北川村産ユズのハンドクリームがを全国で販売。北川中学校の3年生がチューブをデザインしました!|週刊高知の子どもニュース(2023年11月13~19日)
![北川村産ユズのハンドクリームがを全国で販売。北川中学校の3年生がチューブをデザインしました!|週刊高知の子どもニュース(2023年11月13~19日)](https://kokoharekochi.com/wp-content/uploads/2023/11/b476230ff9fb3d42027f0c79045eda6396d36184.webp)
地域の特産物を使った学びのニュースが入ってきました。
北川村のユズを使ったハンドクリームが 11 月から全国で販売されています。チューブのデザインに携わったのは、北川中学校の 3 年生たち。「村のファンを増やしたい」と意気込んでいます。
南国市の三和小学校の 5 年生は、土佐ジローの卵を使ったオムライスやホットケーキ作りに挑戦しました。
2023 年 11 月 13~19 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。
目次
アイス屋、大工さん…職業体験楽しい 親子連れらでにぎわう いの町
(高知新聞 2023 年 11 月 14 日掲載)
自然の中で子どもたちが職業体験を楽しむイベント「体験の国ほのほの王国」が12日、いの町清水上分のグリーンパークほどので開かれ、大勢の親子連れらでにぎわった。
![木工での小物作りなど、さまざまな職業を体験する親子連れら(いの町のグリーンパークほどの)](https://kokoharekochi.com/wp-content/uploads/2023/11/2f99fdf5605be22317d9e85c7d3a9a85b5da28d4-1.webp)
町観光協会や町などでつくる実行委員会の主催。2020年から新型コロナウイルスなどの影響で中止が続き、今回は4年ぶりの開催となった。
この日は24のブースが並び、訪れた幼児や児童が多彩な職業を体験。お菓子をトッピングしてアイスのパフェを作る「アイスクリーム屋さん」や、トンカチなどを使って本格的に家の骨組みを組み立てる「大工さん」のほか、スノーボードなどのスポーツ体験も人気を集めていた。
また、どのブースが一番面白かったかを決める選挙体験や、子どもだけの餅投げも行われ、会場は大いに盛り上がっていた。(谷川剛章)
国際交流のコツは? 高知市の浦戸小児童ら学ぶ カナダと結んでオンライン授業
(高知新聞 2023 年 11 月 16 日掲載)
高知市の浦戸小学校の1、2年生計18人が15日、県のよさこいアンバサダーを務める田中恵美子さん(45)=カナダ在住=とオンラインでつながり、外国の人とうまく交流するこつを学んだ。
![カナダ在住のよさこいアンバサダーとのオンライン授業(高知市浦戸の浦戸小)](https://kokoharekochi.com/wp-content/uploads/2023/11/a0649b047e2c0fe9ebfb0e90f7fbfb7688a52eae.webp)
本県には来年2月、内閣府の事業「世界青年の船」に乗る、アルゼンチンやヨルダンなど13カ国の大学生らが訪れ、8日間滞在する。同校には約30人が訪問する予定で、児童が地域の姿や、防災の取り組みを紹介するほか、1、2年生が鳴子踊りを披露する。
田中さんは多国籍の「高知県よさこいアンバサダー絆国際チーム」代表を務めており、こうした経験を元にアドバイスした。
児童はまず英語で「僕はトカゲが好き」「私はかき氷が好きです」と自己紹介。田中さんは、衣装や鳴子を見せながら「よさこいのおかげで世界中に友達ができた」と話し「大事なのは笑顔。今日の自己紹介みたいに、相手の顔を見ながら大きな声で話して」と呼び掛けた。
2年の北岡桜菜(さな)さん(7)は「緊張してしまって難しいけど、笑顔で話せるように頑張りたい」と意気込んでいた。(加藤風花)
行政相談を身近に 夜須小で出前授業 香南市
(高知新聞 2023 年 11 月 16 日掲載)
総務省高知行政監視行政相談センターなどによる出前授業が14日、香南市夜須町西山の夜須小学校で行われ、6年生18人が通学路など身近にある危険箇所の改善を要望した。
![通学路などの危険箇所を指摘する児童たち(香南市の夜須小学校)](https://kokoharekochi.com/wp-content/uploads/2023/11/af90db8be8a776f103c14bd17424e02e2cd6b784.webp)
行政相談委員は同省から委嘱された民間有識者で県内に58人おり、香南市の委員は5人。ボランティアで住民の相談に乗り、行政に橋渡しする役割を担う。
授業では、夜須地区担当の宗円良一さん(82)が立法、行政、司法の三権分立などを説明し「普段使う水道や道路は行政のもの。みんなの生活と深く関わっている」。センター職員は、道路の修繕や老朽化した遊具の交換など、相談を基にした事例などを紹介した。
その後児童は、通学路の地図を見ながら「建物で死角になって車が見えない。カーブミラーを付けて」「夜道が真っ暗で街灯がほしい」などと指摘。職員らは地図に書き込んでメモを取り、宗円さんは「実際に現場に行って確かめ、結果を伝える」と児童に約束していた。(玉置萌恵)
北川村産ユズのハンドクリームを全国で販売 中学生がチューブをデザイン 「ウテナ」が協力、種からオイル抽出
(高知新聞 2023 年 11 月 18 日掲載)
北川村の北川中学校3年生がチューブのデザインに携わったハンドクリームが、 今月から全国で販売されている。化粧品メーカーの「ウテナ」(東京)が協力した村産ユズを使った商品の第2弾で、限定2万個。生徒たちは「村のファンを増やしたい」と意気込んでいる。
![北川中学校の生徒がパッケージデザインを手がけたハンドクリーム](https://kokoharekochi.com/wp-content/uploads/2023/11/b476230ff9fb3d42027f0c79045eda6396d36184.webp)
同社は村と包括連携協定を結んでおり、昨年度はユズを使ったせっけん「ユトワ」の開発、商品化をサポート。本年度は、種から抽出したオイルを保湿成分として配合したハンドクリームを販売することになった。
生徒は七つのユズが並んだデザインを考案。1日、よどやドラッグなど全国のウエルシアグループ約2千店舗で販売が始まった。
![都内のPRイベントで村産品を販売する生徒ら(東京・有楽町の東京交通会館)](https://kokoharekochi.com/wp-content/uploads/2023/11/976cde6b670842ed4adab428fc8b3e71567f1925.webp)
今月上旬、生徒らはPRのため東京都千代田区の東京交通会館でハンドクリームをプレゼントするイベントを実施。村産品の販売やクイズなどを通し、200人以上の来場者にユズや村の名前を売り込んだ。
小山翔さん(15)は「ユズは北川村を未来につないでいくための鍵になる。大勢の人が来る場所でユズの魅力を発信できてよかった」と話していた。(深田恵衣)
カツオを「食べるプロ」に 久礼中生がさばいて学習 中土佐町
(高知新聞 2023 年 11 月 18 日掲載)
中土佐町久礼の久礼中学校で16日、特別授業「久礼のかつお学校」が行われ、2年生32人がカツオをさばいて食味を比較分析するなどして〝食べるプロ〟としての力を養った。
![プロの魚屋さんに手ほどきを受けカツオをさばく生徒たち(中土佐町の久礼中学校)](https://kokoharekochi.com/wp-content/uploads/2023/11/1e55e4a56dabd28d80746d229f28bac4011ffee4.webp)
かつお学校は久礼大正町市場が企画し、町教育委員会が主催。小学校から成長段階に応じてカツオの学習を深めている。
この日は、市場で鮮魚店を営む田中隆博さん(62)が講師を務め、さばいた段階の見た目や触感で味が劣るゴシの部分を見分けると説明。「町には味が分かる人がいっぱいおって、『この前のはまずかったぞ』って怒ってくれる。久礼のカツオ文化は、食べるプロに支えられちゅう」と語った。
実習で生徒は、田中さんの手本を見ながら3枚おろしに挑戦。包丁の使い方に苦戦しながらも皮をはぎ、さくにして大皿に盛り付けた。ゴシがあったグループでは普通の身と食べ比べ、「酸味がきつい」などと違いを実感していた。
浜崎葵さん(14)は「食べたことのないおいしさ。自分でさばいたきかな」と感激。ゴシの活用法や田中さんが魚屋を継いだ理由に興味を持った生徒もおり、田中さんは「いったん町を出ても、いつかカツオみたいに帰ってきて、若いアイデアで久礼の町を盛り上げてほしい」と期待していた。(蒲原明佳)
地元産土佐ジロー卵に舌鼓 三和小児童が料理に挑戦 南国市
(高知新聞 2023 年 11 月 19 日掲載)
料理を通じて地元食材への理解を深めようと、南国市里改田の三和小学校の5年生13人がこのほど、土佐ジローの卵を使ったオムライスやホットケーキ作りに挑戦した。
![島田和幸さんの指導で土佐ジローの卵料理に挑戦する児童(南国市の三和小学校)](https://kokoharekochi.com/wp-content/uploads/2023/11/fe1112c1c1c484b27601e6a82d80ef1e495d0b17.webp)
高知市役所内の食堂「せんだんの木」の総料理長、島田和幸さん(74)と同市浜改田で土佐ジローを育てる嶋崎博子さん(59)が協力。16日、島田さんが、嶋崎さんの養鶏場で取れた卵を使ったオムライスなど4品の調理方法を紹介した。
島田さんは児童に、野菜の切り方やゆで卵の殻を簡単にむく方法などを分かりやすく説明。フライパンで半熟の卵を手早く仕上げる手本を見せると、児童は「ふわふわや!」「いい匂い」と笑顔いっぱい。その後、フライパンでオムライスやホットケーキを焼くなどの調理を楽しみ、出来上がった料理に舌鼓を打っていた。
中村隼人君(10)は「家でもオムレツを作ったことはあるけど、土佐ジローの卵を使ったのは初めて。卵をとろとろの半熟にできるこつを教えてもらったので、家でも挑戦してみたい」と話していた。(海路佳孝)
高知の子どもたちや教育に関するニュースは高知新聞Plusでご覧いただけます。
この記事の著者
![小笠原雄次](https://kokoharekochi.com/wp-content/uploads/2021/04/f21e2e903ce0584b367ef7b0273f0819-300x300.jpg)