幼い頃から読み聞かせを続けていると、本好きの子どもに育つ?10年後に答えが出ました|「ママと記者やってます・63」

毎日が体力・気力勝負! 40代ママ記者による子育てコラム
ココハレ編集部員であり、40 代ママの門田がお届けする子育てコラムです。子育てに泣いて笑って、怒ってしまって反省して…、どたばたの姉妹育児をご紹介します。
長女の赤ちゃん時代に始めた絵本の読み聞かせ。「幼い頃から読み聞かせを続けていると、本好きの子どもに育つのでは」と続けて 10 年がたちました。果たして、その結果は?
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ランキングを集計し、推しコメントを読みながら、「分かる!」とうなずいたり、「こんな絵本があるんだ」と勉強になったり。
皆さん、読み聞かせを頑張っているんだな…と感じました。
読み聞かせを続けて10年!本好きの子に育ったかというと…
わが家では読み聞かせを始めて、もう 10 年。毎日寝る前の絵本を日課にしてきました。
ランキングにも入っていた「しましまぐるぐる」に「いない いない ばあ」「だるまさんが」など定番の赤ちゃん絵本から始め、「はらぺこあおむし」「ノンタン」「ぐりとぐら」など、子どもの成長に合わせて絵本を選びました。

なぜ読み聞かせを始めたのか。
一つは親子の楽しい時間を過ごしたかったから。もう一つは、私が本好きだったので、子どもにもそう育ってほしかったから。あわよくば将来、学力も…なんて。
10 年が経過し、わが家での結論がこちら。
「絵本の読み聞かせを毎日続けても、本好きの子どもが育つとは限らない!」
「漫画の方が分かりやすくない?」
小学 4 年生の長女は気がつくと、漫画を読むようになっていました。「サバイバルシリーズ」のような学習系漫画はもちろん、コミックも好んで読んでいます。本を開くことはめったにありません。
たまに図書館に連れて行くと、借りるのは全冊漫画!私も漫画は好きですが、せめて 1、2 冊は物語とか…。
そう持ちかけると、「字が多い本って、読むのだるくない? 絵があった方が分かりやすくない?」。
漫画でも理解が進んでいればいいかと思い、「ヘレン・ケラー」の伝記漫画を読み終えた長女に尋ねました。
私:「ヘレン・ケラーってどんな人だった?」
長女:「えーっと…、どんな人だったっけ?」
あちゃー。理解できていない…。これは単に漫画を楽しんでいるだけだ…。

1 年生の次女には漫画はまだ早いようで、時々、本棚から絵本を引っ張り出して広げています。
長女よりは本好きのように見えますが、お姉ちゃんが漫画を読む姿を見ています。漫画に向かう日もそう遠くないような…。
ドラえもん、逃走中…「これなら絵が少なくても分かる!」
そもそも、私はなぜ本が好きな子どもだったのでしょうか。実家の母に尋ねると、単純明快でした。
「そりゃあ、外で遊ぶのが嫌いだったからよ」
いわく、私は体を動かすのが苦手だった。外に出るのも好きじゃなくて、家の中で過ごしていた。ゲームはまだ一般的ではなかったし、家には漫画も置いてなかったから、自然と本に手が伸びた…ということのようです。
なるほど。長女は外で遊ぶのが大好きですし、家にはゲームもあります。成長するにつれて読書の割合が小さくなるのは致し方ないのかも。
何ごとも、親が「こうなってほしい」と願ったところで、結局は子どもが好きかどうか。親にできることは「ひょっとしたら好きになってくれるかも」という程度に考えて、環境を整えることくらいでしょうか。

私がそう悟ってほどなく、なんと長女が「文字の多い本」を読むようになりました。
春に見た「ドラえもん」の映画のノベライズ本を見つけたそうで、「これなら絵がなくても分かる!」。それはそうだ!だって、映画を見てますから!
「名探偵コナン」はミステリーが難しかったのか途中で諦めましたが、「逃走中」は「テレビで見て知っているので面白い」そうです。

本の良さは、物語を通して知らない世界を教えてくれることや、喜怒哀楽を疑似体験させてくれることだと思います。
親から見れば、漫画みたいに見える本でも、活字を読んで想像する楽しさを知る機会になるかもしれない。そう考えて、本選びは長女に任せることにしました。
そして、本を楽しむ長女の姿を見て、私も久しぶりに読書をしたくなりました。図書館で好きなミステリー作家の本を開いてみると…文字がぼやける…。ああ、老眼が進んでいる…。
思わぬところで老いを自覚させられ、ちょっとへこんでいる今日この頃です。
この記事の著者
