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高知のニュースをまとめて紹介|高知の1週間(2020年10月18~24日)

「高知のニュース」では、子育てだけでなく、日々の暮らしで知っておきたい高知に関連するニュースのポイントを 1 週間分まとめて紹介します。

一番最後にお届けするニュースは、ココハレ編集部イチ押しの、心が“ほっこり”温まる話題です。お子さんとの会話のヒントにいかがですか?

はたやま夢楽が「憩の家」撤退へ 安芸市との修繕協議不調

土佐ジロー料理を提供してきた「はたやま夢楽」が運営撤退を決めた「はたやま憩の家」(安芸市畑山)
土佐ジロー料理を提供してきた「はたやま夢楽」が運営撤退を決めた「はたやま憩の家」(安芸市畑山)

(高知新聞 2020 年 10 月 18 日朝刊より)

土佐ジローで人気
高知県安芸市畑山の宿泊施設「はたやま憩の家」を運営する「はたやま夢楽(むら)」(小松圭子社長)が、本年度末で同施設の指定管理者から撤退することが17日までに分かった。老朽化する施設の修繕費負担などを市と協議してきたが、折り合いが付かなかった。土佐ジロー料理で全国から人気を集める同社の運営は、来年3月21日のランチ営業で終了する予定。

「水辺の駅 仁淀川にこにこ館」新装オープン いの町

リニューアルオープンする「水辺の駅 仁淀川にこにこ館」(いの町波川)
リニューアルオープンする「水辺の駅 仁淀川にこにこ館」(いの町波川)

(高知新聞 2020 年 10 月 19 日朝刊より)

仁淀川での遊泳客らに軽食などを販売する高知県吾川郡いの町波川の「にこにこ館」の改修工事が終了し、「水辺の駅 仁淀川にこにこ館」として19日に営業を始める。町は一層のにぎわいを期待している。

海底微生物が最大310万種 高知コア研など推定

海底堆積物のサンプルについて説明する高知コア研究所の星野辰彦・主任研究員(南国市物部乙)
海底堆積物のサンプルについて説明する高知コア研究所の星野辰彦・主任研究員(南国市物部乙)

(高知新聞 2020 年 10 月 20 日朝刊より)

定量的把握は世界初
海洋研究開発機構・高知コア研究所(南国市物部乙)などの研究チームは19日、太陽光が届かず栄養の乏しい海底の堆積物に、バクテリアなどの微生物が最大310万種生息していると推定できたと発表した。海底堆積物の微生物の種類を定量的に把握したのは世界初という。

高知県人口69万人割れ 1年4カ月で1万人減 県推計

(高知新聞 2020 年 10 月 20 日夕刊より)

高知県の人口が10月1日時点で69万人を割り込み、68万9785人になったことが20日、県の推計で分かった。死亡数が出生数を上回る自然減が拡大傾向にある中、転出が転入を上回る社会減も続き、2019年10月1日からの1年間では7889人減少した。

70万人割れから69万人割れまでにかかった期間は1年4カ月間。「72万人割れ→71万人割れ」「71万人割れ→70万人割れ」の場合は1年2カ月間で、減少のペースはやや鈍化した形となった。

香美市の奥物部ふるさと物産館が完全復活 レストラン開業

プレオープンしたレストラン(香美市の奥物部ふるさと物産館の「ふるさと厨房 ふぉれすと」)
プレオープンしたレストラン(香美市の奥物部ふるさと物産館の「ふるさと厨房 ふぉれすと」)

(高知新聞 2020 年 10 月 21 日朝刊より)

「ふるさと厨房 ふぉれすと」10月21日オープン 地元企業「人が集う場所に」
昨年1月を最後に休業していた高知県香美市物部町大栃の奥物部ふるさと物産館のレストランが21日、営業を再開する。直販所の営業を引き継いでいた地元企業が今月から指定管理者となり、1日に美術館も再開。レストランの開業で施設が完全復活する。

高知県産ユズ海外PRへロゴマーク決定

海外向けPRで使われる県産ユズのロゴマーク。考案した増田広奈さんがオンラインで参加した(県庁)
海外向けPRで使われる県産ユズのロゴマーク。考案した増田広奈さんがオンラインで参加した(県庁)

(高知新聞 2020 年 10 月 22 日朝刊より)

高知県は21日、県産ユズの輸出拡大を目指し公募していた海外PR用のロゴマークを発表した。1831点の応募の中から、東京都の女性がデザインした、ユズの果実と葉、川が爽やかな色合いで描かれた作品を採用。段ボールや商品パッケージなどに使用される。

高知県は10年前からユズ輸出を開始。フランスやアメリカ、中国、オーストラリアなどに輸出され、右肩上がりで推移してきた。2019年の県内食料品の輸出実績のうち、ユズ(果汁・玉・皮)はトップの3億7千万円で全体の4分の1を占める。

ただ、近年は韓国産やスペイン産の安価なユズが出回り、競争が激化してきた。そこで品質の良い県産ユズの存在感を高めようと、今年5~7月にロゴマークを公募していた。

高知県内「Go To Eat」準備着々 1040店登録 11月2日発売

(高知新聞 2020 年 10 月 22 日朝刊より)

参加登録店にPRキット発送
新型コロナウイルスに対応した政府の飲食業界支援策「Go To Eat(イート)」のプレミアム付き食事券が高知県内で来月2日に発売される。高知商工会議所や金融機関でつくる県内の運営組織は21日、参加登録店向けに店頭掲示用ステッカーなどが入ったPRキットの郵送を始めた。

「Go To Eat」は、購入窓口で支払った額に25%を上乗せした食事券が発行される。県内で対象となる飲食店は約4千店あり、19日までに1040店が登録した。カラオケ店やデリバリー専門店、接待を伴う店などでは使えない。

県内では来月2日から県内6商工会議所と25商工会の窓口で、1枚500円の10枚セット(計5千円分)を4千円で販売する。また、「高知県Go To Eatキャンペーン」公式サイトで予約すればファミリーマートで20枚セット(計1万円分)を8千円で購入できる。

乳幼児施設でノロウイルス集団感染 須崎福祉保健所管内 県内で今季初

(高知新聞 2020 年 10 月 22 日朝刊より)

高知県は21日、須崎福祉保健所管内の乳幼児施設で、ノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団感染が発生したと発表した。県内でノロウイルスの集団感染が確認されたのは今季初。 県によると、11日から18日にかけて0~6歳の園児51人のうち、19人が嘔吐(おうと)や下痢の症状を訴えた。うち、7人が医療機関でノロウイルスによる感染性胃腸炎と診断された。重症者はおらず、全員回復に向かっているという。職員の発症はなかった。

感染原因は不明だが、発症者が一斉に出ていないことなどから「食中毒ではない」としている。

ジップライン絶好調!四万十町 初年度目標7000人、近く達成 道の駅も売り上げ大幅増

盛況が続く四万十川ジップラインを楽しむ観光客(四万十町十川)
盛況が続く四万十川ジップラインを楽しむ観光客(四万十町十川)

(高知新聞 2020 年 10 月 23 日朝刊より)

高岡郡四万十町十和川口の道の駅「四万十とおわ」に6月にオープンした四万十川ジップラインの利用が絶好調だ。初年度目標の7千人は近く達成する見通し。道の駅の売り上げも大幅に伸びており、新型コロナウイルスの影響も吹き飛ばす盛況が続いている。

ジップラインの情報はこちら

高知県内の小中不登校 全国4番目 1000人当たり22.4人 いじめ429件増

(高知新聞 2020 年 10 月 23 日朝刊より)

文部科学省が22日に発表した2019年度の問題行動・不登校調査で、県内の小中学校の不登校(1年間に30日以上欠席)の児童生徒は1117人で、千人当たりの人数22・4人は全国(18・8人)で4番目に多かった。

小中学校の不登校は前年度比で58人増。校種別では小学校334人、中学校783人だった。

不登校は全国的に増加傾向にあり、県内でも13年度から増え続けている。県は本年度改訂した教育行政の指針「教育大綱」で不登校対応を柱の一つに据え、23年度末までに新たに不登校になる子どもの千人当たりの人数を全国平均まで抑えることを目標にしている。

いじめの認知件数は小学校が2645件、中学校781件、高校376件、特別支援学校53件。合計3855件で、前年度より429件増えた。

県教委人権教育・児童生徒課は「実態は子ども同士のちょっとしたいざこざが多い。大きな事態に至らないよう、小さな芽を摘む姿勢が学校に浸透した結果だ」としている。

高知県コロナ感染「全患者入院」を継続 軽症、無症状も

(高知新聞 2020 年 10 月 24 日朝刊より)

高知県は23日、新型コロナウイルスの感染者が軽症や無症状の場合でも原則、全員に入院措置を取る対応方針を確認した。国は24日から、入院措置の対象を重症化リスクの高い人に限定するが、感染状況や病床の充足など県内の現状を踏まえ、症状の有無にかかわらず入院措置を取る従来の対応を継続する。

今週の“ほっこり” 障害者へ理解深めて 10月25日に高知西高生2人がイベント

イベントに向け打ち合わせをする中沢優菜さん=右=と山崎帆加さん(高知市の高知西高)
イベントに向け打ち合わせをする中沢優菜さん=右=と山崎帆加さん(高知市の高知西高)

(高知新聞 2020 年 10 月 22 日朝刊より)

JR高知駅前で「あったかはーと〜with me〜」物販・よさこい 多彩に
高知西高校(高知市鴨部2丁目)の2年生2人が25日、高知市のJR高知駅前「こうち旅広場」で、障害のある人々への理解を深めてもらおうとイベントを開催する。障害者が作った食品や手芸品を販売するほか、障害者らによるよさこい鳴子踊りのステージなど盛りだくさん。障害のある家族がいる2人は「健常者との心の距離を縮めるきっかけに」と意気込んでいる。

高知西高校は地域の課題を発見し、解決に取り組む探究学習に注力。2年生は2、3人が1組となり、自分たちで年間テーマを決めて取り組んでいる。

イベントを企画したのは中沢優菜さん(16)と山崎帆加(ほのか)さん(16)。心ない言葉を掛けられたり、障害者専用駐車場を健常者が使っていたりと、「障害者に優しくない社会」を肌で感じてきたという。

そこで「接する機会がないから理解が深まらない。知ってもらうことから始めよう」とイベントを企画。「あったかはーと〜with me〜」と名付け、6月から準備を重ねてきた。

イベントのメインはよさこいステージ。踊りや音楽は人をつなぐ力があるとして、障害がある人を中心とした「てんてこ舞」に加え「帯屋町筋」などに声を掛けた。当日は5チームが出演し、観客も踊りに参加できる時間を設けて交流を図る。

物販コーナーでは、高知市立高知特別支援学校や障害者支援施設「こじゃんとはたら来家さかわ」など6団体・企業が、木工製品や食品などを販売。車いす体験では、コースに自分たちで手作りした障害物や、三角コーンなどを構える。

2人は、「てんてこ舞」を運営する「こうちよさこいバリアフリー実行委員会」の山下進さんらにイベントのノウハウを教えてもらったり、関係者を紹介してもらったり。「資金ゼロの中、30人くらいの人にお世話になった企画。幅広い年代の人に来てもらいたい」と呼び掛けている。

イベントは午前10時~午後3時。(石丸静香)

 

この記事の著者

ココハレ編集部

ココハレ編集部

部員は高知新聞の社員 6 人。合言葉は「仕事は楽しく、おもしろく」。親子の笑顔に出合うことを楽しみに、高知県内を取材しています。

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