仮装でパレード、ハロウィン楽しんだよ!|週刊高知の子どもニュース(2022年10月29日~11月4日)
早くも 11 月。2022 年が残り 2 カ月を切りました。
10 月末には、高知県内各地でハロウィンのイベントが行われました。仮装した子どもたちがパレードしたり、ゲームやダンスをして盛り上がりました。
2022 年 10 月 29 日~ 11 月 4 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。
目次
弁当作りで自炊力向上 馬路小中、来年まで月1回
(高知新聞 2022 年 10 月 30 日掲載)
安芸郡馬路村の馬路小中学校でこのほど、児童生徒が弁当を自作して登校する恒例の「馬路式お弁当の日!」が始まった。来年2月まで月1回、自炊の力を養っていく。
村には高校がないため、中学卒業後は大半の子どもたちが村外で暮らす。自活には食の充実が欠かせないとしてPTAが音頭を取り、小学5年から中学3年生を対象に2012年度にスタートさせた。
初回の25日、5年の式部凪君(10)、小松わとさん(10)は学校菜園で収穫したサツマイモを使った1品を盛り込んでの弁当を持参。大学イモを作った式部君は「蜂蜜を多めに使ったので味が染みこんでおいしい」。芋ご飯に挑戦した小松さんは「お母さんに教えてもらい、楽しく作れた」とはにかんでいた。(植村慎一郎)
高知市でハロウィーン 手作りゲームで交流
(高知新聞 2022 年 10 月 30 日掲載)
高知市元町の「ふらっと旭」で29日、ハロウィーンイベントが行われ、地域の小中学生らが輪投げ対決や菓子くじ釣りなどの手作りのゲームを楽しんだ。
「ふらっと」は、NPO法人「アテラーノ旭」や高知医療生協などでつくる「旭やるかい」が、多世代が集える場として今年1月に開設。今回は、地域情報を発信する旭小の児童や卒業生らのグループ「旭っ子記者クラブ」とのコラボイベントとして、子どもたちと一緒に準備してきた。
近所の親子連れら約160人が参加。割りばしの鉄砲でお菓子を狙い撃ちしたり、お米や野菜の重さを当てたりと、多彩な遊びで盛り上がり、ごみ拾いをしながら地域を探索し、クイズを解く「スタンプラリー」にも挑戦。近くに住む付属小2年、田所つぶらさんは「ゲームでお菓子をもらい、楽しかった」とにっこり。同法人理事長で、ふらっとの運営委員、遠藤穣さん(29)は「子どもたちが地域の人たちと顔見知りになったり、交流するきっかけになったと思う」と話していた。(松田さやか)
仮装200人が商店街をパレード 土佐清水でハロウィーン
(高知新聞 2022 年 10 月 30 日掲載)
土佐清水市の中心市街地で29日、恒例のハロウィーンイベントが行われ、仮装した子どもら約200人が商店街をパレードするなどしてにぎわった。
日米友好の橋渡しとなったジョン万次郎にちなみ、米国文化に親しんでもらおうと地元有志が2012年から開催している。
アニメのキャラクターやお化けなど、お気に入りの衣装を身にまとった子どもたちは、「トリック・オア・トリート!」「ハッピーハロウィーン」と声を弾ませ、飲食店や量販店など15の協力店へ。店主からチョコレートやクッキーなどのお菓子を受け取ると「いっぱいもらったあ」と顔をほころばせていた。
中央町商店街の広場では児童生徒らがダンスを披露するなどして盛り上がった。運営スタッフの田中慎太郎さん(45)は「町がにぎわい、触れ合いもできた。子どもたちの思い出になってほしい」と話していた。(小笠原舞香)
世代超えハロウィーン♡ 香南市や東洋町でイベント
(高知新聞 2022 年 10 月 31 日掲載)
香南市野市町東野の平井地区で30日、家を回ってお菓子をもらうハロウィーンイベントが行われ、親子約30人が参加した。
世代を超えた交流を通し、地区を知るきっかけにしようと同地区まちづくり自治会が主催。子どもたちは約2時間かけて民家や店舗17軒を訪問し、元気よくあいさつしていた。
魔女や恐竜に扮(ふん)した子どもたちの行列に、庭先で待つ大人たちはにっこり。「昔はなかった行事やけど、みんなで楽しめていいね」などと話していた。
安芸郡東洋町白浜の甲浦集落活動センターなぎでも同日、住民約80人が魔女や骸骨、アニメキャラクターなどの仮装を楽しんだ。
子どもたちは音楽に合わせてダンスをしたり、互いの衣装を見せ合って記念撮影したり。この日は伊勢エビ釣りや型抜きなどの縁日もあり、にぎわっていた。(深田恵衣、板垣篤志)
さわやか香りで洗顔に! ウテナ×北川村のユズせっけん 11/1全国発売 北川中生徒が箱デザイン
(高知新聞 2022 年 10 月 31 日掲載)
安芸郡北川村の北川中学校3年生がパッケージデザインを手がけた村産ユズせっけんが、11月1日から全国で販売される。化粧品メーカー「ウテナ」(東京)が技術面で全面サポート。生徒たちは「村を知ってもらうきっかけになってほしい」と期待を寄せている。
昨年度から村の活性化策について学習しており、上村誠村長やユズ農家らから話を聞き、せっけんを商品化することに。手作りを目指したがうまくいかず、村産ユズの種子油でヘアオイルなどを開発、販売しているウテナに協力を求めた。
同社と協議を重ねる中でターゲットを女性に絞り、洗顔用のせっけんを作ることに決定。生徒がパッケージのユズをデザインした。
村のユズを永遠(とわ)にとの願いを込めた商品名は「ユトワ」。生徒は「ユズのさわやかな香りに包まれながら、肌の汚れをすっきり落としてほしい」とPRしている。販売面ではウエルシアグループが協力。よどやドラッグなど全国の系列ドラッグストアのほか、村内ではモネの庭マルモッタン、北川村温泉、小規模多機能施設「ゆずの花」が取り扱う。80グラム800円(税込み)。(植村慎一郎)
コスモス畑にみやびな琴の音色...宿毛市山奈小児童が演奏 見頃は11月中旬まで
(高知新聞 2022 年 10 月 31 日掲載)
秋風に乗って、みやびな響き―。高知県宿毛市山奈町山田のコスモス畑で30日、地元の山奈小学校の児童10人が琴の演奏を披露した。訪れた人は満開のコスモスと、風情ある音色との共演を楽しんだ。
地域に新たな名所をつくろうと、住民グループ「山農会」が2018年からコスモスを栽培。今年は昨年の倍近い4・2ヘクタールの農地に種をまき、ピンクや白の花が一面に広がっている。
この日児童らは、畑の中に並べられた琴で「ふるさと」など6曲をゆったりと奏でた。5月から練習を重ねてきた4年の所谷明音(はるね)さん(9)は「コスモスがきれいで、気持ちよく弾けた」とにっこり。耳を傾けていた地元の西山熊代さん(88)は「とても上手。のどかな雰囲気の中で聞く琴は最高ですね」とほほ笑んでいた。
同会によると、コスモスは11月中旬まで見頃という。(坂本出)
津波三重防護を見学 高知市・浦戸小
(高知新聞 2022 年 11 月 3 日掲載)
高知市の浦戸小学校3、4年生16人が2日、国と県が浦戸湾口などで進める津波対策の三重防護について学んだ。国土交通省の職員から全体像や構造を教えてもらい、船から防波堤などを見学した。
南海トラフ地震に備える三重防護事業は2016年度に着手し、31年度完成を目指している。見学会は、同事業の啓発活動などを行う「高知つつみの会」(代表=古谷純代・高知商工会議所副会頭)が企画した。
児童は高知港湾・空港整備事務所(同市種崎)で地震、津波対策についてクイズ形式で知識を深めた後、業務艇「とさかぜ」に乗船。職員から「四つある防波堤を補強しているところ」「あの消波ブロックは一つ100トン」などの解説を聞きながら回った。
防波堤の基礎になる巨大なコンクリート製の箱「ケーソン」の製造現場も船から見学し、3年の明間稜幸君(8)は「中が空洞でも壊れない?」と質問。「海に運んだ後、海水や石を入れコンクリートでふたをするので大丈夫」などと説明を受けていた。(加治屋隆文)
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