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【サポーターズコラム】野菜嫌いの子どもにどうやって食べさせる?農家ならではの食育とは|尾森沢智さん

【サポーターズコラム】野菜嫌いの子どもにどうやって食べさせる?農家ならではの食育とは|尾森沢智さん

子育て、おでかけ、家族の出来事…ココハレサポーターズがコラムで紹介します!

ココハレの企画を考えたり、親子で参加したりして、ココハレを盛り上げている「ココハレサポーターズ」。2024 年度は 7 人のお母さんたちが活動しています。

「サポーターズコラム」では日々の子育てのこと、おでかけの思い出、家族の出来事などをそれぞれが紹介していきます。

子どもの野菜嫌いは、親としては気になるところ。農業を営む尾森沢智さんの長女は 5 歳頃まで野菜やきのこが苦手でしたが、いつの間にか克服していました。農家ならではの「食育」から取り入れたい、好き嫌いへの対応の極意とは?

食育?したことないんですけど…

さて、今回のサポーターズコラムは何を書こうか悩んでいたら、夫が「食育について書けば?うちの子どもたちは野菜を生でバリバリ食べるでしょ」と一言。

え?私、食育なんてしたことないんですけど。

天邪鬼なので「〇〇育」と聞けば斜に構える私。勉強したこともなければ進んで取り組んだこともありません。うちは農家なので、消費者目線ではない、少し変わった環境でもあります。

農家の食育事情とは?
農家の食育事情とは?

というわけで、たぶん参考にはなりませんが、そんな我が家の食育事情をお話しましょう。

子どもはおいしいものを探す!

長女は 5 歳頃まで緑色の野菜、加熱した野菜、きのこ全てをほぼ食べませんでした。

夫も成人するまで大の野菜嫌いだったので、「まぁ多少食べなくても大きくなるし、農家にもなるさ」程度に思って、特に嫌いな野菜を食べさせる努力はしませんでした。

次に生まれた次女は初めから煮物やきのこも大好き。2 人とも生野菜は食べるので、元来割と野菜好きなのだと思います。

ケールのスムージーをがぶ飲み
ケールのスムージーをがぶ飲み

「もし環境がそうさせたのだとすれば何だろう?」と考えると…農家なので「野菜そのものの姿」と触れ合う機会が多いのはあるかもしれません。

野菜がすぐそばにある我が家です
野菜がすぐそばにある我が家です

家に帰れば、食卓に(時には帰りの車に)野菜の入ったザルが置いてあります。その日の出荷で余ったものや、虫食いではじいた野菜です。

子どもたちはそこから自分の好きな野菜を探して勝手に食べます。夕食の前ですが、副菜を先に食べていると思えばまぁよし。

おいしいものを探すのは本能!
おいしいものを探すのは本能!

子どもはおいしいものを探す時は感心するほどの観察眼を発揮します。

パプリカの色ごとに甘さや味わいが違うことも、ニンジンの歯触りのいい部分も、おいしいトマトとそうでないものもきちんと見分けます。

さながら動物。

おいしいニンジン、分かってます
おいしいニンジン、分かってます

そして「今の時季はトマトを食べられない。キャベツしか持って帰ってこない」といった具合に、旬もおのずと理解します。

「今日もこれ?」と文句を言われるのもまた一興!

結局は「親が好きかどうか」ですね

でも一番、「野菜はおいしい!」と思っているのは私たち親です。

「カブのおみそ汁おいしい!」と喜んで食べていると、娘も「食べたい」と言いだします。作戦じゃありません。なんなら「食べないなら、口つける前にちょうだいよ!?」と取り合うくらい。

おいしい野菜は時に取り合いに
おいしい野菜は時に取り合いに

食育に大事なことがあるとすれば、「親が野菜を好きか」「野菜と触れ合う機会があるか・楽しんでいるか」なのかなと思いました。

自分が好きじゃなければ、子どもに勧めるのも大変です。でもよく考えたら、それって食育に限ったことではないですね。

親が好きかどうか…食育に限らずですね
親が好きかどうか…食育に限らずですね

くしくも先日、生きたオスの鶏を頂いたので、自分たちでさばきました。

苦手な方もいらっしゃると思うので割愛しますが、子どもたちは怖がることも特別視することもなく、生きている状態からお肉になるまで、ごく自然に庭先で遊びながら眺めていました。

これもまた食育かなと思ったことでした。

 

ココハレサポーターズのコラムは「#サポーターズ」で紹介しています。第 1 期、第 2 期サポーターズのコラムもご覧いただけます。

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この記事の著者

門田朋三

ココハレサポーターズ

高知県内で暮らし、子育てをしているお母さんたち。子育て情報や話題のスポットなどを保護者目線でお伝えしていきます。

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