高知の子育てママ、共感必至!?初めての離乳食作りに“便利グッズなし”で挑戦してみると|オクラの種取り、お麩のくず散らかし…たどり着いたのは「あの調理家電」でした

「離乳食作りは大変」というけれど、ふだんの料理とどんなふうに違うんだろう?
先日、初めて離乳食教室に行ってみたココハレ編集部員。欠片くらいに刻まれた食材に、「大人の食事とは別にこれを毎食分作るなんて…」と正直気が遠くなりました。子育て中の皆さんは本当にえらい…!
赤ちゃんに食べてもらうことが本来の目的ではありますが、作ってみるだけでも離乳食の大変さの一端は理解できるかも。早速、自宅の調理グッズで離乳食作りに初挑戦してみました。
へとへとになりながら完成したところで、ふと頭に浮かんだ「“あの調理家電”があればしんどかった工程が全部解決するのでは?」
あの調理家電とは一体?初心者が苦労した「大変ポイント」とともにお届けします。
目次
【材料集め】離乳食の専用セットも、便利グッズもありません
まずは調理グッズの準備から。高知市の離乳食教室で教えてもらったのは、小さめのすり鉢と網目の細かい漉し器(ザル)、すりおろし器の 3 点セットでした。
ふだん大人用の料理しか作っていない自宅のキッチンには、当然ながら専用セットはありません。
今回準備したのはこちら。
ラップ、すりおろし器、めん棒、輪ゴム、重ためのガラスボウル、フォークです。使いやすくも、特段使いづらくもない、ごくごく一般的な調理グッズです。
作るメニューは、離乳食教室で食べた「鶏ささみ・ミンチ」を使った離乳初期・中期・後期の全 3 品です。丁寧に作られたお手本を知っている分、どこまで近づけるかがんばりどころですね。
- 初期:ささみのくず煮
- 中期:なすのそぼろあんかけ
- 後期:鶏とカボチャのお焼き
※今回はささみではなく、全て鶏ミンチで作りました
ココハレ編集部が取材した高知市の離乳食教室の記事はこちらから。
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鶏ミンチは脂質の少ない鶏むね肉のミンチをチョイス。淡白すぎて大人には少し物足りないですが、赤ちゃんにはこれがいいはず。
食材を揃えていよいよ離乳食作りスタートです。
【大変ポイント①】すりつぶし&すりおろし!お麩のくずが飛び散ってげんなり
3 品中 2 品に出汁を使います。カツオ節が無かったため、昆布出汁にしました。粉末出汁にお世話になっている身としては、この時点ですでにほんのり面倒。
鶏ミンチのくず煮
茹でた鶏ミンチをすりつぶしたものと、すりおろしたお麩を出汁で煮るだけとシンプルな工程です。
ここで、すり鉢とすりこ木の代わりにガラスボウルとラップを巻いためん棒で挑戦したところ、滑ってなかなかつぶれてくれません。
力を込めて押し付けたりねじったり…体力を使ったわりには、少し細かくなったかな?というくらいでした。
お麩は拍子抜けするほど簡単で、ふだんはあまり使いやすくないすりおろし器でも軽い力ですんなりすりおろせました。
ただ、問題は終わった後。作業を行った机にはお麩のくずが大量に飛び散ってしまいました。
心に余裕がある時でさえ、粉っぽいゴミの片付けは避けたいもの。育児真っ最中ではそのげんなり感もなおさらです。
鶏ミンチとお麩、出汁を加えて火にかけ、水溶き片栗粉でとろみをつけると完成です。
【大変ポイント②】オクラの種を除く!?そんなことやったことない!
2 品目は、ナスの細かいさいの目切りからスタートです。
なすのそぼろあんかけ
5×5mmなんて、自分が食べるためならサボって倍以上のサイズにしてしまうところ。離乳食ではそうはいきません。
カットしたナスを茹で、水を切って冷ましている間にオクラのみじん切りへ。…って、「オクラの種を取り除く」!?
オクラの種なんて気にしたことも無かった編集部員は思わず二度見。
あまりの丁寧さに驚きながらも、小さな種さえ固い異物になってしまう赤ちゃんの細い喉の繊細さに気が引き締まりました。
フライパンに油をひかずに鶏ミンチを炒め、火が通ったら出汁と刻んだオクラを加えて味噌を溶き入れます。
このとき使う味噌の量は、離乳食 1 食分で小さじ 8 分の 1 ほど。増やしたい気持ちをぐっとこらえ、水溶き片栗粉でとろみをつけて 2 品目も完成しました。
【大変ポイント③】マッシュカボチャをひっくり返す?やわらかすぎて、ちから加減にドキドキ
最後に使う食材は、鶏ミンチとカボチャの 2 種類だけ。「バター」の文字にテンションが上がります。
鶏とカボチャのお焼き
鶏ミンチに火を通し、茹でたカボチャをマッシュしたものに加えて混ぜます。鶏ミンチはフライパンに少しだけ水分を入れ、焦げないように火を通しました。
混ぜ合わせたものを見てみると、「これってほぼマッシュカボチャだけじゃない?」
もう一度確認してみても、鶏ミンチの量は分量通り。
間違っているわけではない。意を決して、やわらかいマッシュカボチャをそっとスプーンで小判型に整形し、わずかにバターをひいたフライパンに並べて焼いていきます。
レシピには「両面焼く」とあるので、最低でも 1 回はひっくり返さなければなりません。フライ返しでは滑って他のお焼きにぶつかってつぶれてしまうため、菜箸でやさしくやさしく持ち上げて、くるり。
間違いなく、これまでの人生で最も繊細な力をお箸に込めた作業でした。
両面にほんのりと焼き色がついたら完成です。
しんどかった工程、「ブレンダー」があれば全て解決できるのでは?
手を抜けない丁寧な作業に苦戦しながら、なんとか全てのメニューが完成しました。
離乳食教室のお手本と見比べてみると、くず煮は粒感が残っているし、あんかけはとろみが弱くてしゃばしゃばで、お焼きはサイズが大きく不格好です。
いかにお手本が丁寧に作られたのかを思い知りました。たった 3 品にかかった時間はなんと 1 時間半!もう体も心もへとへとです。
煮込む、炒めるなど一定の待ち時間が必要な工程はほとんどなかったのに、どうしてこんなに時間がかかってしまったのでしょう?
個人的に手間がかかった工程はこちら。
- 鶏ミンチを「すりつぶす」
- お麩を「すりおろす」(その後の掃除を含む)
- オクラの「種を取り除いて、細かく刻む」
主に食材を細かくするという作業に時間を取られていました。
すり鉢やすりこ木、くずが飛び散りにくいすりおろし器などが無く、あるもので代用したことも原因の一つ。
でもこれって、「ブレンダー」や「フードプロセッサー」などがあれば解決できることなのでは?
「離乳食作りの必須アイテム=ブレンダー」
具体的な知識の無かった編集部員でさえ、よく耳にする言葉。出産祝いにブレンダーやフードプロセッサーを贈り、逆に贈られたという話もよく耳にします。
食材を刻む、砕く、つぶす、混ぜる、なめらかにする。ブレンダーが 1 台あれば、食材を放り込むだけで全てできてしまいます。なんてありがたい…!
たった 3 品を作っただけの編集部員ですら、そのありがたみは身に染みて感じるほど。だからブレンダーだったんですね。
今回は作ってみただけですが、実際に離乳食を作って赤ちゃんに食べさせる場面では、それを食べてくれないこともしばしば。
「これくらいの細かさでいい?」「とろみは十分?」。作業はもちろん、大雑把に済ませられないというプレッシャーがズシンと体を重たくしていきます。
できるだけ手間を減らして楽に作ること。毎日続く食事だからこそ、自分を追い詰めるほど気合いを入れ過ぎないこと。
離乳食教室で聞いた、「最初の頃は、母乳やミルクの栄養で足りているので食べなくても大丈夫。『口に入れられて良かったねー!』くらいの気持ちでおおらかにチャレンジしてみてください」という言葉の温かさを、一度でも作ってみた今なら少しわかるような気がしました。
お子さんのために離乳食を作ってきたお母さんやお父さん、今まさに試行錯誤している皆さん、本当にお疲れさまです!
作った離乳食はその後、鶏ミンチのくず煮とナスのそぼろあんかけ、残った出汁を鍋で混ぜ合わせてカレーに大変身。
カボチャのお焼きはお弁当を彩る 1 品になり、全部おいしくいただきました。
【レシピ動画】高知市の離乳食教室で公開されています
今回挑戦した離乳食のレシピ動画は、高知市の離乳食教室を主催する高知市母子保健課のウェブサイトで紹介されています。
次回の離乳食教室は 8 月 21 日(金)、総合あんしんセンターで開催される予定です。

離乳食 3 品のレシピはこちら。全て赤ちゃん 1 食分の分量です。
ささみのくず煮
- 鶏ささみ 10g
- おつゆ麩 5 個
- 出汁 40cc
- 片栗粉 小さじ 2 分の 1
- 鶏ささみを薄くそぎ切りにして熱湯で茹で、すり鉢ですりつぶす
- 鍋に出汁と①、すりおろしたお麩を加えて火にかける。ひと煮立ちしたら水溶き片栗粉でとろみをつける
ナスのそぼろあんかけ
- 鶏ミンチ 10g
- ナス 15g
- オクラ 2 分の 1 本
- 出汁 50cc
- 味噌 少々(今回は小さじ 8 分の 1)
- 片栗粉 小さじ 4 分の 1
- ナスの皮を剥いて 5mm角に切り、水にさらしてアクを抜く。やわらかく茹でて器に盛る
- オクラをやわらかく茹でて、種を取り除いて刻む
- フライパンで鶏ミンチを炒める。火が通れば出汁と②のオクラを加え、味噌を溶き入れる。
- ③に水溶き片栗粉でとろみをつけて、①にかける
鶏とカボチャのお焼き
- 鶏ミンチ 15g
- カボチャ 40g
- バター 少々
- 鶏ミンチに火を通す
- カボチャは種と皮を取り除き、茹でてつぶす
- ①②を混ぜ合わせて小判型に形を整え、バターを熱したフライパンで両面を焼く
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