」と問われた。

真奈ちゃんは「環境を汚染することなく電気をつくれる。電気を買わなくてもいいのでコストダウンにつながり、みんなが幸せになれる」と回答したそうで、見事に一発合格。沸く周囲をよそに、真奈ちゃんはきょとんとしていたそうで、7月の2次試験の面接後も「難しくなかった。楽しかった」。あっけらかんと話していたという。

「英語は面白い。なんか分からんけど楽しい」とにっこり笑顔の真奈ちゃん。「絶対1級も合格する」と意気込むが、目下の目標は鉄棒の逆上がりができるようになること。将来は「パン屋さんとお花屋さんになりたい」と、あどけない表情で語った。 (加治屋隆文)

全国的人気の動物園は長寿が多い?高知・のいち動物公園、敬老の日前に園児が絵のプレゼント

(高知新聞 2023 年 9 月 9 日掲載)

敬老の日(18日)を前に、香南市野市町大谷の高知県立のいち動物公園でこのほど、地元の幼稚園児が長生きしている動物たちに手描きの絵をプレゼントした。

動物の絵をプレゼントする子ども(香南市の県立のいち動物公園)
動物の絵をプレゼントする子ども(香南市の県立のいち動物公園)

同園では、シロテテナガザルの「チャコ」(雌、37歳)、国内最高齢のセネガルショウノガンの「黒」(雌、推定27歳)、フンボルトペンギンの「紫」(雄、31歳)、フタユビナマケモノの「アミーゴ」(雄、推定29歳)といった〝ご長寿さん〟が元気に過ごしている。

5日に野市幼稚園の年長組24人が来園し、この4匹を見学。「長生きしてね」と飼育員に絵を手渡した。紫の展示場で、飼育員が「日陰で横になっていることが多いけど、ご飯はいっぱい食べています」と紹介すると、子どもたちは興味津々な様子で見つめていた。

セネガルショウノガンを描いた岡弦輝ちゃん(6)は「かわいいから好き。元気に長生きしてほしい」とにっこり。園児が描いた絵は18日まで園内に展示される。(玉置萌恵)

「生まれてきた人たちはみんな表現者」 映画監督・安藤桃子さんが大篠小で授業 南国市

(高知新聞 2023 年 9 月 10 日掲載)

高知県在住の映画監督、安藤桃子さん(41)がこのほど、南国市大そね甲の大篠小学校で出前授業を行い、6年生約130人に「みんなが創り手になれる時代。生まれてきた人たちはみんな表現者」と語りかけた。

児童の質問に答える安藤桃子さん(南国市大埇甲の大篠小学校)
児童の質問に答える安藤桃子さん(南国市大埇甲の大篠小学校)

古里をテーマにした総合的な学習の一環で、県外から移住した安藤さんに高知の魅力や映画監督としての志を話してもらおうと、同校が7日に招いた。

拍手で迎えられた安藤さんは、ぴょんぴょん跳びはねながら登場。映画について「テレビは不特定多数に届くけど、映画は『よし行こうか』と思わせないといけない」と難しさを説明し、「同じ絵でも人によって感じ方が違う。映画も一緒。見る人の感性と心が反応して、初めてアートになる」と持論を話した。

児童から本県に移住した理由を問われると、「山、川、海全部あって、風が生きちゅうと感じる。独りぼっちだと思うことがなくなった」とにっこり。「いつかみんなと映画を作ってみたい」と夢を語った。

安藤さんは、子どもたちが制作した学校の紹介動画を見て講評。「リアルな音を出すと、より立体的になる」などと伝え、「何を伝えたいかを大切にして」とアドバイスを送っていた。

西村来優(りゆな)さん(12)は「県外の人から見ても、高知ってすごいところなんだって思えた。動画のアドバイスももらえたので、カメラワークや文字入れも工夫したい」と話していた。(玉置萌恵)

牧野博士ゆかりの植物がポスト彩る 道の駅にお目見え 佐川町

(高知新聞 2023 年 9 月 10 日掲載)

佐川町出身の植物学者、牧野富太郎博士ゆかりの植物がラッピングされた郵便ポストが9日、同町加茂の「まきのさんの道の駅・佐川」にお目見えし、地元の園児約30人が敬老の日を控え祖父母に宛てた手紙を投函(とうかん)した。

牧野富太郎博士ゆかりの植物がラッピングされた郵便ポストに手紙を投函する園児(佐川町加茂)
牧野富太郎博士ゆかりの植物がラッピングされた郵便ポストに手紙を投函する園児(佐川町加茂)

NHK連続テレビ小説「らんまん」放映などの牧野ブームを盛り上げようと、伊野郵便局(いの町)が道の駅の入り口近くに設置。スエコザサやサカワサイシン、ジョウロウホトトギスといった植物が色鮮やかにデザインされている。

この日行われた除幕式で、園児らは「いっしょにあそんでくれてありがとう」「げんきでいてね」など、祖父母への思いを込めてつづった手紙を次々にポストへ。黒岩中央保育所の田元葉夏(はな)ちゃん(6)は「ポストの花がかわいくてきれい。早く手紙を読んでほしい」と喜んでいた。(乙井康弘)

 

高知の子どもたちや教育に関するニュースは高知新聞Plusでご覧いただけます。

この記事の著者

小笠原雄次

小笠原雄次

息子と娘はすでに成人。孫ができるのはいつになるか。趣味はテニス。体調管理も兼ねてプレイしてます。1963年生まれ。

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