“ワーママ”歴5年…子育てと仕事のバランスは何年たっても難しい|「ママと記者やってます」⑳
毎日が体力・気力勝負! 40代ママ記者による子育てコラム
ココハレ編集部員・門田がお届けする子育てコラムです。40 代に突入したけれど、子どもはまだ幼児。うまくいかない子育てに悩み、体力・気力の衰えを嘆いています。泣いて笑って、怒ってしまって反省して…、そんなどたばたの毎日をご紹介します。
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2歳児にイライラしても、腕を引っ張ってはいけません…
子育てしながら働く女性のことを表す「ワーママ」。自分のことを「ワーママです」とは言いませんが、長女の時の育休復帰から数えるとワーママ歴は 5 年となりました。
子育てと仕事の両立は大変とはいえ、5 年もやったら慣れるのでは…と思っていましたが、ほどよいバランスがいまだにつかめません。「あちらを立てれば、こちらが立たず」で、仕事に重きを置けば家がおろそかになり、逆もまたしかり。
わが家では保育園のお迎えとその後の預かりを、私の実家にお願いしています。実の親という安心感、そして甘えがあり、約束の時間をしょっちゅうオーバーしています。
その日の私は苦戦していた記事を仕上げるため、「あと 15 分…あと 30 分…」。退社時間を延ばし、気付けば 1 時間を超えていました。慌ててお迎えに戻ると 19 時。帰る用意をしない子どもたちせき立てて自宅の駐車場にたどり着くと、 19 時半を超えていました。
寝かしつけを開始したい 21 時半まであと 2 時間。これからお風呂、ご飯、歯磨きです。1 分でも惜しいのに、2 歳の次女が車の横で座り込んで動きません。「おうち、入らーん!」とまさかのイヤイヤ。「いやいや、時間ないき帰るよ!」と立たせるために腕を引っ張った瞬間、次女がわぁっと泣きだしました。
「いかん!腕が抜けた?!」。慌てて確認すると肩や肘は動きますが、腕を下げて痛がります。夜間に診てもらえる整形外科を受診すると、「幼児に多い『肘内障(ちゅうないしょう)』だったかもしれませんが、動くのでもう大丈夫」とのこと。平謝りで帰宅すると、21 時前でした。
自分の性格として、時間に余裕がなくなるとイライラすると分かっているのに、同じことを繰り返してしまいます。「仕事」を言い訳に子どもたちを振り回してしまったその夜は、「駄目な親だなぁ」という自己嫌悪でいっぱいでした。
その次の週。「残業しない!」と決め、当初の約束の時間にお迎えに行きました。すると、長女も次女も「えー」「お母さん、まだ帰ってこんでいいのにー」「もうちょっと、ばあばちゃんちで遊ぶー」とまさかの大ブーイング。本当にバランスって難しい…。
というわけで、イライラしない程度に仕事に重きを置く日々を続けています。