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エコチル調査 小学2年生に「学童期検査」

環境省の「エコチル調査」が始まって10年。小学2年生になった子どもから順番に、採血や血圧測定を行う「学童期検査」が行われています。エコチル調査は、お母さんの妊娠期から、子どもが13歳になるまでを追跡調査する長い長いプロジェクト。子どもたちが健やかに成長する環境につながるような研究成果が期待されています。

ココハレでは、エコチル調査のアンケートから見えてくる高知の子どもたちの生活と、子育てのアドバイスを交えた連載「ずっと、ぎゅっと!」を掲載しています。

エコチル調査10年目 県内で学童期検査スタート 採血、血圧測定も

小学 2 年生を対象にした学童期検査。母親が見守る中、血圧を測定した(高知市曙町 2 丁目の高知大朝倉キャンパス)
小学 2 年生を対象にした学童期検査。母親が見守る中、血圧を測定した(高知市曙町 2 丁目の高知大朝倉キャンパス)

(高知新聞 2020 年 1 月 16 日夕刊掲載より)

化学物質が子どもの成長に与える影響を調べる環境省の「エコチル調査」が今年で 10 年目に入った。本県では約 7000 組の親子が参加しており、小学 2 年生になった子どもを対象に、身体測定や発達検査を行う「学童期検査」がスタート。半数に当たる 3500 人分のデータ収集を目標にしており、協力を呼び掛けている。

エコチル調査では母親の妊娠期から、生まれた子どもが 13 歳になるまでの健康状態や生活環境などを追跡調査する。本県など全国 15 地域で 2011 年から妊婦の募集が始まり、14 年 3 月末までに 10 万人が登録した。本県は 7094 人が登録し、高知大学医学部内の高知ユニットセンターが調査を担当している。

子どもは現在、5 ~ 8 歳。半年ごとにアンケートを行っており、回収率は 7 ~ 9 割ほどという。子どもの発達や生活環境などをさらに詳しく調べる詳細調査にも約 340 組が協力している。

学童期検査は昨年 8 月に始まった。身体測定や発達検査など全国共通の項目に、本県では採血、血圧測定などを追加。8 歳になった子どもから順次行い、同センターによると、これまでに 379 人が協力した。

高知市の高知大学朝倉キャンパスでこのほど行われた検査では、少し緊張した子どもたちが保護者と会場へ。スタッフから説明を受けた後、身長、体重から測定した。普段体験する機会のない血圧測定では、医師の手元を興味深そうに眺めていた。

痛みを伴う採血は特に子どもの意思を尊重し、無理強いはしていない。思わず泣いた子も「偉かったね」と褒められ、にっこり。古田愛(まな)さんは「 90 パーセント痛くて、10 パーセント面白かった。みんなの役に立っていると思うと頑張れた」と話していた。

8 歳での学童期検査は 23 年まで。個人の検査結果は自宅に郵送する。

問診を担当する同大医学部小児思春期医学の藤枝幹也教授は「妊娠期から現在までの協力に感謝している。エコチル調査が子どもやお母さんの心身共に健康な生活につながるように、データを蓄積していきたい」と話している。(門田朋三)

 

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ココハレ編集部

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部員は高知新聞の社員6人。合言葉は「仕事は楽しく、おもしろく」。親子の笑顔に出合うことを楽しみに、高知県内を取材しています。

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