ゴスペルで高知を元気に!世代を超えて歌い続けたい!|ゴスペルクワイア「Lahda Mercy(ラーダマーシー)」が2/15(金)に記念ライブ
「ゴスペル」を聴いたことがありますか?奴隷としてアメリカに連行されたアフリカ人たちが心のよりどころにしてきた音楽がルーツで、日本では映画「天使にラブ・ソングを」で人気となりました。
高知県内で活動するゴスペルクワイア「Lahda Mercy(ラーダマーシー)」が結成 20 周年を迎えました。コロナ下での活動自粛を乗り越え、2025 年 2 月 15 日に高知市内で記念ライブを開催します。
世代を超えて歌い続けようと、この夏には子どもたちによる「高知キッズクワイア」も結成されました。「ゴスペルで高知を元気にしたい」という熱いパフォーマンスを味わってみませんか?
ゴスペルで高知を元気に!結成20周年の「ラーダマーシー」が2/15に高知市で記念ライブ ―EINEE高知
(高知新聞PLUS 2024 年 11 月 17 日掲載)
高知県内で活動するゴスペルクワイア「Lahda Mercy(ラーダマーシー)」が結成 20 周年を迎えました。コロナ下での活動自粛、メンバーの減少などを乗り越え、来年 2 月に 8 年ぶりとなる記念ライブを開催予定。「ゴスペルで高知を元気にしたい」と、オリジナルグッズの制作など、観客と一体感のあるライブを目指しています。
「音楽経験がなくても楽しめる」
「ラーダマーシー」は 2003 年に結成されたゴスペルのクワイア(合唱隊)。名前は、レゲエ音楽などでよく使われる「Lord,have marcy(神のご加護を)」を意味するスラングから取りました。現在は約 40 人が在籍し、県内外でイベントに出演するなど、精力的に活動しています。
代表はシンガーソングライターのMASACOさん。高校から音楽活動を始め、ゴスペル留学も経験しました。
ゴスペルと言えば、リズムを取りながらのエネルギッシュな歌唱が印象的。歌うにはハードルが高そうですが、「現在のメンバーは初心者、未経験者が多いんですよ」とMASACOさん。「人前に出て歌うことに目覚めてしまえば、誰でも楽しめます。日頃は控えめな印象の人が、ステージでは誰よりも輝くこともあります」
活動自粛、メンバー減少を経て
新型コロナウイルス感染症の流行で、2020 年からは活動を自粛。オンラインで練習を続けましたが、メンバーが一体となって歌うのがゴスペルの魅力。集まって声を出して歌えない環境は、活動に大きく影響しました。
思うように練習できず、歌声を披露する場も失われ、メンバーは徐々に減少。一時は 10 人程度となり、「本当にきつかった」とMASACOさん。活動の再開とともに、イベント出演時に勧誘したり、ゴスペルの無料体験会を開いたりしながら、少しずつメンバーを増やしてきました。
活動の大きな柱の一つが 4 年に 1 度のライブ「THE LIGHT」。今回、8 年ぶりの開催が、結成 20 周年と重なりました。ゴスペルの定番曲から、J-POPなど親しみやすい曲まで、メンバーたちは日々、練習を重ねています。
親子で、世代を超えて
ライブへの期待が高まる一方で、活動資金の工面には頭を悩ませています。慢性的な資金不足に、コロナ下の活動自粛が追い打ちをかけ、「衣装も 10 年以上リニューアルできていません」。
今回のライブでは「みんなで一緒に歌える喜びを感じたい」という思いに加えて、「歌声の力で、高知をもっともっと元気にしたい」と考えています。MASACOさんは「 8 年ぶりの開催、20 周年記念だからこそ、お客さんも一緒になって精いっぱい楽しみたい」。運営費用や衣装、演出に必要な資金を集めるため、クラウドファンディングへの挑戦を決めました。
MASACOさんはこの夏、「高知キッズクワイア」を結成しました。メンバーの子どもたちを中心に、年長児から中学生が参加。高知でもゴスペルが根付いてきたと、手応えを感じています。
「私にとってゴスペルは人生そのもの。これまで応援してくださった方に感謝しながら、これからも親子で、世代を超えて歌い続けていきます」
20周年記念ライブ「THE LIGHT」は 2025 年 2 月 15 日、高知市九反田の市文化プラザ「かるぽーと」で開かれます。 (森本裕文)
クラウドファンディングの目標額は 50 万円。12 月 31 日まで受け付けています。詳しくはこちらから
「EINEE高知」は高知県内の地域振興の取り組みを支援するクラウドファンディングです。四国銀行、READYFOR、高知新聞社の 3 社が運営しています。