有機野菜はどこで売っていたら買いやすい?ブロック牛肉の調理方法は?子育てママ目線でアイデアを|ココハレ企画「マーケティング会議」にココハレサポーターズが参加しました②〈PR〉
梼原町の「雲の上ガーデン」「津野山畜産公社」の子育て世帯向け商品を、ココハレサポーターズが考えました
お買い物先で、おでかけ先で、「子育て世帯向けにこんな商品、サービスがあったら、うれしいな」と感じることはありませんか?
「ココハレ・マーケティング会議」は、そんな子育て目線を商品開発に生かしてもらう企画です。
今回はココハレサポーターズが、梼原町で有機野菜を作る「雲の上ガーデン」と、土佐和牛「ゆすはら牛」を飼育する「津野山畜産公社」の商品について考えました。
有機野菜はどうすれば買いやすくなる?ブロック牛肉の調理方法は?子育てママならではのアイデアを紹介します。
(提供=梼原町未来型ビジネス研究会)
※記載されている内容は 2024 年 1 月 8 日時点のものです。
目次
子育てママのアイデアを生かしたい!梼原町の「未来型ビジネス研究会」とココハレがコラボしました
ココハレ・マーケティング会議は、子育て目線を商品開発に生かしていく試みです。梼原町の「未来型ビジネス研究会」とココハレとのコラボで実現しました。
未来型ビジネス研究会では、梼原町の根幹を支える商業事業者を対象に、経営スキルの向上やコミュニティーづくり、ネットワークづくりに取り組んでいます。
2023 年 10 月に第 1 回の会議が開かれ、梼原町の「和紙スタジオ かみこや」と「SAKURA club(桜クラブ)」の商品について考えました。
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第 2 回は 12 月 5 日に高知新聞社で開かれました。第 1 期、第 2 期のココハレサポーターズに加えて、「おでかけ絵日記」の作者・MOTOKOさんも参加。梼原町の雲の上ガーデンと津野山畜産公社の商品について考えました。
【雲の上ガーデン】有機野菜は高い?高知県民が普段使いで買いたくなる販売方法とは
「雲の上ガーデン」は梼原町茶や谷にある農園です。経営するのは尾森昇兵さん、沢智さん夫妻。5 歳と 1 歳の姉妹を育てながら、野菜を作っています。
マーケティング会議では妻の尾森沢智さんが説明しました。
農園は標高 600 メートル地点にあり、年間 80 種類ほどの野菜とハーブを育てています。農薬や化学肥料は使わず、「なるべくシンプルに、手作業で作っています」と尾森さん。
以前は県外の飲食店などに野菜を卸していましたが、新型コロナウイルスの影響で難しくなりました。現在は県内での販路拡大に取り組んでいます。
そんな雲の上ガーデンさんがサポーターズに聞いてみたいことがこちら。
- 有機野菜って、やっぱり購入しづらい?
- 有機野菜がどんな所で販売されていたら、買いたいなと思う?
- 有機野菜を普段使いで購入してもらうには、どんな販売方法がいい?
まずは味見を!ということで、トマトとピーマンを試食したサポーターズの皆さん。
「おいしい!」「ピーマンは青リンゴみたい!」「これは子どもでも食べられる!」
トマトは緑色で完熟する品種とのことで、甘く、糖度は高いもので 10 度だそう。スーパーでの販売価格が 350 円と聞き、「安い!」「有機野菜ってもっと高いイメージだった」との声が上がりました。
サラダセット、温野菜セット… 1 袋に複数入ってたらうれしい!
普段の野菜は「スーパーの地元生産者のコーナーで購入するようにしている」という人もいれば、「宅配で、切られた状態のものを購入している」という人もいました。
「宅配」のキーワードをきっかけに、「野菜の定期便があったら、定期購入したい」という声が上がりました。
「サラダセットを定期便として、おうちに届けるのはどう?」
「野菜のサブスクみたいな」
「温野菜のセットもうれしい」
食材から「何を作ろうかな」と考えるのが料理の醍醐味ですが、忙しい子育て世代としては、子どもにいいものをパパッと手早く作って食べさせたい!
「 1 袋に複数の野菜が入ってると、助かる。食べ方も書いてあれば、なおうれしい」という意見に大きくうなずきました。
パッケージに欲しいのは「無農薬感」
「地元の農家からいい野菜を買いたいけれど、いつ、どこで販売されてるのか、情報が分かりにくい」「気づいた時には売り切れとかあるよね」という声も上がりました。
雲の上ガーデンは主にインスタグラムで情報を発信しています。発信内容についても意見を出し合いました。
- いつ、どこで、どんな野菜を販売するかが知りたい
- 子ども連れだと時間通りにおでかけできないこともあるので、マルシェで「予約お取り置き」ができたらうれしい
- 野菜を使ったレシピも発信してほしい
話し合いながら、緑色のトマトが入った袋を手に取って眺めていたサポーターさんがつぶやきました。
「パッケージにも無農薬感、欲しくないですか?」
「確かに!」
「緑のテープじゃなくて、麻のひもで縛るとか。白いラベルはクラフト風の紙に変えるとか」
「無農薬感をもっと出したら、ギフトとか観光客向けのお土産でもいけそう!」
盛り上がるサポーターズの話をメモしながら、「その発想はなかった」と尾森さん。「材料費と相談ですが、考えてみます」と笑顔で話していました。
「雲の上ガーデン」の野菜は梼原町内の道の駅などで販売されています。高知大丸のOMACHI360 で開かれる「高知アンビシャスの会」のファーマーズマーケットでは毎月、対面販売をしています。
【雲の上ガーデン】
- 住所:高知県高岡郡梼原町茶や谷 661
- 野菜販売:まちの駅ゆすはら(雲の上のホテル別館マルシェ・ユスハラ 1 階)、道の駅ゆすはら、高知アンビシャスの会ファーマーズマーケット(高知大丸OMACHI360で月 1 回開催)など
- 問い合わせ:フォームで受け付けています
- インスタグラム:https://www.instagram.com/kumonouegarden/
【津野山畜産公社】牛肉はスライスがいい?ブロックがいい?子育て世代に“刺さる”商品とは
津野山畜産公社は梼原町で「ゆすはら牛」の繁殖から肥育まで、一貫して取り組んでいます。ゆすはら牛は「土佐和牛」の一つ。標高 1000~1400 メートルの四国カルストで放牧され、舌触りの良い肉質と、甘みを感じる上質な脂が特長です。
説明したのは代表の秋澤克哉さん。小学 2 年生の男の子と 5 歳の女の子のお父さんです。
津野山畜産公社もコロナの影響を受けました。県内で販路拡大を目指していますが、最大の悩みがこちら。
秋澤さんはJAファーマーズマーケット「とさのさと」(高知市北御座)などで対面販売をしながら、消費者のニーズを探ってきました。
現在は「焼き肉用スライス肉」と「ブロック肉」を販売しています。BBQでの購入を想定していますが、「ブロック肉って実は用途が限られているのでは…」と秋澤さん。サポーターズに意見を求めました。
ブロック肉はテンションが上がる!
「ブロック肉は確かに、切るのが大変」と同意しつつ、「スライス肉よりもテンションが上がるよねー!」とサポーターズの皆さん。
「大人数だったら、塊じゃない?スライスだと、数が少なくなるというか」
「見た感じが華やか。特別感があるから、ホームパーティーとかにぴったり」
「BBQはスライス肉だと網にくっついて焼きづらいから、実はブロック肉の方がいい。アルミに包んでじっくり焼く」
秋澤さんの想像以上に、ブロック肉に好印象!
「子どもは脂多めのお肉を喜ぶ」
「健康を考えたらヘルシーな赤身がいいけど、たまには気にせず食べたい」
「そうそう。がっつりな背徳感がたまらない」
盛り上がる皆さんの意見を聞きながら、がっつりお肉が食べたくなったココハレ編集部員です。
「焼き肉用」「脂の量、星三つ」…表示があれば買いやすい
ブロック肉のレシピで思い浮かぶのがローストビーフ。他に、チンジャオロース、ガーリックライス、オイルフォンデュなどが上がりました。
とはいえ、スライス肉やミンチに比べたら、ブロック肉でレシピを考えるのは大変です。
「お肉の用途は書いておいてくれたら助かる。『焼き肉用』とか『カレー、シチュー用』とか」
「その表示を見て、晩ご飯のおかず決めたりするよね」
「脂の量も目安が欲しいなぁ。『脂の量、星三つ』とか」
「ブロック肉ならではのレシピを発信してほしい」
雲の上ガーデンの野菜と同じように、「食材+用途・レシピの提案」が子育て世代にはありがたいようです。
豚肉や鶏肉に比べたら、値段が張る牛肉。さらに土佐和牛となると、普段気軽に買えるものではありません。「もらったら、うれしいよね」との意見から、贈答用のアイデアも考えました。
「ネーミングは『梼原がち肉』でどう?背徳感アピールで」
「ハート形のお肉にして、箱に入れてプレゼントにしてもかわいいと思う。ロイズのチョコみたいなイメージだと、量も少しでいい」
「気軽には購入できない」という和牛ブロック肉の弱点を逆手に取った販売方法が、子育て世代にも“刺さる”かもしれません。
秋澤さんは「レシピの提案や商品に対して欲しい情報など、勉強になりました。商品作りに生かしていきます」と話していました。
津野山畜産公社のお肉は「とさのさと」、鏡むらの店・万々店(高知市中万々)、県内の精肉店などで販売されています。
【津野山畜産公社】
- 住所:高知県高岡郡梼原町横貝 593-1
- お肉の販売:JAファーマーズマーケット「とさのさと」、鏡むらの店・万々店など
- 問い合わせ:0889-68-0110
サポーターズのアイデアをもとに、商品開発が進んでいます
2 回目の会議の後、未来型ビジネス研究会ではそれぞれの商品について意見を出し合いました。
サポーターズとのやりとりを振り返り、尾森さんは「有機野菜は値段が高いことに抵抗があると思っていました。『高くてもいい』と言われて勇気が出ました」、秋澤さんは「ブロック肉に対し、『特別感』『背徳感』というメッセージ性が新鮮でした。調理例をココハレユーザーから提供してもらうなど、双方向で情報発信ができたら」と話していました。
ココハレ・マーケティング会議、いかがでしたか?お父さん、お母さんたちのアイデアが高知県内の商品に生かされ、高知での子育てがより楽しいものになれば…と思います!