2歳未満の子どものマスク着用は「危険」
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、マスクの着用が呼び掛けられている中、日本小児科医会が「 2 歳未満の子どもはマスクの着用をやめるべきだ」との見解を出しました。窒息や熱中症の危険があるとのことです。
2 歳未満に限らず、幼児はマスクを着けること自体が難しかったり、嫌がったりということがありますね。「教えて!吉川先生」でおなじみの小児科医、吉川清志さんによると、「マスク以外の感染予防である、手洗い、規則正しい生活、三つの『密』を避けるといったことなどをしっかり行ってください」とのことです。無理に着けさせることは避けましょう。
2歳未満、マスクやめて 窒息の危険、小児科医会が警告
(高知新聞2020年5月26日朝刊より)
日本小児科医会は25日、2歳未満の子どもはマスクの着用をやめるべきだとの見解を公表した。窒息や熱中症の危険があると警告する一方、新型コロナウイルス感染による子どもの重症化は少ないと指摘している。
同会によると、成人と比べ気管が狭いため、マスクをすると呼吸しにくくなり窒息の恐れがあるほか、心臓に負担がかかる。嘔吐した際に窒息につながる危険性も増す。体内に熱がこもって熱中症のリスクが高まることや、顔色や表情の変化から体調の異変に気付くのが難しくなることも懸念される。
世界的に子どもの感染例は少なく、幼稚園や保育園、学校での集団発生はほとんどないという。
この記事の著者
ココハレ編集部
部員は高知新聞の社員 6 人。合言葉は「仕事は楽しく、おもしろく」。親子の笑顔に出合うことを楽しみに、高知県内を取材しています。