子育て
アイコン:子育て

馬路小の5、6年生と馬路中の生徒がお弁当を手作り!「馬路式お弁当の日」が始まりました|週刊高知の子どもニュース(2023年10月16~22日)

馬路小の5、6年生と馬路中の生徒がお弁当を手作り!「馬路式お弁当の日」が始まりました|週刊高知の子どもニュース(2023年10月16~22日)

馬路村の恒例行事「馬路式お弁当の日!」が始まりました。馬路小学校の 5、6 年生と馬路中学校の子どもたちが毎月 1 回、自分で調理したお弁当を持参します。中学を卒業後、村外で暮らす子どもが多く、お弁当作りで自炊の力を磨いていきます。

2023 年 10 月 16 ~ 22 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。

175人19校を表彰 新聞感想文コンクール 高知県内の小中高生

(高知新聞 2023 年 10 月 16 日掲載)

高知県内小中高生を対象にした「第20回新聞感想文コンクール」の表彰式が15日、高知市で開かれ、80校から寄せられた計3539点から入賞した児童生徒に表彰状が手渡された。

笑顔で表彰状を受け取る受賞者(高知市鷹匠町1丁目)
笑顔で表彰状を受け取る受賞者(高知市鷹匠町1丁目)

高知新聞販売所でつくる高新会と高知新聞社が「新聞を見て、読んで感じたこと」をテーマに募集。小学は43校1533点、中学は27校1287点、高校は10校719点の応募があり、小中高合わせ、最優秀5人、優秀25人、優良50人、入選95人、優秀学校賞3校、参加奨励賞16校を選んだ。入選は今回から新設した。

式典は新型コロナ禍を経て4年ぶりの通常開催となり、受賞者と家族ら約90人が出席。審査員を代表し、元吾北小学校教頭の高橋美智子さんが「身近な話題から世界の出来事まで内容をよく理解し、自分の言葉で豊かに表現されていた」と講評した。

小学生低学年の部で最優秀となった野市東2年の下元清加さんは「漢字の手書き習慣が認知症の進行を遅らせる可能性がある」という記事を題材に選んだ。難しい読みの漢字を書き取るのが好きだといい、「私の好きなことが脳の刺激になり患者さんが減るのはうれしい。漢字を手書きすると読み方や意味など発見がいっぱい。たくさんの人に大切さが伝わればいい」と話していた。(新田祐也)

「新聞配達に関するエッセーコンテスト」入選 本川中の森さん表彰

(高知新聞 2023 年 10 月 17 日掲載)

日本新聞協会の「第30回新聞配達に関するエッセーコンテスト」で入選した、いの町の本川中学校1年、森江里さん(12)への表彰状授与式が16日、高知市本町4丁目の高知新聞社で行われた。

同コンテストは新聞配達や販売所にまつわるちょっといい話などを募集。全国から3223編の応募があり、森さんの「音の正体」は中学生・高校生部門で入選した。

熊本県出身の森さんは、山口県岩国市に山村留学していた小学6年時、毎朝早くに聞こえる「ゴトン」という音が気になり、正体を確かめると「新聞が配達される音」だったと紹介。「届ける人の思いが、いっぱい詰まった新聞だ」「『ありがとうございます』と心から伝えたいと思う」と締めていた。

式では、松岡和也・地域読者局長が表彰状と副賞を授与。本年度から本川中に山村留学している森さんは「配達してくれる人や地域の人、学校の寮で働いてくれている人への感謝を込めて書いた。国語の先生に見てもらい、何度も書き直したのでうれしい」と話していた。(加藤風花)

宮城の小中生が南国市訪問 姉妹都市・岩沼市 児童生徒と交流

(高知新聞 2023 年 10 月 18 日掲載)

南国市と50年にわたり姉妹都市提携を結ぶ宮城県岩沼市の小中学生10人が17日、南国市の小中学校を訪れ、交流を深めた。

防災の取り組みを発表する宮城県岩沼市の児童(南国市の十市小学校)
防災の取り組みを発表する宮城県岩沼市の児童(南国市の十市小学校)

両市は県庁所在地に隣接し、空港があるといった共通点を持つことから1973年に姉妹都市になった。岩沼市からの小中学生の訪問は2019年に始まり、今年が3回目。8校の児童生徒と教員ら計20人が来高し、16日から2泊3日の日程で南国市内の学校や香美市の龍河洞などを訪ねる。

17日は児童が十市小学校(南国市緑ケ丘1丁目)、生徒が香長中学校(同市大そね乙)をそれぞれ訪問。十市小ではよさこい鳴子踊りの歓迎を受けた後、防災の取り組みを発表し合った。

十市小の6年生は地震時に身を守る「カエルのポーズ」を説明。岩沼市の児童も揺れるマットの上でこのポーズを取り、体勢が崩れにくいことを体感した。一方、岩沼市の児童はさまざまな避難訓練を年15回ほど行ったり、地域の防災キャンプに参加したりしていることを紹介。十市小児童は訓練の種類や回数に驚き「私たちもやってみたい」と刺激を受けていた。

給食も一緒に食べた岩沼市の玉浦小学校5年、結城岳君(11)は「十市小のみんなの防災意識が高いことが分かった。仲も一気に深まったので、これからも交流が続くといいな」と振り返った。(上野芙由子)

お弁当で自炊力向上 馬路小中 本年度も月1回自作

(高知新聞 2023 年 10 月 18 日掲載)

馬路村の児童生徒が自ら調理した弁当を持参する恒例行事「馬路式お弁当の日!」が17日、村の馬路小学校と馬路中学校で始まった。来年2月まで月1回、自炊の力を磨く。

初めての「お弁当の日!」を迎え、力作を披露する小学5年生(馬路村の馬路小学校)
初めての「お弁当の日!」を迎え、力作を披露する小学5年生(馬路村の馬路小学校)

村には高校がなく、中学を卒業すると大半の子どもは村外で暮らす。自活には食の充実が欠かせないとして、PTAの呼びかけで11年前に始まった。

児童は主食、主菜、副菜の割合や調理法、詰め方などを事前に学習。献立のほか、調理時間や前日に寝る時間なども計画を立てて備えた。

この日お弁当デビューした5年生は、サツマイモご飯や卵焼き、おひたしなどを彩りよく詰めた力作、労作を披露。「うまくできてうれしい」と喜びつつ、「朝5時に起きたので眠たい」「お母さんの大変さが分かった」と自炊の苦労が身に染みた様子だった。

上治愛璃さん(10)は、ささみフライを前の晩に揚げて朝の負担を軽減。「自分の好物が入ったお弁当はおいしい。次は卵焼きの火加減に気をつけたい」と話していた。(深田恵衣)

初の全国小学生ウミガメ会議 オンラインで春野2校が参加 高知市

(高知新聞 2023 年 10 月 19 日掲載)

ウミガメの保護に取り組む全国4県の6小学校による「第1回全国小学生ウミガメ会議」が17日、オンラインで開かれた。春野東小(高知市春野町東諸木)と春野西小(同町弘岡中)の4年生計約100人は、春野海岸での産卵回数や飼育の取り組みなどを紹介した。

飼育しているウミガメについて発表する春野西小の児童(高知市)
飼育しているウミガメについて発表する春野西小の児童(高知市)

静岡県御前崎市の御前崎小が、ウミガメや環境を守る機運を高めようと企画。保護活動などに取り組む学校に参加を呼び掛けた。

会議では、静岡の2校や沖縄県瀬底島の瀬底小が、浜にゴミを捨てないよう呼び掛けるポスターを作ったり、水族館の協力で学習したりといった取り組みを発表。鹿児島県南九州市の松ケ浦小(全校児童16人)は、今年は初めて上陸も産卵もなかったとし、台風が続いた上、海面上昇で砂浜が減少したことも背景にあるのではとして「今年で閉校になりますが、保護活動は続けたい」と報告した。

春野東小は春野海岸で確認された産卵数が年々減っていること、春野西小は「くろ」と「しお」と名付けたウミガメを地域の協力で飼育していることなどを報告した。

同小4年の畠山華鈴さん(10)は「いろんな地域とウミガメを守っていきたいという思いが強まった」と話していた。(加藤風花)

お気に入りの本探そう 須崎市の小中学校で選書会

(高知新聞 2023 年 10 月 20 日掲載)

須崎市の市民グループ「日本で一番子どもたちが本を読むまちをつくる会」がこのほど、同市吾井郷乙の吾桑小学校で選書会を開催した。同会は毎年、企業などからの寄付で市内の児童生徒らに本を1人1冊贈っており、同校の1~6年生50人は体育館の床にずらりと並ぶ中からお気に入りの本を選んだ。

たくさんの中から見つけたお気に入りの本を手に取り、夢中になる児童ら(須崎市の吾桑小学校)
たくさんの中から見つけたお気に入りの本を手に取り、夢中になる児童ら(須崎市の吾桑小学校)

同会は2006年以降の17年間で、計約4万4千冊を寄贈。今年は約1800冊を予定しており、9~11月に市内の全公立小中13校で選書会を開催。選ばれた本は2学期中に、各校の学級文庫に届ける。

16日は、活動に協力する金高堂書店(高知市)がチョイスした絵本や図鑑、小説、人気ゲームのキャラクターが登場するドリルなど約700冊がずらり。新刊も多く取りそろえられ、児童は気になる表紙を見つけては手に取ってめくり、本の世界に引き込まれていた。

2年の高橋空良君(7)が選んだのは、おばけの図鑑。「全部のおばけに『こうすれば大丈夫』っていう追い払う秘密を書いちゅう。これを読んだら、もう怖くない!」とにっこり。

会長の和田耕造さん(57)は「市内でも9月に書店が閉店し、本に出合う場が減った。今後も、子どもがたくさんの中から好きな本を選べる機会をつくっていきたい」と話していた。(蒲原明佳)

須崎の街 久々の御神幸 賀茂神社大祭 太刀踊りも

(高知新聞 2023 年 10 月 22 日掲載)

須崎市多ノ郷甲の賀茂神社で20日、秋の大祭があり、市街地で4年ぶりに御神幸(おなばれ)が行われた。県無形文化財「多ノ郷の太刀踊り」(花取り踊り)の踊り子やおみこしの行列が、太鼓やほら貝の音色に導かれて港町を練り歩いた。久々のにぎわいに、お年寄りらがそっと手を合わす姿も見られた。

太刀踊りの踊り子らの行列が久しぶりに市街地を練り歩いた(須崎市新町2丁目)
太刀踊りの踊り子らの行列が久しぶりに市街地を練り歩いた(須崎市新町2丁目)

古くは山裾の神社から約2・5キロ離れた浜町まで歩いたというが、交通量が増えた50年ほど前からは、途中の大間で折り返す年もある。今回は、みこしが軽トラック、踊り子らはバスで移動し、最後の駅前通りを魚市場近くまで練り歩く。

久しぶりの御神幸に、浜川一雄さん(82)=原町2丁目=は店先に出て、行列を先導するてんぐににこにこ。「昔はどこまでも追わえられたねえ。子どもが少のうなったき、おとなしいけど」。妻の恵子さん(82)は「ありがたいねえ」と手を合わせた。

のぼりが風にゆれる岸壁に着くと、おみこしは一休み。男子小中学生10人が花取り踊りを舞った。山鳥の羽の頭をなびかせ白刃を手にりりしく踊り、長さ20メートルの太いしめ縄を一振りで断つと、見守る人々が拍手を送った。

御神幸を終えた岡田博親宮司(54)は「まちなかの人口が減り、氏子も年を取ったけれど、ここで絶やすわけにはいかないので」とほっとした様子だった。(蒲原明佳)

 

高知の子どもたちや教育に関するニュースは高知新聞Plusでご覧いただけます。

この記事の著者

小笠原雄次

小笠原雄次

息子と娘はすでに成人。孫ができるのはいつになるか。趣味はテニス。体調管理も兼ねてプレイしてます。1963年生まれ。

関連するキーワード

LINE公式アカウントで
最新情報をチェック!

  • 週に2回程度、ココハレ編集部のおすすめ情報をLINEでお知らせします。

上に戻る