読み聞かせにおすすめ!子どもの頃に読んだ思い出の絵本10選
1位は大人気のあのシリーズ!高知のお父さん、お母さんの心に残る絵本を紹介します
お正月に行った「ココハレ新春絵本プレゼントキャンペーン」にたくさんのご応募をいただき、ありがとうございました。
キャンペーンでは「子どもの頃に読んだ思い出の絵本」について、エピソードとともに質問しました。
この記事では、特に人気の高かった 10 冊をご紹介します。1 位は今でも大人気のあのシリーズ!読み聞かせや絵本選びの参考にしてください。
キャンペーンは 2022 年 1 月 1~10 日に行い、664 人から応募がありました。アンケートでは「あなたが子どもの頃に読んだ思い出の絵本は?」という質問で、絵本のタイトルとエピソードを聞きました。
シリーズ化された絵本はまとめて集計しました。人気が高かった順番にご紹介します。
【1位】みんな大好き!「ノンタン」シリーズ
1 位は「ノンタン」シリーズ(偕成社)。作者は絵本作家のキヨノサチコさんで、2021 年には刊行 45 周年を迎えました。「とにかく大好きだった」「全シリーズを集めた」という声が寄せられました。
- ノンタンの表情がころころ変わり、面白くて大好きだった。登場するキャラクターもよく知ってる身近な動物たちで分かりやすく、かわいかった
- 繰り返しのフレーズに親しんで何回も読んだ。その本を今、息子が読んでいることが感慨深いです
- ノンタンシリーズの中でも「ノンタンのたんじょうび」。クッキーの作り方を見て、お姉ちゃんと一緒に作りました。表紙の裏にいろいろ描いてある、絵本ならではの面白さが好きでした!
- ノンタンがいたずらしたり、おねしょしたり、その当時の自分とものすごく重なる部分があり、よく読んでもらいました
【2位】怖いけど読みました!「おしいれのぼうけん」
2 位は「おしいれのぼうけん」(童心社)。ふるたたるひさん、たばたせいいちさんの作品。保育園でお昼寝前に先生に叱られ、押し入れに入れられた 2 人の男の子が冒険するお話です。80 ページ近くあるので読み聞かせは大変ですが、子どもたちはぐいぐい引き込まれますね。
- 押し入れの中にいるねずみばあさんが怖かったけど、何度も読んでもらいました。懐かしい気持ちになります
- 子どもの頃はすごく絵が怖くて、ねずみばあさんがいるんじゃないかと、ずっとおびえていました。お母さんになってからすぐに買いに行きました。子どもが怖がる顔を見ながら、ニヤニヤをこらえるのに必死でした
- 保育園で読んでもらったのですが、まるでほんとにその中に自分が入っていた感覚が残っています。それだけ絵本の世界観がすごかったのかなと、今あらためて思います
【3位】すてきなパンをずっと眺めました!「からすのパンやさん」
3 位は「からすのパンやさん」(偕成社)。「いずみがもり」で暮らすパン屋さんの一家を描いた、かこさとしさんの代表作です。とってもすてきな、変わった形のパンに目を奪われた人も多いのでは。大人になって読むと、育児に追われてパン屋さんの仕事がおろそかになり、経営が傾いていくところにも共感できたり。
- 見開きでいろんなパンが載っているページをずーーーーっと眺めていました
- この本のおかげで、33 歳になった今もパンが大好きです
- 山でカラスを見かけるたびに「いずみがもりかなぁ」とか想像していました
かこさとしさんの作品では「だるまちゃんとてんぐちゃん」も人気でした。
【4位】「おおきなかぶ」「ぐりとぐら」「はらぺこあおむし」
4 位は 3 冊あります。
「おおきなかぶ」(福音館書店)はロシアの昔話。訳は内田莉莎子さん、画は佐藤忠良さんです。大人になって読むと、抜けないかぶのそばで途方に暮れているおじいさんたちのリアクションに笑ってしまいます。
- どんどん登場人物が増えて、最後はみんなで力を合わせて抜くのが楽しかった
- 幼稚園で覚えるほど先生に読んでもらった
- うんとこしょ、どっこいしょのリズムが好きでした
「ぐりとぐら」(福音館書店)は、なかがわりえこさん、おおむらゆりこさんの人気シリーズ。大きなフライパンで焼いたあのカステラ、福音館書店のウェブサイトにレシピが載っています。
- ぐりとぐらが作るカステラがふわふわでおいしそうだったのをすごく覚えています
- シリーズほとんど持ってた記憶があります。母や祖母がよく読んでくれてました。青と赤なので分かりやすいですよね!
- 優しい雰囲気の絵が好きでした
「はらぺこあおむし」(偕成社)も長く愛される名作です。エリック・カールさん作で、訳はもりひさしさん。赤ちゃんから楽しめる絵本です。
- 食べ物に穴を開けて食べてどんどん大きくなっていくあおむしがかわいくて不気味でした
- あんなにいっぱい、好きな食べ物を好きなだけ食べていいなと夢が広がりました
- インパクトのある色使いが印象的で、今でもかわいいと思う
エリック・カールさんの作品では「パパ、お月さまとって!」も人気でした。
【7位】「はじめてのおつかい」「しろくまちゃんのほっとけーき」
7 位は 2 冊です。
「はじめてのおつかい」(福音館書店)は筒井頼子さん作で、絵は林明子さん。ママに頼まれておつかいに出かけたみいちゃんの物語です。みいちゃんと一緒にドキドキした人も多いのでは。
- この本を見て、1 人でおつかいに行くことに憧れ、近所のスーパーに行った記憶があります
- 私もおつかいに行く!行ける!と背中を押してもらった本
- 1人で何かをする時の怖さ、大きな声を出す時の勇気のいる感じにすごく感情移入できました
林明子さんの作品では「きょうはなんのひ?」「こんとあき」「ふたつのいちご」「おでかけのまえに」も挙がりました。
「しろくまちゃんのほっとけーき」(こぐま社)は「こぐまちゃんえほん」シリーズの一冊。わかやまけんさん、もりひさしさん、わだよしおみさん作です。ホットケーキが焼ける過程は何度読んでも楽しいですね。
- おばあちゃんっ子だった私は何回も何回も読んでは、おばあちゃんと一緒にホットケーキを焼いて食べていました。今でもあの甘い香りを思い出します
- 「やけたかな」「まあだまだ」のところが大好きで何度も読んでもらいました
【9位】ねずみの大家族を描いた「14ひきシリーズ」
9 位は「14 ひきのシリーズ」(童心社)。「14 ひきのひっこし」「14 ひきのあさごはん」から始まりました。作者はいわむらかずおさん。四季折々の豊かな生活と、細かい部分まで描かれた温かな絵が魅力ですね。
- 本当に好きで、保育園でも家でもずっと見ていました
- 季節ごとに読んでいくのが楽しかった
- カバーとハードカバーの絵が違っていたり、14 匹の動きが丁寧に描かれていて、隅々まで楽しみました
【10位】「ねずみくんのチョッキ」シリーズ
10 位は「ねずみくんのチョッキ」(ポプラ社)。なかえよしをさん(作)、上野紀子さん(絵)の人気シリーズです。「ねずみくんのクリスマス」では小さいツリーをからかった後に、ねみちゃんの大きな優しさが待っています。
- チョッキが伸びてかわいそう…と思ったが、最後は何だかほっこりしたのを覚えている
- ねずみくんがみんなにチョッキを貸してあげる優しさが好きだった
- 図書室で借りてハマって片っ端から読んで、ねずみくんを描くのにハマって、ねずみ年の年賀状はねずみくんを描いて出した気がします
他にもたくさん!絵本選びの参考にしてください!
高知のお父さん、お母さんの思い出の絵本、いかがでしたか?ココハレ編集部員もお話を振り返りながら、懐かしい気持ちになりました。今の時代の新しい絵本も、長く読み継がれてきた絵本も、子どもたちに伝えていきたいですね。
他にもたくさんのエピソードが寄せられました。絵本選びの参考にしてください。
- てぶくろ(福音館書店)…小さな手袋にみんなで入って温まるのが好きだった
- じごくのそうべえ(童心社)…地獄の怖さがありながらも、笑いがあって好きでした
- わたしのワンピース(こぐま社)…ワンピースの模様が変わっていくのが好きで、何回も読んでもらったり、自分で読んだり、お絵描きしたりしました
- さっちゃんのまほうのて(偕成社)…私は左利きで、同級生のほとんどが右利きでした。他の人と違うと感じ始めた頃にプレゼントされました。他の子と違ってもいいんだということを教えてもらえた絵本です
- モチモチの木(岩崎書店)…子どもの頃は何だか怖い本だなと思ってましたが、大人になって読むと意味深くてじーんときますね
- ぞうくんのさんぽ(福音館書店)…休日、リビングで寝る父の上に姉が乗りに行き、その上に兄が乗り、母が一番上に私を乗せ、ドッボーンと言って崩れる遊びを何度もしました。今は私が読み聞かせ、パパの背中に息子を乗せ、ドッボーンを楽しんでいます
- めっきらもっきら どおんどん(福音館書店)…お話が進んでいくにつれて、不思議な世界に引き込まれました
- ないたあかおに(偕成社)…相手を思いやるがゆえに取った青鬼の行動に、子どもながら切なくなりました
- エルマーのぼうけん(福音館書店)…毎晩少しずつ母が読んでくれたのをよく覚えています
- ねないこだれだ(福音館書店)…怖いのに気に入って、いつの間にか暗記していました