11/2(土)、3日(日・祝)に高知市で「鏡川緑地公園イベント」|グルメにステージイベント!今年は打ち上げ花火に観覧席が登場!
高知市鴨部の鏡川緑地公園で 11 月 2 日(土)、3 日(日・祝)、恒例の「鏡川緑地公園イベント」が開かれます。
地域の有志が実行委員会をつくって続けてきたイベントで、グルメブースやステージイベントなど、親子で楽しめる企画が今年も盛りだくさん。フィナーレを飾る 3 日の打ち上げ花火では初めて、観覧席が設けられます。
実行委員会は「来場者も実行委員もみんなが楽しめるイベントとして続けていきたい」と、花火を含む運営への支援を募っています。観覧席はクラウドファンディングから購入できます。
来場者も実行委員も「エンジョイ」し次代へ 11/2、3に「鏡川緑地公園イベント」 打ち上げ花火も予定 ―EINEE高知
(高知新聞PLUS 2024 年 9 月 27 日掲載)
高知市鴨部の鏡川緑地公園で 11 月 2、3 日、恒例の「鏡川緑地公園イベント」が開かれます。20 回目の節目として開催された昨年は、来場者が約 1 万人と最大規模に。今年は花火観覧席を設けるなど、新たな試みも行われます。実行委員会は昨年に続き、運営への支援をクラウドファンディングで呼びかけています。
「若者や女性にも参加してもらいたい」
鏡川緑地公園イベントは 2004 年、安全な街づくりや鏡川の環境保全をテーマにした地域交流イベントとして始まりました。有志がボランティアで実行委員会をつくり、地域からの寄付で運営。高齢化や新型コロナウイルス感染症の影響で寄付が減る中、「地域で大切にしてきた火を消すわけにはいかない」と奮闘してきました。
コロナが第 5 類に移行した昨年は、多くの来場者でにぎわった半面、来場者の誘導やステージ運営などに必要な人員の確保という課題に直面しました。
イベントを継続していく上では「組織の新陳代謝」も課題に。本年度の実行委員長、森下典子さんは「若者や女性にもっと参加してもらいたい」と、実行委員会の改革を提案。これまでに出店などでイベントに参加した人々に声をかけ、今年は 6 人が新たに仲間入りしました。
初参加の国沢志乃さんは「鏡川緑地公園イベントは 20 年の歴史があり、親から子、子から孫の 3 世代交流が魅力。これからは運営側として、交流をつなげていけたら」。第1回から携わる西村正子さんは「若い人が主体的に関わり、仲間が増えてうれしい」と目を細めます。20 年の運営経験に新しいアイデアが加わり、次代へとバトンが継承されています。
環境保全、防災をアピール
イベントの内容もバージョンアップを試みています。テーマの一つである「鏡川の環境保全」では、人が集まり、ごみも出る飲食ブースと、環境についての展示などを行うブースを隣接させる工夫も。ボランティア団体「高知清掃隊」の代表で、本年度の環境委員長を務める山本稜平さんは「鏡川の環境を学んでもらい、一緒にごみを拾ってくれるボランティアにも参加してほしい」と、仲間集めにも力が入ります。
防災コーナーでは、災害時を想定し、より実践的な経験ができる取り組みを検討しています。手元にある食材を耐熱性のポリ袋に入れるだけで調理できる「パッククッキング」を計画。「誰でも簡単にできることを、子どもから大人まで、みんなに知っておいてほしい」と準備を進めています。
また、恒例のアームレスリング大会や餅投げ、吹奏楽の演奏など、さまざまなステージプログラムが 2 日間を通じて楽しめるようになっています。
フィナーレの花火には観覧席を設置
フィナーレを飾る打ち上げ花火は、来場者が毎年心待ちにする目玉のプログラム。今年は新作の花火も計画されており、「未来へつなげる」というメッセージが込められています。さらに、迫力の花火を間近で見る観覧席を新たに設ける予定です。
今年のイベントのコンセプトには「Let’s enjoy(レッツ・エンジョイ)」が掲げられています。森下さんは「地域の絆として大切に紡いできたイベント」と開催の意義を再認識した上で、「実行委員も含め、みんなで楽しめるイベントでなければ続けていくことは難しい」と考えました。
来場者がイベントを「enjoy」できるように、実行委員も準備や運営を通じて、地域のつながりを「enjoy」したい――。イベントに関わる全ての人がハッピーな連鎖で結ばれることを目指し、本番に向けた準備が進んでいます。(森本裕文)
「第21回鏡川緑地イベント」への支援は、クラウドファンディング「EINEE(えいねぇ)高知」で 10 月末まで募っています。詳しくはこちらから
「EINEE高知」は高知県内の地域振興の取り組みを支援するクラウドファンディングです。四国銀行、READYFOR、高知新聞社の 3 社が運営しています。
こちらのプロジェクトでも支援を呼びかけています。