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大学生と一緒に学び、遊びませんか?不登校の小中学生の居場所「和サークル」が高知市で始まりました

大学生と一緒に学び、遊びませんか?不登校の小中学生の居場所「和サークル」が高知市で始まりました

子どもたちに、学校でもない、家庭でもない第3の居場所を。高知市朝倉の「クルム」で高知大生が活動しています

不登校の小学生、中学生に新たな居場所をつくろうと、高知大学の学生たちが「和(なごみ)サークル」という活動を始めました。

場所は、高知市の朝倉地区にある地域コミュニティー施設「クルム」。2022 年 10 月から、月 2 回のペースで開催しています。

学生たちは「一緒に遊び、学び、子どもたちが笑顔で過ごせる居場所にしたい」と、子どもたちを迎えています。活動の内容を紹介します。

学校に来られない子どもとは、学校では会えない

「和サークル」は高知大学教育学部の学生 7 人による団体です。団体名が今回の居場所の名前となっています。

代表は 4 年生の西森みず希さん。教育実習で訪れた小学校の教室で、ちらほらと空席があることが気になりました。

高知大学教育学部の西森みず希さん
高知大学教育学部の西森みず希さん

「空席を見て、学校に来られない子どもたちとは、学校現場では会えないんだなと気付きました。学校以外に居場所があって、しかも子どもたちと年齢の近い大学生がいれば、親や先生、友達に言えないことを話せるのではと考えました」

「学生だからできることを、主体的にやってみたい」。そう決意し、2021 年 10 月にサークルを立ち上げました。

「和サークル」の「和」には「心や気持ちが安らぐ場所の提供」、「サークル」には「手と手をつないで輪(和)をつくる」という意味が込められています。

教育実習での経験が、居場所づくりにつながりました
教育実習での経験が、居場所づくりにつながりました

学生たちの熱意は大人たちを巻き込み、NPO法人「GIFT(ギフト)」が協力することになりました。

GIFTはこれまで、子ども食堂「えいや家(えいやか)」で 5000 人を超える子どもや保護者と関わってきました。

さらに、不登校の子どもたちが集まる「えいや家ポケット」を毎週開いている“大先輩”。その活動を見学した西森さんは「子どもたちをあったかく迎え入れる雰囲気を、私たちもつくっていきたい」と考えました。

高知市朝倉地区の交流施設「クルム」で開かれます

サークルの立ち上げから 1 年で居場所づくりはスタートしました。

場所は、GIFTが運営する「クルム」。高知市の朝倉地区にある、空き家を活用した交流施設です。

「クルム」の建物。「福祉のために活用してほしい」と高知市社会福祉協議会に寄贈され、GIFTが管理・運営しています
「クルム」の建物。「福祉のために活用してほしい」と高知市社会福祉協議会に寄贈され、GIFTが管理・運営しています

居場所の開催は月 2 回。クルムを訪れた子どもを学生が出迎え、学びや遊びに取り組みます。

対象 不登校などの環境にいる小学生、中学生
場所 地域コミュニティー施設「クルム」(高知市朝倉己 850-32 )
開催日時 月 2 回、14:00~18:00。開催日はGIFTのウェブサイトでお知らせします

【 2022 年の開催予定】

  • 10 月 26 日(水)
  • 11 月 9 日(水)、16 日(水)
  • 12 月 7 日(水)、21 日(水)
参加費 無料
参加方法 申し込みが必要です。和サークルのインスタグラムのDMで申し込んでください
問い合わせ 和サークルのインスタグラムのDM

お姉さん、お兄さんと安心して過ごせる場所に

和サークルでは、子どもたちのペースに合わせて活動していくことを心掛けています。西森さんは「子どもたちに『何したい?』と聞くことから始めています」。

おしゃべりが弾みます
おしゃべりが弾みます

学生の中には、子ども頃に学校に行けなくなり、学校以外の居場所で過ごした経験のある人もいます。自分たちの経験や小中学校時代に感じた思いが「第 3 の居場所づくり」に生かされています。

「私たちがお姉さん、お兄さんとなって、疑似家族のように温かい、人と人とのつながりをつくっていきたい」と西森さん。

「『勉強したいけど、学校には行きたくないな』『学校でうまくいかないんだけど、親や先生には話せないな』という時に、安心して過ごせる場所の一つとして選んでもらえたらと思います」

「和サークル」の皆さん。「お姉さん、お兄さんとして関わっていきたい」と意気込みを語りました
「和サークル」の皆さん。「お姉さん、お兄さんとして関わっていきたい」と意気込みを語りました

2022 年の予定は次の通りです。子どものペースに合わせて活動していきます。

  • 10 月 26 日(水)…ハロウィンパーティー
  • 11 月 9 日(水)
  • 11 月 16 日(水)
  • 12 月 7 日(水)
  • 12 月 21 日(水)…クリスマスにちなんだお楽しみを計画中です

「クルム」は高知県看護協会近くの住宅街にあります

クルムは住宅街にあります。土佐道路を高知市春野町方面へ進み、高知脳神経外科病院の手前を左折すると、右手に高知県看護協会があります。そのまままっすぐ進むと、看護協会の駐車場が左手に見えます。看板の先を左折し、少し進むと右手にクルムがあります。表札は「クルム」です。

高知県看護協会の駐車場の看板の先を左折します
高知県看護協会の駐車場の看板の先を左折します
クルムの建物。表札は「クルム」です
クルムの建物。表札は「クルム」です

駐車場は敷地内に 1 台分、少し離れた「いきいきの里」前に 3 台分あります。利用する場合は電話で問い合わせてください。

クルムでは毎週木曜日、「えいや家ポケット」を開いています

クルムでは毎週木曜日の 11:00~18:00 、不登校の子どもたちが集まる「えいや家ポケット」が開かれています。絵を描いたり、ゲームをしたり、子どもが大人に見守られながら、好きなことをして過ごせる場所です。

「えいや家ポケット」のFacebookで情報発信しています。

 

GIFTは、高知県と高知市から委託を受け、「ひとり親家庭支援センター」を運営しています。ひとり親で子育てをする人を対象に、お金や仕事、住まい、子どもの預け先や教育のことなどについて、無料で相談に乗っています。

ココハレの「高知の『ひとり親家庭支援センター』を知っていますか?」で紹介しています。

この記事の著者

門田朋三

門田朋三

小 3 と年長児の娘がいます。「仲良し」と「けんか」の繰り返しで毎日にぎやかです。あだなは「ともぞう」。1978年生まれ。

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