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イヤイヤ、かんしゃくは「共感する」「抱き締める」「放置する」|「あの手 この手 教えて!」③

イヤイヤ、かんしゃくは「共感する」「抱き締める」「放置する」|「あの手 この手 教えて!」③

お父さん、お母さんから寄せられた子育てアイデアを紹介します

子育てで困った時、「他のお父さん、お母さんはどうしてるのかな?」と聞いてみたくなりませんか?

「あの手 この手 教えて!」では毎回テーマを決めて、LINEで募集した子育てのアイデアを紹介します。

第 3 回は「子どものイヤイヤ、かんしゃくにどう対応していますか?」。思い通りにならないと怒る子どもの気持ちに共感したり、抱き締めたり、しばらく放置したり。それぞれのご家庭での工夫が集まりました。イヤイヤのエピソードとともにご紹介します。

 

「あの手 この手 教えて!」は「育児のヒント」で紹介しています。

今回のテーマ「子どものイヤイヤ、かんしゃく」には「子どもがてをつけられないくらい泣きじゃくることがあり、困っています」「何を言っても否定してくる子どもにどう対応したらいい?」という質問が寄せられました。

アイデアの募集は 2021 年 4 月 9 ~ 16 日に行いました。

どんな時にイヤイヤ?要求が通らない、気持ちの切り替えができない…

はじめに、子どもはどんな場面でイヤイヤやかんしゃくを起こすのでしょうか。

・2 歳前後のころ、空腹と眠気が同時に来た時( 30 歳お母さん)

・保育園に行くこと、お風呂に入ること、おもちゃを片付けること…( 32 歳お母さん)

・自分の要求が通らなかった時( 38 歳お母さん)

・1 歳 6 カ月ごろ、遊びからの切り替えがなかなかできない時( 31 歳お母さん)

・2 歳半。YouTubeを約束した閲覧時間を超えて見ようとするので取り上げた時( 32 歳お母さん)

・2 歳。何を聞いても「イヤ」( 28 歳お母さん)

「自分でしたい」をさせてあげられなかった時は大変なことに( 39 歳お母さん)

・もうすぐ 3 歳になるころ、うどん屋さんで「うどん食べたくない!」「おうち帰るー!」と泣き叫びました( 37 歳お母さん)

・とても悲しいのですが、2 歳の娘が私と寝る時にイヤイヤを言うようになりました( 47 歳お父さん)

 

いわゆる「イヤイヤ期」は 2 ~ 3 歳ごろですが、その時期を過ぎても続くようです。

・4 歳。朝起きる時に「起こされ方が気にくわない」と怒って叫ぶ( 37 歳お母さん)

そのおもちゃ欲しい!まだ遊びたい!行きたくない!それしたくない!こっち食べたい!2 、3 歳ごろから 5 歳になった今も( 36 歳お母さん)

突然の出来事とか、自分がしたいことができなかった時、怒られた時。今 6 歳だけど、今でも( 49 歳お母さん)

・2 歳から小学 1 年生くらいまで、親が注意したり、自分の思い通りにならない時( 46 歳お母さん)

・9歳の長男、自分がミスしたイライラが続いたら、かんしゃくを起こしやすい(40歳お母さん)

まずは共感から。抱っこも効果あり

「自分はこうしたい!」「こうしてほしい!」という要求が通らないと、「イヤ!」が始まります。どう対応していけばいいでしょうか。

多くのお父さん、お母さんが「どうして嫌なのか理由を聞く」と聞くということをまず行っていました。その上で、“あの手この手”が始まります。まずは「共感する」という人から。

・背中をさすりながら、「嫌だったね」「疲れたね」など共感する言葉をかける( 30 歳お母さん)

「やりたいよねー。お母さんもさせてあげたいー」と言いながら、母も大泣きするまねをしました( 36 歳お母さん)

 

言葉での「共感」に加え、スキンシップで落ち着かせるという人も。

・場所を変えて落ち着かせる。「~が嫌だったんだね!分かる、分かる」と抱き締めて落ち着くのを待つ。少しでも落ち着いたら、褒めてあげる(お母さん)

ふれあいの時間を増やしたり、ぎゅーっと抱き締める回数を増やすと、かんしゃくが劇的に改善しました( 26 歳お母さん)

・子どもなりに理由があると、後から分かってきた。共感して寄り添う姿勢が伝わると、「イヤイヤ」から「抱っこして」に変わってきた気がします。辛抱強く抱き締めることが大切かな( 42 歳お父さん)

まともに向き合うと親もイライラ。気をそらそう

理由を聞いた後は、「○○してほしい」と理由を説明したり、諭したり。ですが、「イヤ!」と盛り上がるわが子にまともに向き合うと、親もイライラします。子どもの年齢も踏まえ、「上手に気をそらす」という意見がありました。

・ほかの用事で気を紛らわす。例えば「一緒に絵を描こう」「一緒にパズルしよう」( 32 歳お母さん)

・抱っこしてお散歩に行ったり、お菓子をあげる( 21 歳お母さん)

・テレビでアニメをつける( 46 歳お父さん)

「また今度○○しよう」としばらくはお話をしたり( 39 歳お母さん)

歌を歌って、注意をほかに向ける( 29 歳お母さん)

・場面の切り替えをして笑わせる。きちんと理解してほしいことは、笑った後でもう一度話します!あまり時間は空けずに…( 41 歳お母さん)

イヤイヤを起こさせないために…選択肢を与える、予定を伝える

「イヤイヤは成長の過程」と言われても、頻繁に起こると、親も子も疲れます。起きる理由を考え、起きないように工夫することにも効果があるようです。

・1 歳 6 カ月ごろ、保育園に行くのを嫌がったので先に予定を伝えるようにしました。例えば、「 8 時 15 分になったら、保育園に車で行くよー!あと 30 分、何して遊ぶ?」。時計の見方は教えていないですが、何となく感じるのか、伝えた時間になる前に積極的に次の行動を取るようになりました( 31 歳お母さん)

・起こす時にかんしゃくを起こすので、カーテンを開けて少し部屋を明るくして、耳元で「おはよ~、かわいい○○ちゃん!お母さんの大好きな○○ちゃん!朝だよ、起きよう」と本人がうれしくなる言葉かけをした( 37 歳お母さん)

「○○と○○、どっちがいい?」など選択肢を与えることで、「イヤ」の選択肢をなくしました( 26 歳お母さん)

 

歯磨きや着替えなど、しなければならないルーティンを遊び化するという意見もありました。

歯磨きはムシバイキンを退治するゲームとして、横でムシバイキンの声をアテレコ。着替えは私も一緒に着替えることで、どちらが先に着替え終わるか競争。トイレは鬼の絵のおしっこターゲットシールを貼り、「鬼退治に行こう!」と遊び化しています( 38 歳お父さん)

どうしようもない時は、放置!

今回一番多かった対応が「放置」でした。安全を確保した上で、気持ちが落ち着くまで見守りましょう。

諭しても聞いてもらえないので、諭した後に放置( 33 歳お母さん)

・ちょっと放っておいたり、様子を見守るしかないのかもしれない( 40 歳お母さん)

・ある程度諭しても収まらない時は、遠くから見守る。時々、隠し撮りをして、本人と見る( 34 歳お母さん)

・少し時間がたち、一瞬泣きやんだり、暴れなくなる時があるので、「帰ろうか?」と言うと、わりにすんなりうなずいてくれます。泣いたり暴れたりしてるうちに、なんで泣いてるのか本人も忘れるのかな?( 47 歳お母さん)

あなたも私も、育児お疲れさまです!

イヤイヤ、かんしゃくへの対応はいかがでしたか?お子さんの性格やその場面によってやり方はさまざまですが、ぜひ試してみてください。

ご意見を寄せてくださったお父さん、お母さんは、イヤイヤ対応真っ最中の人から、子どもがその時期を過ぎた人までさまざまでした。最後に皆さんからのメッセージを紹介します。

 

・大人も思い通りにいかなくてイライラする時があるように、生まれてたった数年の子どもにもあるはず。少しずつでいいから広い心で接してはどうか( 30 歳お母さん)

・つい自分もヒートアップしがちですが、「何でこんなに怒っているんだろう?そこまで怒ることかな?」と考えると冷静になれます( 38 歳お母さん)

・どうにもならない時はただ、深呼吸をしてみてください( 31 歳お母さん)

・イヤイヤ、かんしゃくを起こしてたことなんて、きっと子どもの記憶の片隅にもないくらい…でも、親に叱られた、怒られたことは怖い記憶として残ってしまう気がするので、プラス思考で( 41 歳お母さん)

・わが家もまっただ中ですが、イヤイヤを全力で表現できることは、親を信頼しているからだと、頭のどこかへ置いておくと、感情的に怒ったりする回数が減ると思います( 32 歳お母さん)

・感情的にならずに、無になる( 28 歳お母さん)

・スーパーなどで見かけます。まずは何がしたいのか、聞いてあげるといいのでは?( 49 歳お母さん)

・「参考にしたいな」という人や本を探してみる、相談してみる( 37 歳お母さん)

その子どもの個性を知って、楽しく子育てしてほしい( 42 歳お母さん)

・すんなりいくのは 2 割程度。自分がアドバイス欲しいくらい、毎日いっぱいいっぱいです…笑( 29 歳お母さん)

・周りの迷惑になると思って焦ると思いますが、周りはそこまで気にしてないと思います。イヤイヤしているお子さんの親御さんをみかけると、「がんばれ!」と心の中で思ってます( 37 歳お母さん)

・しんどいと思うので、周りの手を借りながら過ごしてほしいです( 26 歳お母さん)

・親がイライラすると余計にひどくなるので、なんか動物園の動物を観察するような気持ちでいると、かわいく見えてくるかも…笑( 40 歳お母さん)

みんな同じ道を通るので、今だけの楽しみと思うようにしています( 45 歳お母さん)

・誰だって神様ではないので、わが子でもイライラしますよ(お母さん)

・あまりにも言うことを聞かないので、私自身もイライラが募り、厳しい言葉をかけてしまうことも多いです。ただ、「嫌だ」という感情の根っこに何かがあるはずなので、それを解消できるように仮説・検証を繰り返すと、少しずつですが言うことを聞いてくれるようになるかもしれません( 38 歳お父さん)

・正解なんてないと思いますが、一つ言えるのは、私たち育児めっちゃ頑張ってますよね!お疲れさまです!あなたも私も!( 36 歳お母さん)

小児科医・吉川先生より「徐々に気持ちがコントロールできるようになります」

吉川清志先生
「イヤイヤ」は子どもに自我が芽生えてきた証拠。徐々に自分の気持ちをコントロールできるようになります。

イヤイヤは「こうしたい」「こうしたくない」「こうしてほしい」「こうしてほしくない」など、自分の思い通りにならない時に起きます。「これくらいのことならできる」と思っていたのにできなかった時に、自分に腹を立てていることもあります。「イヤイヤ」は、子どもにこれらの気持ち(自我)が芽生えてきた証拠と言われます。

紹介されているようないろいろな方法を試してみてください。イヤイヤの発生初期やイヤイヤのレベルが軽く、子どもの心に余裕がある時には有効です。

イヤイヤが盛り上がって絶頂期になった時や眠気がある時は、自分で気持ちが抑えられないので諭すのは無理です。こちらもイライラしてきますので、気持ちが収まるまで間を置いて、お互いにクールダウンし、落ち着いたら気持ちを尋ねたり、諭したりしてください。これらを繰り返すことにより、子どもは徐々に自分の気持ちをコントロールできるようになります。

子どもの成長過程において大切なことなので、対応テクニックとともに長期的な視点も持って、親は心のゆとりを保つようにしてください。そのように理解していても、親も人ですからイライラすることもしばしばですが、「それもあり」と自分を許容してくださいね。

育児のヒントでは「イヤイヤ期の遊び方」や「あの手 この手 教えて」シリーズなどをご紹介しています。

この記事の著者

門田朋三

門田朋三

6歳と2歳の娘がいます。「仲良し」と「けんか」の繰り返しで毎日にぎやかです。あだなは「ともぞう」。1978年生まれ。

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