子育て
アイコン:子育て

高知市昭和小の子どもたちが「下知ネギ」メニューを考案しました|週間高知の子どもニュース(2022年1月15~21日)

高知市昭和小の子どもたちが「下知ネギ」メニューを考案しました|週間高知の子どもニュース(2022年1月15~21日)

寒さに負けない高知の子どもたち。ピッタリロードレースや車いすラグビーで元気に体を動かしました。

高知市下知地区の伝統野菜「下知ネギ」について学習している昭和小学校の児童が、下知ネギを使った「ネギずし」や「ネギケーキ」など 5 種類のメニューを考案しました。

2022 年 1 月 15 ~ 21 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。

「めがねこ」誕生のきっかけは...絵本作家、柴田ケイコさん「好きなことに突き進んで」高知市・鏡中学校で講演

ペン立てづくりのワークショップで先生役も務めた柴田ケイコさん(高知市鏡今井)
ペン立てづくりのワークショップで先生役も務めた柴田ケイコさん(高知市鏡今井)

(高知新聞 2022 年 1 月 16 日掲載)

高知市在住の絵本作家、柴田ケイコさん(48)が15日、同市の鏡中学校で講演し、全校生徒32人らに「好きなことや夢中になれることに出合ってほしい」と語り掛けた。

小さな頃から絵を描くのが大好きだった柴田さんは、イラストレーターや広告デザインの仕事は経験したが、絵本作家は遠い憧れの存在だったという。

絵本を書きたい気持ちが募ったきっかけは長男への絵本の読み聞かせ。毎晩いろんな絵本を読み聞かせる中で「読み継がれ、世の中にずっと残る作品を作りたい」と思った。

初絵本「めがねこ」は、3歳の長男が眼鏡をつけ始め、「眼鏡は格好いい!ってなる絵本を作りたい」と創作意欲が湧いたという。

夢中で楽しみながら5年で15冊の絵本を描いた柴田さん。生徒たちに「何か夢中になれることに出合ってほしい。見つかったら、不安を根拠のない自信ではねのけて、突き進んで」と呼び掛けた。

2年のカーン・マヤさん(14)は「小説を書くのが好き。好きなことはこれからも続けたい」と目を輝かせていた。(浜田悠伽)

高知県内初、直販所に子ども食堂オープン 香南市の天然色市場「多世代つなげたい」

直販所「天然色市場」で始まった子ども食堂(写真はいずれも香南市吉川町吉原)
直販所「天然色市場」で始まった子ども食堂(写真はいずれも香南市吉川町吉原)

(高知新聞 2022 年 1 月 18 日掲載)

香南市吉川町の直販所「天然色市場」でこのほど、月1回の子ども食堂がオープンした。高知県社会福祉協議会によると、直販所での開催は県内初。同市場を運営する山本商店(吉川町古川)は「気軽に来られる直販所の強みを生かし、多くの世代がつながる場所にしたい」としている。

同市場は、指定管理者が決まらず休止していたが、昨年8月、3年4カ月ぶりに再開。指定管理者となった同社は施設を改修し、「直販所に縁がなかった世代も呼び込みたい」と、地場産品のほかスイーツや雑貨も販売している。

世代間交流を生むための取り組みの一つが子ども食堂。新型コロナウイルス禍の影響で、スタートは少しずれ込んだものの、昨年12月10日に初開催にこぎ着けた。

県社協によると、県内の子ども食堂は現在約80カ所で、多くは民生委員らが公民館などで開いている。直販所での開催について、「普段からみんなに親しまれているお店。来やすいと思う」と期待する。

初開催は新型コロナに配慮してテークアウトのみに。親子連れら約70人が訪れ、ロコモコ弁当と芋プリンを受け取った。子どもにはおもちゃもプレゼントした。同市香我美町の40代女性は「2歳から12歳まで4人の子どもがいるのでありがたい」と話していた。

おもちゃのプレゼントも子どもたちを喜ばせた
おもちゃのプレゼントも子どもたちを喜ばせた

今後は店内のイートインスペースを活用して開催する予定。同社の槙尾絢子代表(32)は「店内の食材をうまく活用したい」とし、近隣の子ども食堂と食材を融通し合い、フードロスや材料不足の解消にも力を入れるという。

子ども食堂は18歳以下無料(19歳以上は1食300円)。開催日はホームページや写真共有アプリ「インスタグラム」などで告知する。問い合わせは天然色市場(0887・53・9799)へ。(深田恵衣)

小中学生と高知ファイティングドッグス選手交流 高知県越知町、ピッタリレースで85人力走

元気よくスタートする「ピッタリロードレース」の参加者たち(越知町越知甲の越知小学校)
元気よくスタートする「ピッタリロードレース」の参加者たち(越知町越知甲の越知小学校)

(高知新聞 2022 年 1 月 18 日掲載)

高岡郡越知町で16日、事前申告した目標タイムを目指す恒例の「ピッタリロードレース」が行われ、小中学生や高知ファイティングドッグス(FD)の新人選手16人ら計85人が町内を力走した。

町教委の主催。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止され、2年ぶりに開催された。

青空の下、越知小学校運動場をスタートした参加者は、同町柴尾の一本杉を折り返す3キロを、それぞれのペースで走り抜けた。ゴール後は同校で、子どもたちがFD選手とキャッチボールなどで和やかに交流した。

予告タイムと2秒差で優勝した越知小2年の岡林樹君(8)は少年野球チーム「越知バッファロー」に所属しており、「うれしい。野球でも思いっきり走りたい」と喜んでいた。(楠瀬健太)

車いすラグビーに挑戦!大川小中学校27人 銅メダリスト・池透暢選手に習う

車いすラグビーのミニゲームに熱中する子どもたち(大川村の大川小中学校)
車いすラグビーのミニゲームに熱中する子どもたち(大川村の大川小中学校)

(高知新聞 2022 年 1 月 20 日掲載)

車いすラグビーの池透暢(ゆきのぶ)選手(41)らを講師に迎えた特別授業がこのほど、土佐郡大川村中切の大川小中学校で行われた。児童生徒27人がプレーや選手との対話を通して、新しい世界にチャレンジすることの大切さを学んだ。

車いすラグビー日本代表は、昨年8月の東京パラリンピックで2大会連続の銅メダルを獲得。池選手は主将を務めた。

同校が道徳・人権教育の一環として、高知が拠点の車いすラグビーチーム「フリーダム」に講師を依頼。15日、池選手や同村出身の和田将英選手(59)ら4人が同校を訪れた。

体育館で選手たちのプレーを見学した子どもたちは、車いす同士の激しいぶつかり合いに「すげー迫力」「ちょっと怖いかも…」。保護者や教員も交えたミニゲームでは、「初めて車いすに乗ったけど、思ったよりうまく動ける」と熱中。選手らの「いいパスだ」「ナイス切り返し」といった声援を受け、笑顔で車いすを操った。

池選手は「夢を見つけられない時は、新しい世界に足を踏み入れてみて」と子どもたちにアドバイス。「そこでの出会いが人生を変えるきっかけになることもある」と語っていた。(谷沢丈流)

昔大根、昔カブ、昔高菜…十和の昔野菜おいしいよ!昭和小児童が育てて販売 四万十町

昔野菜を販売する昭和小の児童(四万十町十和川口)
昔野菜を販売する昭和小の児童(四万十町十和川口)

(高知新聞 2022 年 1 月 20 日掲載)

高岡郡四万十町十和地域に伝わる昔野菜を広めようと、同町昭和の昭和小学校3、4年生8人が19日、校内の畑で育てた昔大根と昔カブ、昔高菜を道の駅「四万十とおわ」(十和川口)で販売した。

同校は2016年度から、同町の大道(おおどう)地区で継承されている在来種の野菜で食育授業を展開。住民や県高南農業改良普及所、四万十市の野菜ソムリエ、斉藤香織さん(48)が協力し、児童らは昨年9月に種をまいて育ててきた。

この日は、大きさや形を見て児童が値を付けた50円から500円までの約90品を用意。「おいしいですよ」などと行楽客らに呼び掛けると約40分で完売し、例年の2倍の約1万5千円を売り上げた。

元気よく野菜をPRした4年の吉良友心君(10)は「売るのは楽しかった。呼び込みがうまくいってよかった」と喜んでいた。(小林司)

高知市昭和小児童が伝統野菜「下知ネギ」メニュー考案 すしやケーキなど1/23限定販売

下知ネギを使った新メニューの試作を重ねる児童たち(高知市の昭和小学校=同小提供)
下知ネギを使った新メニューの試作を重ねる児童たち(高知市の昭和小学校=同小提供)

(高知新聞 2022 年 1 月 21 日掲載)

高知市下知地区の伝統野菜「下知ネギ」について学習している昭和小学校の児童が、下知ネギを使った「ネギずし」や「ネギケーキ」など5種類のメニューを考案した。23日限定で、同市南御座のうどん店「うどん およべ」で販売する。

下知ネギは、柔らかくて甘く、トロッとしたぬめりがあるのが特徴。昭和中期ごろまでは湿地に高い畝を作って育て、畝の間を小舟で移動しながら収穫したとの逸話が残る。都市開発や担い手不足で、現在は5軒ほどが主に自家用に栽培している。

4年生が地域との交流を深めようと、ネギの歴史などを地元農家から学習。さらに児童自らメニューを考え、試作を重ねてきた。

昨年12月には「およべ」の野口尭之・営業推進長(40)を同校に招き、考案したメニューを提案。揚げネギ炒め、ネギの酢みそあえ、ネギ天ぷら、ネギずし、ネギケーキの5種類が採用された。

23日午後1時半~3時に「高知 蔦屋書店」内の同店で販売し、児童も売り子として参加する予定。揚げネギ炒めを発案した佐伯潤生君(10)は「僕たちが提案した料理をみんなに食べに来てほしい。絶対、おいしいと思う」と話している。(乙井康弘)

この記事の著者

小笠原雄次

小笠原雄次

息子と娘はすでに成人。孫ができるのはいつになるか。趣味はテニス。体調管理も兼ねてプレイしてます。1963年生まれ。

関連するキーワード

LINE公式アカウントで
最新情報をチェック!

  • 週に2回程度、ココハレ編集部のおすすめ情報をLINEでお知らせします。

上に戻る