2025年、高知の子育て世代がよく使った言葉、印象に残った言葉は?「ココハレ流行語大賞2025」が決定しました!
2025 年もあと少し。高知で子育てをする皆さんにとって、今年はどんな 1 年でしたか?
ココハレ恒例!「ココハレ流行語大賞」を今年も発表します!
「高知」「子育て」をキーワードに、読者の皆さんから流行語の候補を募集。ノミネート語を決め、ココハレサポーターズが選考しました。寄せられたエピソードとともに、2025 年を振り返ってください!
目次
ココハレ流行語大賞2025・読者が選んだ10語がこちら
「ココハレ流行語大賞」のキーワードは「高知」と「子育て」。
2025 年は 11 月に行ったカレンダープレゼント応募に併せてアンケートを実施。高知のお父さん、お母さんから寄せられた言葉の中から、ノミネート語 10 語決定しました。
ほいたらね/たまるか
NHKの連続テレビ小説「あんぱん」でよく流れた土佐弁。ヒロイン・のぶを演じた今田美桜さんの元気な「たまるか!」が朝のお茶の間に流れました。「ほいたらね」は締めくくりのナレーションでした。
- 朝ドラを子どもと見ながら最後に一緒に「ほいたらね」を言ってました!
- 3 歳の娘が「あんぱん」を見て覚えたのか、「ほいたらね」をやたら使っていました。
- 「たまるか」は子どもが面白がって使っていました。子どもが使うとかわいいです。
あんぱん
「あんぱん」は 2024 年に続いてのノミネート。放送前から関心が高かったんですね。
- 「あんぱん」をきっかけに娘(当時 1 歳 5 カ月)が「あんぱん」の言葉を覚え、ドラマのオープニングが流れるたびに「あんぱん!あんぱん!」と大興奮でした。そこからアンパンマンも大好きになり、今ではアンパンマンミュージアムに往復1時間半かけて週 1〜2 回通うほどです♪
- 今年は子どもと朝ドラを見るのが日課になりました。娘は保育園で「はちきんおのぶみたいやね!」と言われたそう。(笑)
エッホエッホ/○○って伝えなきゃ
「エッホエッホ」はオランダの写真家が撮影したメンフクロウのひなの写真から生まれました。
ひなが懸命に走る動画に「エッホエッホ」「○○って伝えなきゃ」というネタが大喜利のように加わり、SNSやインターネットでバズるミーム(コンテンツ、拡散現象)となりました。
- 子ども 3 人がずーっと「えっほ、えっほ」と言いながら家の中をぐるぐる歩いていました。
- ゴールデンウィーク中、高知県警の交通安全の電光掲示板に「エッホエッホ」が出て、家族で大笑いしました。
かわいいだけじゃだめですか
アイドルグループ「CUTIE STREET(キューティーストリート)」の楽曲。「かわいいだけじゃだめですか」はサビ前の決めぜりふです。
- 娘が歌いまくってます。男子も替え歌にして歌いまくってます。私は「もちろんいいよー」と相づち打ってます、はい親バカ上等!!です。
- 長女が毎日のように言っていました。「かわいいだけじゃだめですよ」と返していました。
トゥントゥントゥンサフール
「トゥントゥントゥンサフール」は「イタリアンブレインロット」という生成AIで作られたキャラクターの一つ。木に手足が生え、目玉はぎょろっとしていてちょっと不気味です。
「トゥントゥントゥンサフールに恋している」という歌も小学生の間で大流行しました。ココハレ編集部員は子どもが突然、「チンパンジーニ・バナニーニ」と呪文のように唱えるようになり、認識しました。
- 子どもが朝から晩までずっと言っていて、早口言葉かと思っていました。
- 子どもたちの会話の中で、どうにも聞き取れない言葉がありました!が、だんだんと覚えてくるもので、さらにはお店でグッズを見つけたりして、今はもう子どもたちよりも親のほうが見つけたらうれしくなってます!
イイじゃん(ビジュイイじゃん)
「イイじゃん」はボーカルダンスユニット「M!LK」が 3 月にリリースした楽曲。親指を立ててのキメ顔、メンバーの佐野勇斗さんがテレビでやっているのをよく見かけました。
- 子どもが使いまくりです!私がちょっとでもお化粧すると、「お母さん、今日、ビジュいいじゃ~ん!」って言われます。(笑)
- 5 歳の娘が好きで、最近ず〜っと「曲をかけて」とリクエストしてきます。特に佐野勇斗さんが好きで、テレビに出ると釘付けになってみています。早くも推しメンができたようです。
ラブブ
中国の玩具大手「泡泡瑪特(ポップマート)」が作ったキャラクターで、世界中で大ヒット。「北欧の森にすむ小さなモンスター」という設定で、関連グッズは争奪戦となりました。
- ラブブを見つけるたびに、子どもが「ままラブブ!」と叫んでいます。
- 子どもに「ラブブの人形が欲しい」と言われ、何も分からず、「いいよ」と言ってしまいました!買いに行って値段にびっくり!あんな小さい人形なのに!(笑)
ミャクミャク
大阪・関西万博の公式キャラクター。登場時は「不気味」「気持ち悪い」とさんざんな言われようだったのに、開幕後に盛り上がった万博とともにすっかり人気者となりました。
今さらですが、ミャクミャクの赤い部分は「細胞」で青い部分は「清い水」。なりたい自分を探して形を変えていて、今は人間をまねた姿なんだそうです。
- 万博があったし、あのビジュアルは忘れられない。
- やっぱり万博!行きたいと思った時には既に遅く、申し込みもできませんでした。
ボンボンドロップシール/シール帳
「ボンボンドロップシール」はぶっくりとした立体感のあるシールのこと。文具メーカー「クーリア」が販売しています。
幼稚園から小学校低学年の子ども向けに開発されたそうですが、かつてシール交換にはまった「平成女児」に刺さり、親世代にも流行しています。
- 小学生女子でシール帳が流行り、シール帳もボンボンドロップシールもお店から消えました。手に入らないけど、みんなが持っていて、ネットでも高値。子どもはシール帳を見てニヤニヤしたり、貼る場所を変えたり、友達と交換したりして楽しんでます。
- あめとシールが合体した新しいシールが出たのかと思ってました!なかなか手に入らなくて、やっとお店で見つけた時はうれしそうに喜んでいました。
備蓄米
昨年は「令和のコメ騒動」がノミネートされました。今年は政府の備蓄米が販売され、高知県内のスーパーやドラッグストアでも長蛇の列ができました。「古古米」「古古古米」という呼び方もよく耳にしました。
- 子どもの離乳食を始める時に備蓄米を使おうかと思ったのですが、やはり普通のお米にしてしまいました。親は備蓄米です。
- お米の価格高騰を思い出す言葉で、「食べられなくなると困るね」と子どもと話し合いました。
ココハレサポーターズも2025年を振り返り
ココハレサポーターズによる選考会議は 12 月 9 日に開催しました。
吉川綾花さんが選んだのは「ほいたらね/たまるか」。「『ほいたらね』は高知県民なら普通に使うので、流行語になるんだ…と思いました」
今年は長女を出産して忙しく、「あんぱん」の視聴はまだ途中。「録画して一人時間にゆっくり見ている」そう。
「ネタバレOKなので、ネットで話題になったシーンを『これね』と答え合わせしながら見ています。私の『あんぱん』はまだ終わってません。今は嵩が美術学校に入学したくらいなので、あと 1 年くらいかかりそう(笑)」
中島舞さんは「あんぱん」。やなせさんの出身地である香美市在住ということで見始め、「夫婦ではまりました!」。
印象に残っているシーンは嵩の出征の場面。「母親の登美子さんの本音と深い愛情がようやく嵩に届いて、胸がぎゅっと締めつけられました」と振り返りました。
橋本麻耶さんは「トゥントゥントゥンサフール」を選びました。“キモキャラ”好きだそうで、テレビのニュースで偶然見かけた「トゥントゥントゥンサフール」が気になりました。
「ちょっと見かけただけだったので、調べようがなくて。中学生のお兄ちゃんに『茶色のさ、筒みたいなやつでさ、ぎょろ目で、こん棒持ってるの、何?』と試しに聞いてみたら、すぐ教えてくれました(笑)」
3 人の息子さんたちは思春期真っただ中。減りがちだった会話が「トゥントゥントゥンサフール」を機に増えました。末っ子の娘さんも気に入り、家族で楽しんでいます。
“キモキャラ”つながりで「ミャクミャク」を推したのが武本春香さん。開幕前から何かと話題になった大阪・関西万博が印象に残っているそう。
「ミャクミャクはずっと見ていると、かわいく見えてきました。最後はみんなに愛されるキャラクターになりましたよね」
横江冴さんは「ボンボンドロップシール/シール帳」。娘さんより先に自分がはまったそうで、さすが“平成女児”!
「インスタで流れてきて懐かしくて、長女に『かわいくない?』って勧めました(笑)。ボンボンドロップシールが品切れになってからは、動画を見ながら自分で作ってます。昔のシール帳も取っておけばよかった!」
ちなみに、ボンボンドロップシールが店頭から消えてほどなく、「シール作りに使う材料が 100 均から消えた」そうです。
「備蓄米」については全員が「やっぱり味が…」「お米を作ってくれてる農家さんに感謝」。物価高にも話がおよびました。
「スーパーでお会計したら、金額がこれまでの 2000~3000 円増しって感じ」
「最近、キノコも高くなったよね」
「モヤシの品切れが多くない?」
「安いお店を探したいけど、子連れでスーパーのはしごはしんどい」
ぼやきが止まりませんでした。
「ココハレ流行語大賞2025」に輝いたのは…?
それでは、結果発表です!
「ココハレ流行語大賞 2025 」はこちら!
「あんぱん」「ボンボンドロップシール/シール帳」です!!
「あんぱん」は「高知が舞台となった朝ドラ」ということで選ばれました。
「ほいたらね/たまるか」と迷いましたが、「言葉として一番聞いたのはやっぱり『あんぱん』」ということで決定。出演した俳優さんたちが高知を訪れたり、「あんパン早食い競争」が行われたり、「あんぱん」にちなんだイベントがたくさん催されました。
「ボンボンドロップシール/シール帳」は「親子で楽しめる」という点が高評価。「イオンのフードコートでママ友同士がシール交換を楽しんでいた」「男の子もママと一緒にシールを買っていた」という目撃談から、「高知でも流行ってる!」「ココハレ的にこれ!」と決まりました。
サポーターズの皆さん、そしてノミネート語選出や読者投票に参加してくださった皆さん、ご協力をありがとうございました!
「いっぱいやー♡」「そこに愛はあるんか」「でしょうね」…「わが家の流行語」もご紹介!
最後にお父さん、お母さんから寄せられた「わが家の流行語」を紹介します。
TikTok
- 10 歳の娘は学校の休み時間にTikTok、習い事の休憩時間にTikTok、家でもTikTok。娘から一番聞いた言葉でした。
アーパツアパツ
- 娘がノリノリでよく歌ってました。保育園でも大人気でした。
あるこう
- スーパーや朝の送りの際、子どもがトトロの「あるこーあるこー わたしはーげんきー あるくのーだいすきー」と歌って歩くのがかわいいです。
あんた、そこに愛はあるんか
- 子どもが「あんた」と言うので、「そこに愛はあるんか」と返してます。「あんた」とは呼んでほしくないです。
いっぱいやー♡
- お菓子をお皿にたくさん出して子どもの前に置くと、1 歳の末っ子の娘が目をキラキラさせて「いっぱいや〜♡」とうれしそうに喜んでいます。
でしょうね
- 子どもの話をきいて、「でしょうね」と答えることがとにかく多かったです。
ナルトダンス
- 暇さえあれば踊っています。わが子だけではなく、お友達も一緒に踊っているので今年の流行語はこれです。
ママ大好き
- おしゃべり大好きな 3 歳の長男が最近毎日言ってくれて、日ごろの疲れも吹き飛ぶくらいの癒やし効果があります。
みてみて
- 私も夫も相手によく見てほしい時や買い物に行った時に言うので、1 歳の子どもにもうつってしまったかなと思います。
ユナイテッドSC
- J3 に上がり、家族そろって週末は春野のホーム戦に行くことがわが家の習慣となりました。1 歳の娘もサポーターの方の応援を聞いてノリノリで応援しています。
よっちょれ よっちょれ
- 保育園の先生がよさこいチームに入っていたので、あちこちのお祭りで披露されるたびに家族で応援に行きました。「よっちょれよっちょれ見たいね〜」と鳴子を両手に、毎日のように言っていました。
恐竜
- 映画「ジュラシック・ワールド」の公開で、おもちゃ売り場に恐竜!恐竜!愛媛には動く恐竜!恐竜の進化は鳥!よし、動物園に行こう!図鑑買って!…と恐竜ざんまいの一年でした。
行ってきまぁす!
- 長男がこの春から小学校 1 年生。1 人で登校できるようになり、毎朝元気な声で「行ってきまぁす!」。母も元気に仕事に行けます。(笑)
風呂キャンセル界隈
- お風呂に入らず寝てしまった 6 歳次男や、夜更かししてなかなかお風呂に入らない 12 歳長男によく使ってました。
平成レトロ
- 平成がレトロと呼ばれるようになったか…と悲しくもあり、懐かしくもありです。
この記事の著者