頼む!薬は飲んでくれ!|「ママと記者やってます」⑬
毎日が体力・気力勝負! 40代ママ記者による子育てコラム
ココハレ編集部員・門田がお届けする子育てコラムです。40 代に突入したけれど、子どもはまだ幼児。うまくいかない子育てに悩み、体力・気力の衰えを嘆いています。泣いて笑って、怒ってしまって反省して…、そんなどたばたの毎日をご紹介します。
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“あの手この手”が通じないこともあるんです
LINEで寄せられた子育てのアイデアをご紹介するココハレ企画「あの手 この手 教えて!」。3回目は「子どものイヤイヤ、かんしゃくにどう対応していますか?」をお届けしました。もうご覧いただけたでしょうか?
わが家の次女も 2 歳 5 カ月が目前で、イヤイヤ真っ盛り。たいていの「イヤ!」にはイライラさせられながらも対応していますが、“あの手この手”でもどうにもならないことがあります。薬の服用です。
次女は風邪の症状が喉に出るようで、定期的に咳が出ます。夜中にげほげほと繰り返し、眠れなくて泣いて起きたり、吐いたりということがあって以来、早めに病院に行き、粉薬を処方してもらっています。
はじめのころは飲んでくれていましたが、最近は拒絶するようになりました。薬を溶いた水の入った器を手で払いのけ、「イヤ!」。服に薬水をかけられた私は、かっちーん!
思わず怒ってしまいましたが、怒っても始まりません。夜はゆっくり寝かせてあげたいし、私も寝たい…ということで、薬剤師さんに聞き、ネットでも調べ、いろいろ試してみました。
- 「薬は咳を治すために必要だ」と説得する…小児科の先生に説明をお願いしたが、視線すら合わさず無視(先生、ごめんなさい)
- 服薬用のゼリーに混ぜる、「苦みを消す」というチョコアイスに混ぜる…食べ慣れないものへの警戒心から、受け付けない
- 「頑張ったら○○で遊べるよ」とご褒美を用意する…「ご褒美なんて要らない」という態度で拒否
- 長女が飲んでいるところを褒めちぎり、服用を促す…「ねぇね、すごいねー!」と拍手して終了
- 好きな食べ物をいくつか用意し、「どれと混ぜる?」と選択させる…「ぜーんぶ、イヤ!」と拒否
- 少量の水で練って団子状にし、口に入れる…ぎゃーっと泣き叫び、ぺっと吐き出す
全敗でした。たんを切る薬だけは色も味も比較的薄いようで、こっそりヨーグルトに混ぜて食べさせています。処方された薬をちゃんと飲んでいないこと、そして子どもをだましていることへの罪悪感で、もやもや…。
子育ての大変さの一つに「子どもには理屈が通じない」ということがあると思います。2 歳児に「良薬は口に苦し」なんて理解できるわけはないと諦めつつ、「早くよくなってほしい」という焦りと、「あなたのためにこっちは頑張ってるのに!」という怒りがわいてきます。イヤイヤ期の一日一日はとても長いですね。
今朝はヨーグルトに混ぜていることにも気付いたようで、「食べーん」と拒否されました。もう笑うしかありません。「その察しのよさはきっと、将来役に立つよ」と無理やりポジティブに受け止めています。