2024年、高知の子育て世代がよく使った言葉、印象に残った言葉は?「ココハレ流行語大賞2024」が決定しました!
高知で子育てをするお父さん、お母さんにとって、2024 年はどんな 1 年だったでしょうか。
ココハレでは今年も「ココハレ流行語大賞」を企画しました。
キーワードは「高知」「子育て」。高知の子育て世代がよく使った言葉は?印象に残った言葉は?
読者の皆さんからの声、ココハレサポーターズの選考会議の模様をご紹介します!
目次
ココハレ流行語大賞2024・ノミネートは「高知」「子育て」にちなんだ10語
「ココハレ流行語大賞 2024 」のキーワードは「高知」と「子育て」。ココハレ編集部が 1 年を振り返りながらノミネート語を決定しました。
あんぱん
2025 年春から始まるNHKの朝ドラ「あんぱん」が 9 月、高知県内でクランクインしました。主演は今田美桜さんと北村匠海さん。「人気俳優が高知にやって来た!」と盛り上がりました。
- 親子で大好きなアンパンマンのやなせさんご夫婦の話なので、今から楽しみで仕方ないです!( 37 歳お母さん)
- 子どもが「アンパンマン」とうまく言えず、「あんぱん、あんぱん」と言っています( 31 歳お母さん)
ドン・キホーテ
「ドン・キホーテ」とは日本最大級のディスカウントストア…と言われましても、近くにないのでいまいちピンときていなかった高知県民。
お店がないのは全国で高知だけだったそうですが、5 月に出店が明らかになりました。2025 年 1 月にオープンする計画のようです。
- ついに高知にできると思うと楽しみです。日用品をお得に買いたい( 38 歳お母さん)
- やっっっっと開店が見えてきて、もう前を通るたびソワソワしてます…笑( 33 歳お母さん)
Bling-Bang-Bang-Born(ブリン・バン・バン・ボーン)
1 月にリリースされたCreepy Nutsの楽曲。テレビアニメ「マッシュル-MASHLE-」の第 2 期オープニングテーマです。
とにかく流れた!ダンス動画もはやった!
早口で難しい歌詞を幼児もノリノリで口ずさみ、園や小学校の運動会などでも使われる浸透ぶりでした。
- 最近 2 歳になった息子がめちゃくちゃ気に入って、ずっと踊ってます( 39 歳お母さん)
- 子どもがエンドレスで歌い、踊り…耳にこびりつくレベルでわが家でも流行しました( 33 歳お母さん)
小学校の先生7割辞退
2025 年度採用の小学校教諭について、高知県教育委員会が 10 月、合格通知を出した 280 人のうち、既に 7 割以上が辞退したと発表しました。先生の長時間労働などの問題から、全国ニュースにもなりました。
辞退の背景には高知県の採用試験が他県に比べて早いという点はありますが、子どもを小学校に通わせていると、「先生の不足」は肌で感じるところです。
- 新聞の見出しがとっても衝撃的だったのでよく覚えています( 40 歳お母さん)
- 県外の方からすごく心配されました( 43 歳お母さん)
金メダル/櫻井選手、清岡選手
「2024 年の夏はパリオリンピックの応援に燃えた」という人も多いのでは。高知県出身選手として 92 年ぶりに金メダルに輝いたのがレスリングの櫻井つぐみ選手と清岡幸大郎選手。
9 月には凱旋(がいせん)パレードが行われ、たくさんの県民が祝福しました。
- 2人とも金メダルに感動!( 27 歳お母さん)
- つぐみちゃんを家族で応援しました。金メダルを取った瞬間、もうわが子のことかのように喜び、うれし涙が出ました( 31 歳お母さん)
おかあさんといっしょ65周年
幼児のいる家庭の朝と言えば、Eテレの「おかあさんといっしょ」。2024 年で放送 65 周年を迎え、スタジオ収録の裏側を伝える特番などが放送されました。
10 月の「おたんじょうびウィーク」が放送され、歴代のお兄さん、お姉さんが登場。コロナで子どもを入れた収録が難しかった頃の「ゆういちろうお兄さん、あつこお姉さん、あづきお姉さん、まことお兄さん」の回も実現。SNSで盛り上がりました。
- 子どもがよく見ています。高知公演に当選し、見に行きました( 23 歳お母さん)
マイコプラズマ肺炎
子育てで避けては通れない感染症。2024 年はマイコプラズマ肺炎が全国的に増え、高知県内でも 5 月から増加傾向が続きました。
風邪のような症状ですが、熱と咳が長引くのが特徴。ココハレでおなじみの小児科医・吉川清志先生によると、「『肺炎』という病名なので驚くかと思いますが、過度に心配する必要はありません」「『ちょっとひどい風邪だな』と感じた場合は受診を」とのことです。
はいよろこんで/ギリギリダンス
こっちのけんとさんの楽曲で、5 月にリリースされました。「ギリギリダンス、ギリギリダンス」が耳に残りますが、楽曲名は「はいよろこんで」。
こちらもダンスが話題となり、子どもたちがよく踊っていました。
- 私がハマって歌ってます!( 30 歳お母さん)
- 娘が「ブリン・バン・バン」と「はいよろこんで」を学校から持ち込みました。永遠リピしてます( 36 歳お母さん)
- 子どもたちはよく覚えているなぁと感心。大人は歌えません( 41 歳お母さん)
南海トラフ地震臨時情報
8 月 8 日、宮崎県南部で震度 6 弱の地震が発生。「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が初めて発表され、日常生活を継続しつつ警戒するように呼びかけられました。
高知はちょうどよさこいの時期。宿泊施設で観光客の予約キャンセルが急増し、イベントの延期も相次ぎました。
- 発表されてから毎日が本当に怖かったです。赤ちゃんのために備える物は多く、日頃の備えがいかに大切かを知るきっかけになりました( 27 歳お母さん)
- スーパーやドラッグストアから水が消えたことに驚きました( 38 歳お母さん)
- 子どもたちの防災意識が高くなり、避難グッズの見直しをしたり、災害時の避難行動の確認をしました( 36 歳お母さん)
物価高(令和のコメ騒動/うまい棒値上げ)
2024 年もニュースを見れば値上げの話題。「またか…」と慣れてしまった感もありますが、家計が圧迫されていることは間違いなく…。
夏に全国で騒がれたのが「コメ不足」。猛暑による高温障害で 2023 年産の米の流通量が減ったところに、訪日客で需要が増え、さらに南海トラフ地震臨時情報で買いだめの動きも出て、「令和のコメ騒動」とも言われました。
- ネットで購入していたお米が値上がりし、売り切れで買えなくなった( 38 歳お母さん)
- とにかく高い!何もかも高い!( 27 歳お母さん)
- 物価高で子どもの遠足のお菓子が少ししか買えなくてかわいそうです( 43 歳お母さん)
ココハレサポーターズも2024年を振り返り
サポーターズによる選考会議は 12 月 9 日に開催しました。
「Bling-Bang-Bang-Born」は皆さんやはり、「子どもにめっちゃ聴かされた!」。「園まで車で 20 分、毎日ずっとブリン・バン・バン」「『もう 1 回』『もう 1 回』って何回も!」という声も。
音楽好きの上野萌栞さんは「楽曲のレベルが高くて、しかも子どもが聴いて気持ちいい」。自然に口ずさみたくなる、癖になる歌詞は「令和の寿限無みたいな感じ!」。
田中美湖さんは「ドン・キホーテ」。「大学時代、家族へのおみやげをわざわざドンキで買っていた」そう。
オープンが楽しみですが、「前の道、絶対渋滞するよね」「高知の人って新しいもの好きだから」。
ひとしきり盛り上がった後、「ちょっと落ち着いてから行ってみよう」となりました。
「南海トラフ地震臨時情報」を選んだのは坂本朱理さん。夏休みだったため、家で留守番をしていた小学 3 年生の長男をどうするか、家族で悩みました。
「もし地震が来たら…と思うと、息子を 1 人にはさせられない。仕事を調整したり、おばあちゃんに預かってもらったりしてしのぎました」
「そもそも、普段から意識していないといけないよね」との声も上がりました。
尾森沢智さんが選んだのは「物価高」。「うまい棒の値上げはあんまり…ですけど、石油製品!おむつに始まり、ガソリンも!灯油も!」
農業を営む尾森さん。「令和のコメ騒動」には「米農家が減り続けているのは今始まった問題じゃないですよね」。米も野菜も作る人がいるから、食卓で味わえます。
「農業の問題は農家だけでは解決できない。国として『食』をもっと大事にしてほしいです」
「あんぱん」を選んだのは甲木彩美さん。朝ドラで高知が盛り上がるのも楽しみですが、「10 カ月の息子がアンパンマンにはまって、『あんぱん!』『あんぱん!』って」。
子育て前は「アンパンマンのグッズは別に要らないかな」と思っていても、皆さん口をそろえて「絶対通る!」「やっぱり買っちゃう!」。
「あんぱん」でアンパンマンはどう描かれるでしょうか。
最後に、松本容子さんが挙げたのが「小学校の先生7割辞退」です。
松本さん自身が中学校教員ということもあり、「小学校の先生、特に低学年の担任は子どもにずっと付きっきりだし、授業の準備も大量の宿題チェックも、本当に大変!」。
「先生もしんどいけど、年度途中で先生が辞めちゃったら、子どももしんどいよね」「先生を支援することが子どものためになる」「保護者として、地域としてできることはもっとあると思う」と語り合いました。
「ココハレ流行語大賞2024」に輝いたのは…?
いよいよ、結果発表!
「ココハレ流行語大賞 2024 」に輝いたのは…!
「Bling-Bang-Bang-Born」「南海トラフ地震臨時情報」です!
「Bling-Bang-Bang-Born」は読者投票で第 1 位。2023年の「アイドル」と同じく、子どもが園や学校で聞いてくる→家で歌ったり、踊ったりする→園や学校の行事でも流れる→親も覚えて歌えるようになる、という子ども発の流行の王道を行きました。
「南海トラフ地震臨時情報」は、高知県民として「日頃の備えをあらためて意識した」という意味でも、2024 年のトピックとして覚えておきたい言葉となりました。
サポーターズの皆さん、そして読者投票に参加してくださった皆さん、ご協力をありがとうございました!
「おいっす!」「なんちゃらこんちゃら」「出てないよぉ」…「わが家の流行語」もご紹介!
最後に、読者投票で募集した「わが家の流行語」をご紹介します!
ムイムイ
2 歳の長男が虫にどハマり中。1 歳の次男にも伝わるように家庭内では「虫」ではなく「ムイムイ」と呼んでいます( 31 歳お母さん)
出てないよぉ
2 歳の長女がうんちをした時に毎回言うので、みんなで口ずさむようになった。出てても出てなくても「出てないよぉ」( 27 歳お母さん)
ちろぴの
小学 1 年の長女がハマり、サプライズでちろぴのルームのカラオケに行ったら大喜びでした( 41 歳お母さん)
※ちろぴのは「ちろる」と「ぴの」。男女 2 人のYouTuberでゲームの実況をしています。
まいっか、まいっか、まぁいっかー!
いろいろ困難にぶちあたることもあるけど、深刻に捉えず、前向きに物事を進めていくための言葉として、「まいっか」にリズムをつけて伝えてみると、思いのほか子どもたちにヒット。5 歳長男は「今日は雨だけど〜、まいっか、まいっか、まぁいっかー!」など話すようになった( 42 歳お母さん)
だん
まだ言葉を流ちょうに話せない息子が最初に発した言葉が、大好きな「だだんだん」の「だん」でした( 32 歳お母さん)
チンチャ!?テーバ!
私が韓国ドラマにハマったことが大きく、子どもたちにも「チンチャ!?」(マジで!?)、「テーバ!」(やばっ!)と単語が流行りました( 40 歳お母さん)
サバゲー
「サバゲー行くで!」と言うと、すぐに遊んでいたおもちゃやゲームを片付け、準備して、「早く早く」とせかされるほど。家族全員がハマる、なんてことは初めて( 33 歳お母さん)
新生児って寝るものじゃないの?!
新生児は 1 日中寝てるイメージがあったのに、いざ子育てが始まってみると…まぁー泣きます(笑)。 「新生児はいっぱい寝るって言ったの誰?!」と家族みんなでなりました。今となってはいい思い出です♪( 27 歳お母さん)
ダイマックス
父親と 3 歳長男が「ポケモンGO」にハマり、散歩しながらポケモンを集めたり、バトルをしたりと楽しんでいます。ポケモンの名前を覚えることも早く、母は教えてもらってます( 29 歳お母さん)
※ダイマックスは特定の場所でポケモンたちが巨大化する現象です。
ネイル
5 歳の娘が爪をはぐ行為をなかなかやめられなかったけど、おしゃれに目覚めて週末のネイルのために、爪はぎを卒業できた。そして、ネイルやメイクにどっぷりハマっている( 39 歳お母さん)
ダンダダン
YouTubeの影響で子どもたちが知ったらしく、ドキドキしながら見てます。私はなぜか『ダダンダン』と間違って、いつも子どもたちにつっこまれてます…笑( 43 歳お母さん)
※ダンダダンは「少年ジャンプ+」で連載中のオカルティック怪奇バトル漫画。テレビアニメも放送されています。
おいっす!
夫と 3 歳息子さんの合言葉になりました。幼稚園では使ってないようで、人を選んで話すようになったんだなと感動してます( 33 歳お母さん)
モアナ
「モアナと伝説の海 2 」が公開されるとあって、番宣のたびに「モアナ!」と、3 歳の娘がうれしそう( 23 歳お母さん)
ハッピー
私が疲れた表情でいると、2 歳の子どもが「ハッピー」と話しかけてくれて、笑顔になります。家族でよく言うようになりました( 37 歳お母さん)
なんちゃらこんちゃら
小学 3 年の次女がしょっちゅう使う。よく覚えてない言葉もこれで済ませている…( 46 歳お母さん)
むし、バンバン
小学 1 年の娘がNHKの「ヴィランの言い分」というちょっとコアな面白い番組にハマってます。虫歯菌役を須田亜香里さんがやっていた時に、アイドルの時のように「むし、バンバン♡」と唱えていて、「かわいい」と一緒に言いまくり&録画再生しまくり( 40 歳お母さん)
推し
小学 5 年と 2 年の娘たちにアイドルやアニメなどで推しがいるらしく、「私の推しが…推しの色が…」などとよく話をしてるのを聞きます。成長を感じてます( 41 歳お母さん)